人に学びて、自然とともに生きる

Never stop exploring, Keep your curiosity fresh

オーストラリアの干ばつに思うこと

leave a comment »

オーストラリアが史上最悪の干ばつに襲われているという(日豪プレスを参照)

このような話になると、最近はすぐ「地球温暖化が・・・」なんて説明がされるが、僕はいつもそれを疑問に思う。本当にそうなのか。

確かに、ここ200年余りの人類の急激な文明化、そして経済活動が地球の生態系に与えた影響は大きいと思う。それにあわせるように、大気中の温室効果ガスの濃度は上昇していったわけだ。

ただ地球が誕生して46億年、その間数え切れないほどの地殻や気候の変動があった。その結果、海がつくられ生命が誕生していったわけだ。では今世界中で起こっている変化がどこまで人間の経済活動によるものなのか。最近温暖化関連の話を聞く限り、その視点が欠けている気がする。

安形氏西田さんの話に間違いがなければ、地球規模での気候変動シミュレーションは盛んに行われているが、今のところの科学的な結論は「人間の経済活動と温室効果ガスの増加には相関関係があり、おそらく現在の気候変動にも何らかの影響を及ぼしているだろう」くらいでしかない。

まあ、それでも関係はあるだろうと僕も思う。いや、関係がないとは思いたくない。だって関係がないとしたら地球規模の気候変動なわけで人間に止められるようなものではないから。そうならば、この変動が人類の滅亡へのプロローグとなってもおかしくはない、かつて恐竜が滅びたように。

昔読んだ手塚治虫の「火の鳥」で、高度に発達したナメクジが人類に似た文明をつくりだしたという話があった。たしかナメクジたちは核兵器に似た兵器によって絶滅するのだが、これを人類へのアンチテーゼと捉えていただろう手塚先生も気候変動は予想できなかったのだろう。恐竜は化石で繁栄の跡を残したが、ナメクジのように骨がなければ化石も残らない。

僕らにとって大切なのは人間が生きていくこと。だが、地球の自律的な作用にせよそうでないにせよ、今起こっている気候変動は人類に影響のある変化に違いはない。

水、食糧、生物資源。気候変動で私たちの生活は一変するだろう。どんな未来が待ち受けているのかわからないが、森林を残していくことという視角から僕はなんらかの一助になりたいと、ここ数年思ってきた。果たして、我々はナメクジになってしまうのか。

ちと話がずれるが、先日日本の森林を憂いていた先生の遺稿が出版された。柳幸広登著『林業立地変動論序説 -農林業の経済地理学-』(日本林業調査会)

遺稿をまとめた人たちには見慣れた名前が並んでいる。みな、多忙な毎日の時間を削って遺稿を本に仕上げたとのこと。仕事を始めて半年あまり、すっかりアカデミックな議論をすることもなくなっていた。ちょっぴり反省。まずはこの前返ってきた論文の修正に手を付けよう。

広告

Written by shunsuke

2006年11月19日 @ 2:57 AM

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。