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中国での総選挙報道、岸信介と吉田茂

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さて、民主党圧勝に終わった総選挙。投票もできないことだし、中国でどんな報道のされ方をするかを眺めてみた。まず選挙当日、30日の中央電視台(CCTV)夜10時のニュース。
 
トップニュース:「建国60周年パレードのリハーサルが無事終わる」まあ建国60周年だしね、そうだよね。
 
次のニュース:「台湾と大陸との定期直行便就航」これも大ニュース、そりゃ二番目にくるよね。
 
三番目のニュース:「温家宝とトルコの総理代理が北京で面会」えっ?これが三番目ですか…
 
どうやらCCTVのニュースではまず国内(とくに政府関係者)がかかわっているものを先に流す傾向があり、日本の総選挙は30分のニュースが始まって15分くらいしてから、国際ニュースのトップニュースで流されていた。
 
内容はシンプルで、衆議院議員選挙が行われたことと、民主党が勝ちそうなこと。これを特派員が映像と2人へのインタビュー入りで伝えていた。時間は2分くらいか。
 
次、本日の新聞「広西日報」。国際面の40%くらいの紙面をさいて選挙結果と、新華社電「鳩山外交で変わること、変わらないこと」との題で今後の外交政策の変化を伝えていた。ポイントは三つ。
 
 
1.「外交政策は対米関係が軸となる」野党時にはインド洋沖の給油問題に大反対していたようにアメリカ離れを唱えてはいるように見えるが、実際に政権をとった今急激な政策転換は行うことはできない。
 
2.「アジアよりの姿勢は明確になる」鳩山さんが東アジア共同体を唱えているよう、成長の軸となっているアジアとの関係は経済のみならず政治の面でも深まっていくだろう。
 
3.「日中関係は深まる」「現政権との違いは、私どもは過去の歴史を直視する勇気をもっていることです。そのことによって未来に大きな扉を開く」との鳩山談話を紹介。そりゃ、この部分は中国としてはとりあげないとね。
 
と、まあ妥当なことが書かれていた。靖国問題のように自分たちに都合の悪いことは大々的にキャンペーンとして取り上げるのに、都合のいいことになるとあまり国民に知らせないのは国として当然のこと。
 
テレビ報道にしても新聞報道にしても、僕が見る限り客観的で思ったよりもクールなのが印象的だった。ここから先は感想になるけど、中国にとって相手はアメリカとEU、ロシアくらいで、日本についてはたいして関心もたれてない印象を受けたのは僕だけじゃないと思う。
 
最後に人民日報のウェブ版、人民網で「日本の5大政治家系」との特集を組んでいて、小泉家、安倍家、麻生家、鳩山家、福田家が取り上げられているのだけど、そこに取り上げられている岸信介の写真がどう見ても吉田茂にしか見えない。
 
 
 
関心薄いのはいいけど、国を代表するニュースサイトで過去の国のリーダーを間違えるのはまずいだろ。(自分のことを棚にあげて言わせてもらうと)仕事をしていてもよく感じるのだけど、この詰めの甘いところしっかりしてほしいなあ。
 
そういえば、鳩山さんはスタンフォードのPh.D。博士号を持った首相って、日本では初めてなんじゃないだろうか?
 
今日の一冊:藤原正彦「若き数学者のアメリカ」ケンブリッジの前に書かれた藤原さんのアメリカ滞在記。手探りで自分の居場所と立ち位置を探す姿が、今の自分の姿そっくりでとても心に残った。
 
外国人なんだからアメリカ人になる必要はない。握手でなく堂々とおじぎをすればいいんだ。日本を離れた時、とりわけ一人で異国にいるとき、自分がどのスタンスでその土地に溶け込み、どの深度までその土地の人々と接するのか。ちょっともやもやしていたのがすっきりした。
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Written by shunsuke

2009年9月1日 @ 11:59 PM

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