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DAY2: 混沌の街、ダッカ

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僕にとってバングラデシュは小さい時から気になっていた国だった。「バングラデシュの子どもたちは食べたくても食べられないのよ!」小さい頃食卓に出されたものを残そうとすると、毎回母の口から「バングラデシュの子どもたち」が出てきたのだ。当時、世界中に飢餓に苦しむ国はいっぱいあったはずで、なぜバングラデシュだったのは知らなかったが。
 
後日聞いたところ、ジョージハリスンが開いたバングラデシュ難民救済コンサートが強く心に残っていたからだとのことだった。ともかく僕にとってバングラデシュとは、若干の留学生の知人たち、そして飢えた子どもたちとの印象しかない場所だった。
 
そんな国に降り立ち、空港を出るとそこは人、人、人。事前に聞いていたとおり人だらけ。途上国では昼間から何をしているかわからないような人が多いけど、ここはこれまでのどこの国よりも人の数が違う。
 
 
考えてみれば、バングラデシュの人口密度は1000人/km2、ジャワ島と同じくらいで、日本の三分の一くらいの国土に日本よりも多い1億4千万人がくらしているのだ。そりゃ、人だらけなのも仕方ない。裏を返せば、それだけの人を養えるほど土地が豊かだということになる。まさに黄金の国、ベンガル。
 
ダッカでお世話になったのはドエルハウス。以前大阪に留学していたご主人のブイヤンさんと、ダッカで針の仕事をしている康子さんが自宅の一角をゲストハウスとして提供している。閑静な住宅地にあり、居心地のいい空間だった。
 
ブイヤンさんに翌日のインド行きバスの話を聞き、カマラプール (Kamlapur) の鉄道駅に向かうと、コルカタ行きのほかにダージリン近くのシリグリまでの夜行の直行便もあるとのこと。迷ったけど、コルカタ→シリグリの列車の切符を購入していたことと、昼間にゆっくり土地を見たかったので朝7時発のコルカタ行きに決定。国境を越える鉄道もあるんだけど、土曜日のみ運行だった、残念。
 
ダッカ市内の道を行くのはサイクルリクシャ、そして乗っているとガタガタうるさいおんぼろタクシーとボロボロのバス。バスはどれも年代物で、どうしたらこんなに傷だらけになるのかがわからないくらい。そのほかはやたら人が道を歩いている。とりあえず、人が多い。
 

 
普通の道ではリクシャが2列になって走っているので、タクシーに乗ってもなかなか前に進まない。ましてや交差点ではそれに歩行者も加わってもう大混乱。ともかく人が多い。そして空気も悪い。
 
それに加えて年末に総選挙を控えていて、街のいたるところに候補者を書いた旗がロープに吊られていて、人々がシュプレヒコールを叫んで行進していた。何を言っているのかはわからないけど、みな何かを訴えているというより、音楽とコールに合わせてパレードするというかんじ。まるでお祭りだ。
 
 
そんなこんなで街を歩いていると、すぐに人が寄ってくる。暇人が多い上にツーリストが少ないからこれも当然かも。英語を話す人はほとんどいないけれど、ブイヤンさんから教わったベンガル語のフレーズを使うとみな大喜び。これだけツーリストにかまってくれる国は退屈しない。
 
夜は友人と久々の再会。語り合い、遅くに就寝。わずか半日だけのダッカだったけど、一週間くらいいたような疲れを感じた半日だった。
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Written by shunsuke

2009年1月18日 @ 10:25 PM

カテゴリー: 2008/12 Bangladesh & India

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