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草津にて

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週末、群馬の草津温泉へ両親に会いに行く。数年前から両親は半分こちらに居を構え、僕も年に数回訪れている。まあ、もう実家みたいなものだ。今では正月家族で過ごすのもこちらになり、数年後には完全に草津に移り住みむことでこれまで僕が一番長く住んだ埼玉の家もなくなってしまう。僕は、もともとふるさとというものを意識したことはなかったが、これで完全になくなってしまうわけだ。両親の選択には賛同できるが、育った家がなくなってしまうのは、やはり寂しい。

草津の街は何度訪れても飽きることがない。独特の強酸性の湯が湧き出ている湯畑を底にして、すり鉢状に街が広がり、細い道が迷路のように坂道を作り出している。表通りには、昔から続く宿と土産屋が軒を連ね、町のいたるところに無料の公共浴場が旅人を迎えてくれる。湧き出る湯は日本一の量を誇り、ほとんどの場所で源泉かけ流し。江戸時代から湯治で知られていたことが示すように、身体への効能も高い。肌の弱い僕は、以前時間湯をやっていたことがあり、調子の悪い時はここに来て治していた。

夜、湯畑近くのそば屋にて夕食をとる。舞茸のてんぷらにそばビール、三連休の湯畑にはこれまで見たことないくらいの人であふれかえっていた。医者から見離された人たちがよりそって集まっていた山奥の温泉町が、今では日本でも有数の観光地となった。ここに集まる人は変われど、こんこんと湧き出る湯は変わらない。きっと、そのうち「草津に行く」のではなく、「ここに帰る」と感じる日が来るのかもしれないな。

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Written by shunsuke

2006年11月6日 @ 1:49 AM

カテゴリー: 旅行

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