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DAY12: インフルエンザ疑惑で救急車が迎えにきた

with 2 comments

ラパス-リマ-ロサンゼルスと来た時同様LANで帰路につく。行き同様LANはオンデマンドのワイドモニター。そして朝食もうまい。何より、細かなところのデザインセンスがいい。
 
 
ワイナ・ポトシ登山で疲れ果てていたので、せっかくのオンデマンドを見る気力もなく泥のように眠る。ただただ身体が休息を求めている。ああ、冬眠するってこんな感じなのかな。クマの気持ちがちょっと分かった気がした。 
 
行きと一番大きく違ったのは、ラパスとリマの空港で新型インフル対策でみんなマスクをしていたこと。マスク、プーノやラパスであれだけ探しても売っていなかったのに。リマでは検疫もやっていた。
 
 
それとは対照的にロサンゼルスはまったく警戒そぶりなし。空港に郵便局がなかったので、ぶらぶら出歩きカードを出しに行く。カリフォルニアも空が青いなあ。
 
 
ラパスを出て28時間後、無事に成田に到着。するとマスクにゴーグル完全防備の検疫官がドカドカと乗り込んできてサーモグラフィで温度を測り始めた。なんだか仕方のないことなのかもしれないけど、そこまで完全防備で来られるとすでにこっちが引いてしまう。
 
 
僕の二つ後ろの席の子どもが発熱していて、その子どもの簡易検査が終わるまで席を立てなくなってしまった。しかも子どもが陽性だったら周りに座っていた僕らも隔離されるらしい。
 
足止めをくらったのは15人くらいで、そのうち半分が北京や上海へ乗り継ぐ中国人だった。彼らの乗り継ぎ便の時間が刻一刻と迫っているが、CA、検疫官は日本語で説明するのみで乗り継ぎ便へのフォローがない。
 
緊急対応なので仕方のないことなのかもしれないけど、これだけ中国人の乗り継ぎ客が多いんだからせめてマンダリンしゃべれるスタッフ一人くらいは乗せようよ。それにしてもなんでこんなに英語もしゃべれないんだ?結局男の子は陰性で、30分後に無事解放された。
 
これでほっとしたのもつかの間。その夜、急に悪寒がやってきて早めに床につく。翌朝体温を計ってみると37.8℃。むむっ、殺人的なスケジュールで山登ったし、ロスで結構出歩いたし…これはまさか!と思い保健所に電話をする。
 
僕:すみません、昨日ロサンゼルス経由で帰国しまして、昨夜から体調悪くて今7度8分熱があるんですけど…
保健所:7度8分ですか…それはちょっと診てもらったほうがいいですね。家からは出てませんか?出てないですよね?一歩も出ないでくださいね。
僕:病院どこに行けばいいですかね?あと、おなかすいたんで何か食べに行きたいんですけど…
保健所:ダメです!外に出ないでください!冷蔵庫の中身でなんとかしてください!
僕:(昨日帰国したばかりなんだから冷蔵庫はカラに決まってるじゃん)あ、病院は…
保健所:病院ですね。ちょっと遠いんですけど車持ってますか?
僕:いや、持ってないので電車かバスで行きますよ。住所教えてください。
保健所:ダメです!電車なんてもってのほか!!車回しますんで家で待っていてください。いいですね、家出ちゃダメですよ!
 
と、こんな感じですっかり警戒モード。1時間後、なんと保健所が手配した救急車が家に音も立てずにやってきた。もちろんドライバーはマスクにゴーグルフル装備。人生二回目の救急車だったけど、なんか変な感じ。
 
15分くらいで病院に感染症指定の到着。車はマスクをした病院職員に導かれ別棟に向かう。救急車を降りると10人くらいの医師と看護師に付き添われ診察室へ。今度はマスク、ゴーグルだけでなく手袋も装備。うーむ、これは大ごとになっているぞ。
 
建物の中に入ると、さらにナースステーションに20人くらいの看護師がいて、経緯を見守っていた。まるで見世物のようでちょっと複雑。タンと鼻水から簡易検査をしたら15分くらいであっさりと陰性判定が出た。
 
どうやらこの病院では、僕が疑いのある患者第一号だったらしく、みな予行演習を見に来ていたようだった。見せものだったのはそういうことか。新型インフルは陰性だったけど検疫法で追跡調査が義務となっているらしく、毎日昼に保健所のお姉さんに体温と身体の調子を報告しなくてはいけなかった。
 
「千葉市の30歳会社員、日本で感染者第一号!」みたいにならなくてよかった。H1N1に対する日本の反応っぷりはちょっと行き過ぎな気もするけれど、僕は人一倍身体が弱いのでいつも以上に手洗いうがいを心がけよう。
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Written by shunsuke

2009年5月21日 @ 9:31 PM

カテゴリー: 2009/04 Peru, Bolivia

コメント / トラックバック2件

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  1. 南米旅行に引き続き、珍しい体験が続いたわけですね。w

    裕子

    2009年5月22日 at 3:11 AM

  2. > ヒロコさんはい、すっかり会社からも警戒されてしまいました(笑)メヒコのほうでもだいぶ落ち着いてきたようでなによりです。

    Shunsuke

    2009年5月24日 at 8:56 PM


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