人に学びて、自然とともに生きる

Never stop exploring, Keep your curiosity fresh

谷町筋を歩く

with 3 comments

先週末、仕事の都合で週末まで大阪に滞在することになった。
 
合間をみつけ秀吉が築いた大阪城周辺を歩いていると、筋と通という名前が目に付いた。地図を見ると碁盤目に道が作られていて、南北を貫く「筋」と東西にのびる「通」が町並みをつくっている。そうか、御堂筋の筋はこういう意味があったのか。wikiによると船場において「家々の間口の面した道」が筋の由来となったらしいとのこと。間口の面した「通」の両側は一つのコミュニティー(町)を形成しており、船場の町名は、「通」ごとにつけられていたという。商売人の住むコミュニティが通によって区切られ、その中に筋が各家々までつながっていたということのようだ。
 
大阪城からなんばに向けて谷町筋を歩く。すると、左手に近松門左衛門の墓があった。寺の中にあるわけでもなく、まるで町内会の掲示板のように案内が出ていて、それに沿って民家の脇を進むとひっそりと祠があった。こうして文化人の足跡がさりげなくあるのも上方ならではなのだろう。があった。地図を見てみると曽根崎心中の曽根崎は今では大阪駅のすぐそばだった。
 
歴史のある街を歩いて思うことは、その土地がたどってきた道の上に、そこに生きてきた人たちの足跡の上に地名があるんだなということ。学生時代に人工的につくられた町に長く住んでいたから余計に奥ゆかしい地名には趣を感じる。京都の上ル、下ルの地名にも驚いたけど、関西の地名は奥深い。改めて思えば、長い間日本の中心は関西だった。日本の歴史の中で東京が中心になってまだ400年しか経ってない。
 
そう考えると市町村合併で誕生した新しい地名には土地の歴史のかけらも感じないものが多い。自分たちが先祖から脈々と受け継いできたものをそんな簡単に捨ててしまっていいのだろうか。この先どこに住むことになるのかわからないけど、恥ずかしくてあまり年賀状に書きたくないような地名には住みたくないな。
広告

Written by shunsuke

2007年11月28日 @ 10:03 PM

カテゴリー: 旅行

コメント / トラックバック3件

Subscribe to comments with RSS.

  1. 確かに。
    京都も大阪も住んだ事あるけど、
    あそこには文化と歴史が根付いてると思うよ。
    良くも悪くもね。

    Masahiro

    2007年11月29日 at 7:47 PM

  2. 大阪に行って感じたことは、橋のついている地名が多いなということ。
    河と共に歴史があるんでしょうね。

    yoko

    2007年11月29日 at 8:46 PM

  3. > Matsu
    そういえば、まつも関西だったね。
    大学時代にお世話になった人が京都の人が多かったんだけど、
    京都と大阪に行って"みやび"の意味が初めてわかった気がするよ。
    地名そのものから"みやび"だし。
    いつか歴史のある街に住んでみたいね。
     
    >はなふぶき
    コメントありがとう。
    たしかにそうだね。橋以外にも船場なんてまさにそのものだもの。
    ひとつの地名から、それぞれの土地に息づく過去から脈々とつながるものを呼び覚ますことができる。
    そんな感性と想像力は失わずにいたいね。

    Shunsuke

    2007年11月30日 at 11:55 PM


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。