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カワイルカの絶滅

with 2 comments

日経の夕刊でヨウスコウカワイルカが絶滅したらしいとの記事を読んだ。
こういうニュースは残念、いや悲しい。

六年前にラオスにいたとき、メコン川唯一の急流地域、シーパンドンでメコンのカワイルカを目の前で見ることができた。今そのメコン川も雲南省での電力供給増加のためのダム開発、大型船通行のための浚渫により生態系の悪化が懸念されている(詳細はメコンウォッチHPを参照)。

人間は自然をコントロールできる、今の自分たちには不可能なことなどない。今の中国にはそんな傲慢な姿勢が感じられる。三峡ダムしかり、南水北調しかり。

自然の摂理を人工的に捻じ曲げて、その後には何が残るのだろうか?もちろん、経済発展によってより多くの選択肢を手にする権利は誰にでもある。ただ、そのスピードがいささか早すぎるんじゃないかな。やっぱり適当なバランスが大切なんだと思う。

結局、人間も生態系の一部、自然と決別しては生きられない。いつかあの国は痛い目にあう。これまで雲南、北京、陝北、四川と中国の人々と自然を見てきたけれと、このニュースを聞いてそう思った。

以下、ニュースの転送

中国の長江(揚子江)だけに生息する珍しい淡水イルカのヨウスコウカワイルカ(バイジー)は絶滅したといえると、中国や米国などの研究グループが14日、明らかにした。

日本の研究者も加わり、11月から12月、6週間かけて長江で延べ3500キロにわたって大規模な調査を行ったが、1頭も発見することができなかったという。

バイジーは、数百万年前から生息していたとされる小さな目の白いイルカで、中国では「長江の女神」と呼ばれた。1980年代初めには約400頭が生息していたとされるが、1997年の探査では13頭が見つかり、2004年には1頭の目撃報告があった。

グループは、長江の頻繁な船の往来がバイジーが餌をとる際の妨げとなったほか、餌の魚の乱獲や水質汚染が生息環境を悪化させたことが減少の原因としている。

こうした環境の変化は、長江で生息数が400頭以下まで減少しているとされるスナメリにも悪影響を与えているとみられ、同グループは「このままではスナメリは第2のバイジーになる」と警告している。

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Written by shunsuke

2006年12月14日 @ 11:21 PM

コメント / トラックバック2件

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  1. こういうニュースはとても辛いです。出来れば知らないままでいたかったと思うくらいです。
     
    今の中国は恐ろしいことになっていますね。広大さに甘えているのでしょうか。昔の日本は無知でした。でも、今の時代に無知でいることは出来ないでしょうし、それは罪なんですよね。

    裕子

    2006年12月15日 at 1:11 PM

  2. > ヒロコさんコメントありがとうございます。そうですね、広大さに甘えているというよりも「自分たちなら何とかできる」といった雰囲気といったところでしょうか。ただ、救いなのは、政府も「まずい」ということを理解はしていて、それを行動に移していることです。退耕還林政策がその一例かと思います。http://www.jica.go.jp/china/library/seitai/pdf/06.pdfそれでも、急速な経済発展にその対応が追いついていないというのが実情ですのようですね。それでも、中国の人々の中でも着実に「このままじゃいけない」と考えてそれを行動に移している人たちが増えてはきているような気がします。まあ、人口の絶対数が多いので一握りではありますが。

    Shunsuke

    2006年12月16日 at 10:30 AM


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