人に学びて、自然とともに生きる

Never stop exploring, Keep your curiosity fresh

キーンベック病体験記(1)キーンベック病ってこんな病気

with 20 comments

昨年の右手首キーンベック病の手術から一年。ようやくほぼ骨もくっついてきた。丸一年長かったなあ。痛みが出てから2年ほど原因がわからなくて悩み、10軒近く病院に行って病名がわかってからも情報がなくて大変だった。
 
手首の痛みで悩んでいる人、キーンベック病の治療で悩んでいる人、手術しようかどうか迷っている人。少しでもそんな人たちの参考になればと思って、ここらで僕のキーンベック病の経緯についてまとめてみた。まずはキーンベック病の概要から。
 
■キーンベック病(月状骨軟化症)とは
手首を形成する小さな骨の一つ、月状骨がが単独で壊死軟化(空洞化)する病気。大工やテニス選手など手首を酷使する人になりやすいと言われ、何らかの血流障害が原因と考えられますが、手の使いすぎ、小さな外傷の繰り返しなどが発生に関係すると考えられているらしい。
 
■キーンベック病の症状
最初は覚えのない軽い痛みから始まり、次第に重い痛みと引っかかるような痛みが出てくる。月状骨の壊死の進展により次第に可動域も狭くなり、手を地面につくと激しい痛みを感じるようになる。ほうっておくとどんどんひどくなるので要注意。
 
レントゲン所見によって4つの病期(stage1は異常なし、stage2は硬化像、stage3は圧潰像、stage4は変形性関節症の状態)に分類される。しかし、進行例の診断は容易ですが、早期の症例はレントゲンで異常所見を認めないため診断は非常に困難。僕の場合もstage3になるまで発見できず、stage3の後期になって手術した。
 
■治療法
保存治療(ほうっておく)か、外科手術がほとんど。日本では腕の二つの骨の一つ、橈骨を短くして月状骨への圧力を和らげる手術が多い。僕の場合もそうだった。ちなみにこの病気に対する手術以外の治療の試みは、成功していない。つまり、原因がよくわかってないから対処法もあまり確立されていない。そんな怖い病気。
 
広告

Written by shunsuke

2009年5月25日 @ 10:26 PM

カテゴリー: キーンベック病

コメント / トラックバック20件

Subscribe to comments with RSS.

  1. 私も先月キーンベック病と診断されて両手首を固定しています。今後仕事に復帰できるか不安がいっぱいです。(看護師)装具を装着後は痛みは良くなったんですが、はずすと痛いです。握力も低下してます。やっぱり手術したほうがいいのでしょうか?

    田中るみ子

    2010年10月27日 at 6:14 PM

    • > 田中さん
      コメントありがとうございます。キーンベック病と診断されたのですね。聞いたことない病名で、情報集めから大変かと存じます。
      私は医者ではないので手術したほうがいいのか保存治療がいいのか判断はできませんが、個人的な経験からステージ3以上進んでいるのなら手術がいいのかなと感じています。医者については中部地方と関東地方でしたら私がかかった手首の専門医の先生をご紹介できますので、ご連絡ください。

      shunsuke

      2010年10月27日 at 10:12 PM

  2. 今日、キーンベック病と診断されました。美容師で何年も痛みに悩まされていました。     
    既にかなり進んでいるようで、板橋区の日大病院を紹介されましたが、関東地方で
    ご紹介頂けたらと、思います。宜しくお願い致します。

    杉山 千恵子

    2011年1月9日 at 1:32 AM

    • > 杉山さん

      コメントありがとうございます。
      そうですか…キーンベック病と診断されたのですね。
      美容師さんですとハサミを動かしたり細かい手首の動きが多いと思うので、
      仕事にダイレクトに影響しますよね。これまでのお悩みとご苦労痛み入ります。
      壊死してしまったものを元に戻すことは不可能です。
      ですので、100%には戻りませんが、治療とリハビリしだいではある程度症状が
      進行していた場合でも元の80%くらいの動きはできるようになると思います。

      私もステージ3と診断されて悩んだ結果2008年の5月に手術をしましたが、2年半が
      経った今では逆立ちや腕立て伏せも以前と同様にできるほどになりました。
      病院についてはメールでお送りしますね。

      shunsuke

      2011年1月9日 at 1:57 AM

  3. キーンベック病は近年よく聞く病気ですが、私が思うにDNA(遺伝子)が関係しているのではないかと思います。
    近年、感染症以外の病気は「病気」は遺伝子そのものに書いてあるとも言われています。そこで注目を浴びているのが「DNSA/RNA」の核酸という栄養素です。外科的治療と併用されて核酸を飲まれリハビリの代わりに神経や筋を「ハリ治療」で刺激を与えることによって少しでも回復が早くなると思います。私の膝の場合は3回の治療で正座までできるようになりました。
    参考になるかどうかわかりませんが・・・

    中司 尚博

    2011年5月31日 at 4:13 PM

    • > 中司さん
      コメントありがとうございます。すっかり返事が遅くなってしまってすみません。
      核酸の話、とても興味深いですね。右手首に関しては、手術してから丸三年。今はいつプレートをとるか検討しているところです。基本的には日常生活に全く支障がないのですが、寒くなったりすると調子が悪くなるので様子を見ながら気長に付き合っていくことになりそうです。今度機会があったら核酸とハリ治療を試してみますね。貴重なお話をありがとうございました!

      shunsuke

      2011年6月12日 at 2:05 AM

  4. はじめまして。
    私も4月頃から手首が痛み始め、先日、キーンベック病の疑い有りと診断され、今はMRIの結果待ちです。
    レントゲンには写っていないため、初期段階だと思うのですが…
    今の仕事が力仕事のため、もしもキーンベック病だった場合仕事復帰できるかとても不安です。
    ここでお聞きしたい事があるのですが、この病気は痛みの良し悪しが激しいものですか?
    物が持てないほどの痛みが1週間続いたかと思えば、ここ3週間ほどはあまり痛くないのです。
    これは治りかけてるのではなく、キーンベック病とはこうゆうものなのでしょうか?
    体験した方に聞くのが一番かと思いましたのでご質問させていただきますm(_ _)m

    なつ

    2011年8月13日 at 10:26 PM

    • > なつさん
      症状や痛みの具合いは人にもよるかと思いますが、私の場合は常に痛みがある状況でした。ただ、気温や湿度、また体調によって痛みや痺れの度合いが日によって異なることはございました。
      言葉だけで説明するのが難しいもので、うまい説明ができなくて申し訳ございません。キーンベック病なのかどうかはやはり専門医に調べてもらわないとわからないことかと思いますので、専門医にかかりMRIをとって判断していただくことをお勧めいたします。

      shunsuke

      2011年8月17日 at 2:56 AM

    • こんにちは。
      私はキーンベック病の手術を今年の8月22日に広島の土屋総合病院で受けました。
      ありがたいことに右の骨盤から血管ごと左手首に移植して、完全にくっついてくれ、
      今月の15日にピンを抜く手術を日帰りでうけます。
      治りの速さは人によっても手術の方法にもよるものだと思うので一概にこれとはいえません。
      本題ですがレントゲンで見えてなくても可能性は十分たかいです。私もそうでした。
      私は創外固定を2か月つけたまま2か月入院しました。
      大丈夫です!
      まとまりのない文章で申し訳ないです。

      匿名

      2011年12月2日 at 11:10 PM

      • コメントありがとうございます。
        骨盤から血管ごと左手首に移植する手術を受けられたとのこと。
        きっと私が行ったトウ骨切断、血管移植手術よりも長く大変な手術だったかと察します。
        ピンを抜くところまで回復されたこと、本当におめでとうございます。
        おっしゃるとおり、人それぞれ病状、進行具合は異なり、またその病状に対する手術の方法も
        異なるので回復の速さについては一概には言えませんよね。
        私もそうでしたが、キーンベック病の場合、最初は近くの整形外科等で「腱鞘炎」と判断される場合が多いと思います。
        そして手首ということもあり症状を甘く見ていたりして、気がついたときには病状が進行している。そんなケースを多く聞きました。
        そのような意味でもキーンベック病という手首の骨の病気があり進行具合によっては日常生活に支障が出ること。
        それを多くの方に知ってもらうことが必要なんじゃないかなと思っています。

        お互い、うまく病気と付き合って楽しい人生を送りましょうね。

        shunsuke

        2011年12月4日 at 3:34 PM

  5. はじめまして。
    私は高校でバドミントンをしています。今年の10月頃の大会の最中に右手首に違和感を感じ、近くの整形外科に診てもらったところ、練習のし過ぎと軽くあしらわれ、鎮痛剤をあてがわれる程度でした。しかし、練習や大会を重ねるにつれ手首に痛みを感じ、アイシング無しではラケットを握れなくなる始末。違う整形外科にいったところ、キーンベック病気だと診察され、MRIの結果からもこの病気だと断定されました。しかしレントゲンに移らないということから初期段階だと診察され、現在はギブスをつけて保存治療を行っています。一刻も早く部活に復帰したいのですが、やはり手術しなければならないのでしょうか?
    言葉足らずの文章で申し訳ありません。

    • > greeen52さん
      コメントありがとうございます。医者は「わからない」と言えないことが多いので仕方ないのかもしれないですが、手首は専門医が少ないので腱鞘炎とかあしらわれることが多いです。まずは一人の医師の言うことを信じず、複数の医師にあたり信頼できる先生を探すことが大切かと思います。
      キーンベック病の初期段階と診断されたとのこと。ブログにも書いたとおり、キーンベック病は手首の手根骨が圧迫される病気です。私は医師ではないのでなんともいえないと思うのですが、私が聞いている限り多くの場合は保存治療をしていても圧迫の進行が止まるだけで元のようになることは少ないようです。
      まずは信頼できる医師を見つけてその先生に相談されることをお勧めします。メールをいただければ私が知っているところでしたらお教えできるので、hori_shunsukeあっとhotmail.comまで連絡ください。
      早くバドミントンができるようになることをお祈りしています!

      shunsuke

      2012年12月26日 at 5:16 AM

      • こんにちは。
        初期段階だったため、三ヶ月間ギブスで固定しての保存治療の結果、運良く回復しました。
        これでなんとか次の大会には間に合いそうです。丁寧な返信ありがとうございました。
        とても心強く、支えになりました。本当に感謝しています。ありがとうございました。

      • > greeen52さん
        三ヶ月ギブスで固定したら回復したとのこと、よかったですね!
        でも無理は禁物なので、手首と相談しながらバドミントン楽しんでください。
        もしまた痛みが出るようなことがあったらすぐに病院に行って、ご自身が納得のいく先生に出会えるまで病院をまわってみてくださいね。
        それでは、大会でよい成績がえられることをお祈りしています!

        shunsuke

        2013年1月15日 at 10:52 PM

  6. はじめまして。
    去年11月頃から利き手である右手首が痛くなり、今月に入り更にひどくなり、筆記にも力が入らなくなったので本日受診に行きました。。
    レントゲン検査の結果、キーンベック病と診断されました。来月8日にMRI検査を行い治療方針を決めるとの事です。
    先月から介護福祉士として働き始めたばかりで、手術すれば数か月も右手が使えなくなり、利用者の介助が出来なく
    なるわけで、そうなると失業の恐れもでてきます。
    困ったことになったと思っています。
    いずれにしてもMRI検査の結果と治療方針が決まってから上司に話そうと思っています。

    yutaka

    2013年4月26日 at 2:14 PM

    • > yutakaさん
      コメントありがとうございました。
      キーンベック病と判断されたのですね。
      筆記にも力が入らなくなる症状、私の昔の状況を見ているようです。
      記事にも書きましたが、症状の進展具合によっては手術でなく温存療法で
      進行を止めることもできる可能性もあります。
      ご指摘のとおり、私が受けたようなトウ骨切断手術となると、介護福祉士と
      しての仕事は少なくとも2ヶ月くらいは厳しいかと思います。
      治療いかんによってこの病気とはうまく共存していくことができると
      私は考えておりますので、何かございましたらメールにてご相談ください。
      MRIの結果がyutakaさんにとってよきものでありますようお祈りしております。

      shunsuke

      2013年4月28日 at 6:25 PM

  7. こんにちわ、キーンベック病調べていて拝見させて頂きました。

    手術が、怖くてたまりません。
    進行もしてるし、受ける覚悟は決めたんですが…
    ・゜・(つД`)・゜・

    今、手首はどうですか?

    よろしければ教えて頂きたいです。

    鈴木

    2013年5月7日 at 11:00 AM

    • > 鈴木さん
      メッセージありがとうございます。
      手術が怖い、との気持ちよくわかります。
      私も2008年に手術を受ける前は、自分の手首がどうなってしまうのだろうと
      怖くて仕方ありませんでした。

      今、手首は病気にかかる前のようには動きませんが痛みはなくなり、
      不自由なく日常生活を送っております。手術前は痛くてペンも持てなかったのが、
      今では腕立て伏せや野球もできています。

      もちろん人間のすることですから手術に100%はありません。
      ですが、病状が進行しているなら手術を受けることで少なくとも今よりかはよくなる。
      実際に鈴木さんの手首を拝見しているわけではないですが、先生がそう判断
      されたということは、きっと進行は止められるのだと僕は思います。

      僕の執刀医は先日国際手外科学会でパイオニア賞を受賞された中村寥吾先生でした。
      不安や動揺をすべて打ち明けたら「今よりかはよくなる。私に任せなさい」とひとこと言ってくれてとても安心したのを覚えています。
      ですので、不安や怖さは率直に先生に伝えてください。
      鈴木さんの病状の良化と手術の成功をお祈りしています。

      shunsuke

      2013年5月7日 at 11:08 PM

  8. こんにちは。
    私は2003年頃から右手首の痛みを感じるようになり、愛知医科大学病院に手関節専門医がいると聞いて2004年に受診、そこでキーンベック病と診断されました。
    当時は重い膳を持ち上げて運び続けるパートに7年従事していました。
    レントゲンで判ったと記憶してますのでstage3程に進んでいたのでしょう、即手術の日程が決まりました。
    が、家庭の事情により転職せねばならず、術日が転職後一週間と、さすがに仕事を休めず手術をキャンセルしてしまいました。
    簡易ギプスのような固定具は作って頂いてたのと、事務職へ移った事で手首への負担が減った為、独断で保存療法を行い今に至ります。
    診断された2004年時点での症例は今以上に少なく担当医も手探り状態、手術をするなら大腿骨の骨を移植すると聞いてましたが、本当に恐ろしくて不安で、それもあって手術を断念した次第です。
    私の現状は、強い痛みがあらわれるのは1年に2度ほど、季節の変わり目に多く見られます。
    一週間ほど固定具を装着し安静を保つと痛みは無くなりますが、手をつく事ができないため右手を極力使わないような生活が当たり前になってしまいました。
    もっと早くにこのような体験記を拝見できていたら、手術を受ける勇気が出せたのかなと思います。
    私はおそらく一生この病気と付き合っていく事になりそうですが、医学は日々進歩しているので、未来ある若い方はより良い専門医の元で完治に向けて頑張って欲しいです。
    同じ病気で悩んでいる方の目に留まればと思い投稿させて頂きました。
    長文失礼いたしました。

    ito

    2015年5月9日 at 10:08 AM

    • > Itoさん
      コメントありがとうございます。
      2004年ですと、私が手術した年の4年前ですね。
      きっと私の場合は、自分の症状の進行スピードと先生との巡り合いがとてもラッキーだったのだと思います。
      ステージⅢに進んでいなかったら逆に手術を選択しなかった可能性もあるでしょうし、
      進行しすぎてもおそらく手遅れになってしまった可能性が高いと考えています。

      手術後7年が経過いたしましたが、握力も9割がた戻り日常生活はほとんど支障なく暮らせています。
      もちろんあまり負担をかけないようにはしており、雨の日など痛みが出ることもありますが、
      手術前と比べると本当に楽になり執刀いただいた先生をはじめ、周りの方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。

      今後も定期的に更新していって、少しでもキーンベック病で悩まれている方の参考になればと思っています。

      shunsuke

      2015年5月20日 at 2:02 AM


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。