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DAY5: 新郎の実家で豚を食らう(西昌郊外で二次会編)

with 2 comments

西昌市内で一次会を終えた僕らはワゴンに乗って新郎シンさんの実家へと向かう。車に乗り込んだ日本人の精鋭は5人、それぞれ北京から来たOさん夫妻とHさん夫妻、そして僕だ。一次会で結構酒を飲んだため、車の揺れが心地よく気がついたら口をぽけーっと空けて豪快に寝ていた。ふと目が覚めると、「30分くらいで着くよ」とドライバーは言っていたのにもう出発から一時間が経っていて、空がさらに青くなり山が近づいていた。結局一時間ちょっとかけて山道を行き、シンさんの実家に到着。
 
 
家の軒先に収穫を終えたトウモロコシが干されていたのが印象的だった。干して保存できるようにして冬はこれを食べるんだろう。
 
 

そんなことを考えながら家の中にお邪魔したら、ここにもトウモロコシだらけだった。そんなトウモロコシの下でくつろぐシンさんの親戚たち。いったい誰が誰だかよくわからないけれど、とにかく多い。みな一家に4-5人は普通みたいだ。

そしてしばらくすると、親族とトウモロコシをバックに家の中から丸々と太った豚が登場。お祝いの席、ということはこいつを…

あーやっぱりさばくのか。途中から豚もいつもと違う空気を感じたようで、悲鳴とも聞こえる悲しい声をあげながら暴れまわる。だけど、ここはみんな手馴れたもの。男5、6人がかりで豚を押さえつける。

そして紐で口をくくられた豚は家の前に連れていかれ、ナタでのどを切られて豚肉となった。大学院で実際に生きているイノシシとヤギをさばくヤギコン、シシコンっていう行事があったのだけど、実際に生きている動物をさばくところなんてそれ以来だ。この動物をさばくのは若い男の仕事らしく、みな楽しそうに豚を捕まえていた。

ヤギとイノシシは頚動脈を切ると結構すぐ絶滅したと思ったのだけど、この豚は頚動脈を切られても声にならない声をあげながらしばらくもがいていたが、ふっと足の力が抜け絶命した。豚の毛を燃やすためトウモロコシの枯れ草を豚の上に乗せて火をつける。地面に流れた血が鮮やかだ。

シンさんの話は日本テレビが何回かドキュメンタリーにして放映しているのだけれど、この日もテレビクルーが来ていて、豚を撮っていた。そんなテレビカメラにくぎづけの子どもたち。

豚の火をバックにHさんの衣装が鮮やかだ。そういえば、こういう日本的な服って一着も持ってきてないなあ。なにか一着ほしい。

ほーら、おいしそうな豚肉がもうすぐできるよー。と言っているかどうかはわからなけれど、とにかくめでたい。

どんどん枯れ草を追加され、しっかり毛を燃やされる豚。いや、ここまでくると以前豚だった豚肉か。

ほーら、いいにおいがしてきたでしょ。とにかくめでたいめでたい。男性はとくに民族衣装を着ているわけではないのだけど、女性は普段から民族衣装を着ている人が多い。

えっ?このヤギはなんだって?そりゃ、決まってるだろ、明日の朝飯だよ。

しばらくするときれいに体毛が焼け、つるつるの豚ができあがった。それを水洗いしてさばく。

新婦(右)とそのお友だち。なんか二人とも緊張していた一次会とは違って、とても表情が生き生きしている。幸せそうだなあ。

さあ、いよいよ豚の解体が終わりレバーがまず客人である我々にふるまわれた。レバーがこの世で一番苦手な僕はちょこっとかじっただけだったけど、臭みがほとんどなかった。一緒にいたHさんはうまいうまいとバクバク食べる。

豚の解体も終わり、宴は盛り上がっていく。気がついたらなんか周りがすごい人だかりになっていた。その数ざっと見積もって50人くらい。話して乾杯する人みながシンさんの叔父さんやら従兄弟やら自己紹介をするので、みんな親戚ということか。この二人はたしか…いやまったく覚えてないや。ごめんなさい。年配の女性はみんな黒くて大きな帽子をかぶっていてとても鮮やかだった。

そんなこんなで宴会はまったくのカオスのまま盛り上がっていき、気がついたら翌朝一番の飛行機に乗る予定のOさん夫妻はホテルに戻っていた。Hさん夫妻と僕は夜8時くらいにシンさん実家を離れることに。ん…なんだこの写真は…?このおっちゃんと乾杯したのなんて記憶にないぞ。もう最後のほうは相当酔っぱらっていて何がなんだかよく覚えていないけれど、とにかくめでたいからよしとしよう。

シンさん改めて結婚おめでとう!

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Written by shunsuke

2009年10月12日 @ 3:34 AM

カテゴリー: 2009/10 Ifugao

コメント / トラックバック2件

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  1. (メキシコでは)この前、お祝いじゃなくて、親戚・友人の集まりで豚を一頭潰して食べる集まりに行きました。やはり早朝男共がクビを切るところから始まり。見ていないのでその後の処理は分かりませんが、豚自身の脂を使う煮込み(揚げ物?)。(Carnitas)最初にサービスされたのは皮でした。(chicharron)結婚式でよく潰されるのは山羊です。(Birria)

    裕子

    2009年10月13日 at 12:00 AM

  2. > ヒロコさんこのあたりではちょっと前までは肉を食べる機会がほとんどなかったので、お祝い事の際には肉、肉、肉ですね。その中でも豚がやっぱりメインです。メヒコの結婚式でヤギがつぶされるのは、宗教的影響がありそうですね。たしかヤギってカトリックではいけにえの対象だったような記憶があります。

    Shunsuke

    2009年10月13日 at 12:53 AM


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