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キラキラの国インドネシア

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3年半ぶりのインドネシア。まだ感覚が残っているうちに感じたことを書いておこうと思う。

インドネシアはキラキラの国。一つの国の文化や慣習などをその国の言葉一言で表すとしたらインドネシア語で「だいたい」を意味する「キラキラ」が一番ぴったりだろう。たとえば中国は「没有」(昔のイメージを持ちすぎかも)、タイは「マイペンライ」だと思う。日本は回りに配慮することが求められるという意味で「すみません」かな。

国の役所に行っても、入る部屋の時計がどれもだいたい30分くらいずれている、そんな感じのよく言えば大らか、悪く言えば適当な国。そしてなにより土地が豊かな国だ。ジャワ島は12.7万平方キロに約1憶2千万人が住んでいる。人口密度ほぼ1000人/平方キロ。日本の3分の1以下の国土に同じ人口が住んでいることになる。

逆の言い方をすると、それだけの人口を養うことができるほど土地が豊かだということだ。火山がもたらした栄養分の高い土、東ジャワのボゴールでは4000mmを超えるほどの降水量、そして湿潤熱帯の一年中安定した高温。ジャワとスマトラ以外はまた変わってくるけれど、これほど植物が生育するためのすべての条件を持っている土地はなかなかないだろう。事実、ジャワ島やバリ島では昔から人口過密で100年以上前から移民政策がとられてきた。

今ではそんな植物にとっての楽園をめぐって土地の奪い合いが起きている。人間が入り込む前は熱帯雨林に覆われていた土地が、人間の手によって姿を変えられ、主食のコメのほか、キャッサバなどの食糧生産、コーヒーやゴムなどの商品作物、植物油生産のためのオイルパームプランテーション、木材資源確保のための産業植林。ジャングルはそれらの用途のために姿を変えていった。

世界の人口はどんどん増えているけれど、埋め立てとかは別として地球上の土地はこれ以上増えることはない。太陽エネルギーと水、そして養分があれば育つ植物は地球上で数少ない再生可能なエネルギーだ。増加し、消費が増え続ける食物、原料、エネルギーを供給するために、その土地をどう使い、また元の姿を守っていくのか。その土地が肥沃であればあるほど、50年後、100年後を考えて土地と人々と向き合っていく必要がある。そしてそのことは当事者だけの責任でなく、地球上すべての人類と生物に対する責任でもあると思う。

 
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※ジャカルタのホテルより。都会のど真ん中でも土さえあれば30mくらいの高木がにょきにょき生えている
 
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※キャッサバ畑。家の裏庭のホームガーデンで栽培中
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※木材生産のためのアカシアの造林地、スマトラでは2年で8メートルくらいになる
 
今回はそれぞれ別の組織から来た7人のチームでの行動ということもあり、勉強になることが多かった。「君は頭でっかちだねえ」今回の滞在の間よく言われたのがこの言葉。何度もカチンと来たけど、それはきっと図星だからなんだろう。

いくら自分が机上で考えていても、現実の土地、文化、そしてそこに暮らす人々のことを自らの経験を通じて知らないと何もできない。自らの経験則でそう言われたら、現場を知らない人間は何も言い返せないなあ。自分には現場で汗をかいた経験が必要、そのことを痛感した。やっぱり、自分の足で歩いて、目で見ないと。

農村開発において自分がどこの場所に立っていたいのか、現状としていち企業として何ができるのか、そして今自分に何が足りなくて、何をこれからすべきなのか。これから先の道がおぼろげながら見えてきたかな。

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Written by shunsuke

2008年10月27日 @ 12:12 AM

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