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DAY4: 線路は続くよ山の上まで

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朝、甘い香りで目が覚める。隣に寝ていたシッキムから来た彼がチャイを持ってきてくれた。素焼の器にティーパックを入れて砂糖のたっぷり入った熱いミルクを注いである。寝起きの身体に濃い目の紅茶がしみわたっていく。ティーパックなんだけどなんでこんなにおいしいのだろう。幸せな朝ですよ、ほんと。
 
 
9時前にダージリンの入口、NJP駅に到着。予約していたダージリン鉄道に乗り換える。海抜0mのNJP駅からダージリンまで100km弱の道のり、2,000mの高低差を8時間かけて登っていく山岳鉄道だ。レールの幅はインドの普通の鉄道の半分くらい(左が普通、右がダージリン鉄道)。だから別名トイ・トレイン、列車の中もおもちゃみたいにコンパクト。
 
 
列車は珍しく定刻どおりに出発。2等席で25Rp、50円くらい。蒸気機関車はもうNJP発には使っていないらしく、ディーゼル機関車だった。ちょっぴり残念。
 
トイ・トレインはベンガルの裏路地を縫うようにゆっくりと村々の中を進んでいく。スピードは早漕ぎの自転車くらい。だから、普通に歩いている人と会話ができてしまう。そして子どもたちはちぎれるくらい手を振ってくる。田舎のインドの暮らしを知るにはもってこいだ。
 
 
しばらく過ぎると自然保護区に入ってきた。左手にはイギリス植民地時代からのチークの森、右手にはうっそうとした森が広がっている。まだベンガルトラも住んでいるらしい。
 
 
ダージリンはインド人にとっても人気の観光地みたいで、トイ・トレインはインド人観光客で満席。南から来た人が多くて、外国人は僕一人。
 
 
物売りが来ると「これ食べてみろ、うまいぞ」とみんな僕に買ってくれる。インド人、人懐っこい。お皿もチークの葉でつくられていて趣たっぷり。
 
 
しばらくすると列車は次第に上りに入り、ダージリン、シッキムへと続く一本道に沿いながらよっこらせと登っていく。ちょくちょく道を横切るのだけど、もちろん踏切なんてない。
 
 
絵になるなあ。
 
 
極めつけはスイッチバック。急勾配を上るために何度も止まっては、どこからともなくおじさんがやってきて、ポイントを切り替えてくれる。そして前後逆になって再び列車は登り始める。まるで空まで続く線路を登っていくようにひたすら登る。
 
 
暗くなりかけた頃、ようやくダージリンに到着。腕時計が指す標高は2,085m、もちろん息は白い。山の中というよりも、すでに街は山の上だ。ふもとの人たちとは全然違う顔の人たちが僕らを迎えてくれた。
 
 
夜は列車の中で仲良くなったチェンナイから来た男5人組とダージリンティを飲み、キングフィッシャーで乾杯。歌って飲んでぐっすり眠る。 明日は早起きしてタイガーヒルに上ってカンチェンジュンガを眺めよう。
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Written by shunsuke

2009年1月21日 @ 9:14 PM

カテゴリー: 2008/12 Bangladesh & India

コメント / トラックバック2件

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  1. この汽車、いいですね。おもちゃのような小ささ、自転車のような速度。乗客は皆人懐こくて和気藹々。そんな8時間の旅。そんな一日を過ごしたら、なにかが生まれ変わるような気がします。今の生活と比べて。

    裕子

    2009年1月21日 at 11:46 PM

  2. > ヒロコさんこの汽車、いいんですよ。ほんと自転車に乗っている速度で、その土地を知るには最高ですね。でも、人懐っこい=一歩間違えるとしつこい、ので変な人に会うと大変かもしれません(笑)

    Shunsuke

    2009年1月24日 at 2:33 AM


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