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Archive for 1月 18th, 2009

DAY2: 混沌の街、ダッカ

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僕にとってバングラデシュは小さい時から気になっていた国だった。「バングラデシュの子どもたちは食べたくても食べられないのよ!」小さい頃食卓に出されたものを残そうとすると、毎回母の口から「バングラデシュの子どもたち」が出てきたのだ。当時、世界中に飢餓に苦しむ国はいっぱいあったはずで、なぜバングラデシュだったのは知らなかったが。
 
後日聞いたところ、ジョージハリスンが開いたバングラデシュ難民救済コンサートが強く心に残っていたからだとのことだった。ともかく僕にとってバングラデシュとは、若干の留学生の知人たち、そして飢えた子どもたちとの印象しかない場所だった。
 
そんな国に降り立ち、空港を出るとそこは人、人、人。事前に聞いていたとおり人だらけ。途上国では昼間から何をしているかわからないような人が多いけど、ここはこれまでのどこの国よりも人の数が違う。
 
 
考えてみれば、バングラデシュの人口密度は1000人/km2、ジャワ島と同じくらいで、日本の三分の一くらいの国土に日本よりも多い1億4千万人がくらしているのだ。そりゃ、人だらけなのも仕方ない。裏を返せば、それだけの人を養えるほど土地が豊かだということになる。まさに黄金の国、ベンガル。
 
ダッカでお世話になったのはドエルハウス。以前大阪に留学していたご主人のブイヤンさんと、ダッカで針の仕事をしている康子さんが自宅の一角をゲストハウスとして提供している。閑静な住宅地にあり、居心地のいい空間だった。
 
ブイヤンさんに翌日のインド行きバスの話を聞き、カマラプール (Kamlapur) の鉄道駅に向かうと、コルカタ行きのほかにダージリン近くのシリグリまでの夜行の直行便もあるとのこと。迷ったけど、コルカタ→シリグリの列車の切符を購入していたことと、昼間にゆっくり土地を見たかったので朝7時発のコルカタ行きに決定。国境を越える鉄道もあるんだけど、土曜日のみ運行だった、残念。
 
ダッカ市内の道を行くのはサイクルリクシャ、そして乗っているとガタガタうるさいおんぼろタクシーとボロボロのバス。バスはどれも年代物で、どうしたらこんなに傷だらけになるのかがわからないくらい。そのほかはやたら人が道を歩いている。とりあえず、人が多い。
 

 
普通の道ではリクシャが2列になって走っているので、タクシーに乗ってもなかなか前に進まない。ましてや交差点ではそれに歩行者も加わってもう大混乱。ともかく人が多い。そして空気も悪い。
 
それに加えて年末に総選挙を控えていて、街のいたるところに候補者を書いた旗がロープに吊られていて、人々がシュプレヒコールを叫んで行進していた。何を言っているのかはわからないけど、みな何かを訴えているというより、音楽とコールに合わせてパレードするというかんじ。まるでお祭りだ。
 
 
そんなこんなで街を歩いていると、すぐに人が寄ってくる。暇人が多い上にツーリストが少ないからこれも当然かも。英語を話す人はほとんどいないけれど、ブイヤンさんから教わったベンガル語のフレーズを使うとみな大喜び。これだけツーリストにかまってくれる国は退屈しない。
 
夜は友人と久々の再会。語り合い、遅くに就寝。わずか半日だけのダッカだったけど、一週間くらいいたような疲れを感じた半日だった。

Written by shunsuke

2009年1月18日 at 10:25 PM

カテゴリー: 2008/12 Bangladesh & India

DAY1: バンコクトランジット

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バングラデシュとインドから帰ってから二週間、すっかり旅ぼけしていました。改めて、明けましておめでとうございます。
 
今回は出張から帰ってきて、2日後に出発という強行軍。いつもにもまして時間がなく、一睡もできずに出発の朝になった。結局仕事は全部片付けることができずUSBを持っていってバンコクで終わらす羽目に。出張が後ろにずれた結果とはいえ、これは反省です。
 
30分でパッキングを終わらせて、家から千葉駅まで早足で歩き汗だくになって成田空港行きに飛び乗る。みんなクールにスーツケースを抱えている中、冬山仕様のゴアテックスとバックパックに汗だくの僕、なんか視線が冷たいなあ。
 
バンコク行きSQは時間より前にテイクオフ。クリスマス前ということで、窓際にリースが飾ってあるのが印象的だった。
 
 
乗客はほとんどがタイに向かう日本人。同じ中華系でもやっぱり大陸とは違う。12月中旬の出張で久しぶりに一週間滞在して、服務が「サービス」になりつつあるのに驚いたけど、店側が押し付けでやっているサービスとの印象が強く、まだまだこういう細やかな気配りまでは及んでいない気がする。
 

 
 機中で書き損ねた年賀状を書き、映画を一本を見たらバンコク到着。バンコクでは大学の先輩であるHさんとひさびさにじっくり話す。5年勤めた会社を辞めて2年間勉強して転職し、この10月からバンコク駐在。自然体ってこの人のためにあるような言葉で、いつ会っても飾らない言葉で話が弾む。そして、いつ会ってもバランスとセンスがいい。
 
お互い勉強している時にアジ研で会ったりもしたけれど、いざ自分が仕事を始めてみて仕事をやめ勉強する決断がいかに難しくて勇気がいることかがわかってきた。Hさんの信念と努力、やっぱりすごい。快適な夜をありがとうございました。
 
翌日、Hさん宅の屋台で大好きなカオマンガイを食べ、空港に向かう。スクンビットでも30Bで食べられるのがうれしい。この独特なごはんとパクチ、そしてスウィートチリソースを食べると東南アジアに来たなあという気になる。
 
 
ダッカ行きタイ航空の乗客ほとんどがバングラ人。さすがにツーリストはほとんどいなかった。機中で隣になった英語の堪能なおっちゃんと話す。聞くとバングラ生まれだけど、今はオーストラリア国籍だとのこと。
 
 
「仕事を続けるために国籍を変えたけど、やっぱり故郷はいいよ」そう言いつつも、外国人として入国カードを書くときのおっちゃんの複雑な表情が印象的だった。そんな感じで国を出たいきさつ、祖国への思いを聞いていたらあっという間に着陸態勢に入っていた。 
 
さあ、いよいよ黄金の国、ベンガルだ。

Written by shunsuke

2009年1月18日 at 6:17 PM

カテゴリー: 2008/12 Bangladesh & India