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DAY4-6: フンザ、変わっていくものと変わらないもの

with 3 comments

この9日間の旅で、僕はフンザに計4泊することができた。でも、その4日間ほとんど風邪をひいてしまっていた。なんとか日本を出て2日でフンザにたどり着いたものの、やっぱり移動がこたえたようだ。

なかなか歩き回れなかったフンザだったけど、景色は思い描いていた通りのものだった。緑の里に茶色の岩山、そして白い雪山に青い空。この4つの色がどれも際立っていて、ずっと見ていても飽きなかった。人間ってなんてちっぽけなんだろう。この風景を見て感じた気持ちは、初めて上高地に行った時に感じたものに似ていたと思う。人間は自然に敵わないなと、そう切実に感じた。

変わらない景色がある一方で、農業中心だったフンザの人たちの生活は50年前と大きく変わったように見えた。観光が村の大きな産業となり、トレッキングの途中で通った村の中心地区カリマバードの段々畑はほとんど耕されていなかった。かつて外界と切り離されていた村にも電気が通り、YouTubeだって見られるようになった。少し寂しい気がしながらも、観光客である僕は、観光客相手に仕事をしている村人がいるからこうして訪れることができるわけであって、そんな僕が観光客相手の仕事が増えたことで伝統的な生活様式が変わることを嘆くのはやっぱり自己満足な気がした。

フンザ最後の夜にイーグルズネストで出会った30歳くらいのガイドの言葉が印象的だった。

フンザの農業を支えている山から引いている用水は私たちの先祖が、多くの犠牲を払ってつくり守り続けてきたんだ。何十年、何百年かけて農業中心の生活をつくりあげてきた。それなのに、70年代以降道ができて多くの村人が他の場所へ移っていったんだ。今ではパキスタン全土にフンザ人は散らばってるんだよ。それとともにカリマバードのように観光で暮らしていくところも出てきた。僕を見てみろよ。毎日英語ばかり話して外国人相手に仕事をしている。「変わっちまった」そう嘆く人もいる。けど、僕はそれでいいと思う。時代とともにフンザは変わっていかなきゃいけない。そうやって僕らが新しいフンザをつくっていけばいいんだ。

多少時間が経っているので一字一句はっきりと覚えていないけど、たしかそんな内容だったと思う。きっと僕にできることはほとんどないけど、いつかそれが5年後になるのか10年後になるのかまた戻って来て、彼が描いていたフンザを見てみたい、そう思った。

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Written by shunsuke

2007年8月6日 @ 3:21 AM

カテゴリー: 2007/07 Hunza

コメント / トラックバック3件

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  1. おかえりなさい!!
     今、しゅんさんの旅の物語を読んだところです。
     旅って素晴らしい。写真、最高だった。 
     
     とにかく無事帰ってこられたみたいで良かったよ。

    momoko

    2007年8月6日 at 7:53 PM

  2. しゅんすけさん
     
    ご無沙汰してます!フンザに行ってきたんですね。
    フンザは一度行ってみたいところです。 写真本当に素敵。
    また会える日があったら、色々と旅について教えてください!

    Yukari

    2007年8月6日 at 8:20 PM

  3. >ユカリ久しぶり!ユカリもおかえりだね。フンザ、余計な説明がいらない美しさだった。今は名古屋にいるので、大阪行くことあったら連絡するよ。>mommoさんなんとか、無事帰ってこられました!9日間という短い期間だったのでどうなるかと思ってましたが、かえって短い時間の中の一瞬一瞬が印象深く焼きついています。忘れられない9日間でした。

    Shunsuke

    2007年8月8日 at 12:47 AM


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