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DAY 6-7:レバノン杉-ビブロス-ベイルート

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 3月9日、雨強し。
この日はレバノン山脈の中にあるレバノン杉を見に行く。このレバノン杉はマツ科の針葉樹で、硬い材質の上腐敗や虫に強い性質を持っている。そう、スギというがマツなのだ
 
 
このレバノン杉は、建築用材や船の材として優れていたため古代エジプトの時代から切り出されていった。その結果、かつてはレバノン全土を覆ってこの木は、今ではガディーシャと呼ばれる要綱2000メートルの地域に1200本が残るだけとなっている。
 
ベイルートからトリポリへと地中海を北上し山道に入ると、次第に雪模様に。しまいには標高2000メートルの目的地では吹雪になる。「いやーこんな雪の中杉を見に来たのは今日はあんただけだよ」お土産屋のおばちゃんがそう迎えてくれ、渓谷へのゲートを開けてくれた。
 
太ももまで埋まった雪をかき分け渓谷へと降りていくと、そこにはまっすぐ幹を伸ばしたレバノン杉たちが。まるで、年月が刻まれているかのような幹、一目でそれと分かる枝。誰もいない渓谷で雪がしんしんとと降り積もる中、見上げたレバノン杉は神々しかった。
 
3月10日、午前中ベイルートの街をうろつく。2月に風刺画事件で燃やされたデンマーク大使館を発見!なかなかの焦げようだ。ひっそりとしたオフィス街にあるこの場所にデモ隊が集まり火をつけていたなんてなかなか信じられない。
 
 
ベイルートの街は他にも内戦時代の銃創が残る建物が残っていたりするのだけど、街にはきれいなオフィスがならび道行く人はみなお洒落でとても長い間内戦をやっていた街だったとは思えない。むしろ戦争が日常化してしまうと、逆に危険な雰囲気すら漂わなくなってしまうのかもしれない。
 
午後は古代遺跡ビブロスへ。なんと、ここ byblosは現在確認されている世界最古の都市のひとつであり、聖書「bible」の語源となった街だという。それをきいただけでぞくっとくる。
 
遺跡は海に面して立てられており、ここからフェニキア人たちは大海原へと漕ぎ出した。後ろには雪を抱いた山々。そして目の前には真っ赤な夕日が沈む海。きっと、何万回も繰り返されたことが今日も起こっているのだろう。もしかしたら、今日の夕日は千何年か前のあの日の夕日とほとんど同じ色なのかもしれない。
 
 
そんなことを考えると、歴史のすごさを感じる。だってバイブルですよ、なんてったて聖書ですよ。聖書の名前の起源になったって、今はレバノンの一田舎町なここが、かつて世界の中心だったなんて哀愁を感じるなあ。歴史好きの僕にはたまらないぜ。
 
明日は、3泊過ごしたベイルートを後にし、「神々の楽園」バールベックを経由してシリアに戻ります。
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Written by shunsuke

2006年3月15日 @ 5:51 AM

カテゴリー: 2006/03 Middle East

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