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Archive for 11月 2009

お知らせ

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個人的なことですが、今日6年半付き合った彼女と別れました。6年半のうち4年は遠距離で、7月から東京と中国の間でなんとか頑張っていこうとしたけれど、お互いのために別々の道を歩むことにしました。
 
寂しくないと言ったら嘘になりますが、いろいろな人に支えられてたくさんの仲間に応援されて幸せな6年半でした。ただ感謝の気持ちでいっぱいです。今はまだ言葉にならないことが多いので、ゆっくり言葉にしていこうと思います。当面は広西でじっくり足場を築いていくことに集中していきますよ。
 
"いつか山の上で君と握手する時が来るかもしれない。しかしそれまでは君よ、二人は別々の道を歩こう。君よ、僕のことは心配しないでくれ"

Written by shunsuke

2009年11月29日 at 1:03 AM

世界一の家具市場に行ってきた

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先週一週間は広州に出張、いろいろ木にまつわるものを見てきた。その中でも一番すごかったのが楽従<ラーツォン>(佛山市順徳区楽従鎮)の家具市場。とにかく家具家具家具、家具だらけ。広州から湛江へと続く道沿いに5キロ以上にわたって延々と批発<ピーファー>と呼ばれる卸売家具市場が続いている。5キロですよ、5キロ。
 
 
今回はその中でも最大級の大きさを誇るルーブル国際家具センターを訪問。「羅浮宮」ルオフーゴンでルーブル。とにかくデカい。あまりにでかくて18mmのレンズでも入り口が入りきらないくらい。
 
 
中に足を踏み入れると、これでもかというくらいギンギラギンの世界。200m四方の広い吹き抜けになっていて、中国各地で作られた家具や輸入家具が所狭しと並んでいる。このギラギラっぷり、趣向としてはルーブルというかルイ14世のベルサイユだ。
 
 
上からの眺めも圧巻。
 
 
ほとんどの家具は撮影禁止だったのが残念。もともとここは80年代は農業と魚の養殖を中心とした農村だった。90年代に入って東莞や深圳で輸出向け家具産業が発達すると、ここは交通の要所であったため、地元出身のマカオの華僑が道沿いでそれらの家具を売り出したのがきっかけらしい。
 
最初は数人で売り始めたのがだんだん大きくなり、市場に人が集まってくるとそれを目当てに家具工場や小売店が集まり他の土地で生産された家具を売るようになった。その結果、街道沿いに延々と続く一大市場ができたようだ。地元政府の人いわく、中国最大の家具市場とのこと。ということは世界最大ということか。
 
この楽従自体は販売地で製造拠点は少ないらしいけれど、隣の龍江鎮には家具工場もたくさん集積している。そして、今では中国国内で作られた国産メーカー品、海外ブランドのOEM品、海外からの輸入品がならび、世界中からバイヤーが買いつけにやってくる。特に中東からは多いらしく、ムスリム用のお祈り部屋も用意されているのが象徴的だった。
 
 
そういえば、中国ではここの家具のように一つの品目を扱う店がとてつもない規模で固まっていることが多い。雑貨の批発として有名な義烏<イーウー>はじめ、広州にも同じものだけを扱う店がずらりと並ぶ通りが多い。写真は広州高第街のベルト市場。見事なくらい道の両側にベルトしか売っていない店が続く。
 
 
これじゃ差別化なんてできないじゃん?って思うことがあるけど、日本の秋葉原も同じ発想か。店が集まれば「ここに来ればあるだろう」と思って人が集まる。中国的卸売物流メカニズム、かなり面白い。

Written by shunsuke

2009年11月27日 at 11:03 PM

寒い日はやっぱり鍋でしょ

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ここ数日、ずっと暑かった南寧も急に寒くなって10度前後の日が続いている。つい一週間前まで30度を超える日が続いていて半そでで過ごしていたのに、急にセーターを押入れから出して寒さをしのぐ日々。夏から秋を飛ばして一気に冬がきた感じです。
 
もちろん東京に比べたら気温自体は高いのだけれど、部屋の中に暖房設備がないので逆に日本よりも底冷えする。そんな日は鍋でも食べてあったまるに限る!ということで最近はもっぱら鍋にはまっています。中国で鍋といえば重慶で食べたような火鍋が真っ先に思い浮かぶけれど、それ以外にも結構種類があって、その中でも一番のお気に入りの鍋がこれ、猪肚鶏<ヂュードゥーヂー>。
 
 
鶏のダシにナツメやクコの実を加えてじっくり煮込んだスープに鶏肉や野菜、キノコを入れて食べる。スープはあっさりしているのだけど、コトコト煮込んだ鶏と乾物の深いダシが出ていてほんとにおいしい。スープを一口飲んだだけで身体がぽかぽか温まり始めて、もう食べ始めると止まらない。ちょうど会社の近くに「李記猪肚鶏」という台湾の店ができて、すっかりはまってしまった。
 
 
ナツメやクコの実以外にもいろいろ漢方薬にもなる薬味が入っているらしく、相当身体にはいいらしい。キャッチコピーは「男のガソリンスタンド、女性の美容院」。
 
 
鶏のスープで満たされた後は、特製の甘いたれを使った焼きめしで締める。熱くした鉄鍋にご飯を入れて目の前でジュワっとたれを注いで焦げ目をつけてくれるのだけれど、たれが鉄鍋に触れた瞬間甘くていい香りが漂ってくる。鍋でおなか一杯になったと思ったのに、思わずまたご飯を食べたくなってしまうたまらない匂い。
 
 
おなか一杯になった後は、少し歩いてお気に入りのお茶やさんでプーアル茶を飲んでゆったりする。雲南省の隣なので、おいしいプーアルが日本では考えられないくらい安く手に入る。少し歩けばすぐに茶館があって、地元っこの社交場になっている。お茶を買って飲んでもいいし、もちろんカウンターで飲ませてもらう「品茶」だったら無料で試飲できる。
 

食べることはこの国の人という人の中に染み付いていて、新しい食べ物に触れるたびにこの国の食文化の奥深さに驚かされる。お気に入りの鶏の店もなんてことない普通の店なんだけど、一人600円くらいでお腹いっぱいになる上に、出てくるスープは31年間で飲んだどの鶏のスープよりおいしい。

冬に中国に来る予定のあるアナタ、猪肚鶏を食べ逃してはダメですよ。

Written by shunsuke

2009年11月17日 at 10:32 PM

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最近気になるビタミンC

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先週からほとんど毎日のように出張が続くこのごろ。今週から来週にかけても来客があってほとんど事務所を空けることになり、体力的に勝負どころ。身体の弱い僕は忙しくなるとすぐに体調崩すので、前回ひどい風邪をひいた教訓を活かしてビタミン補給に出かけてみた。
 
まずはみかん。やっぱりビタミンCといったらこれでしょ!ということで100g5元(70円くらい)で購入。こちらは量り売りがメインなので、こうして店の前で天秤棒で計ることになる。奥に見えているのはリンゴ。だけど陝西省など乾燥地域の甘いリンゴと違って南国のリンゴは腑抜けたような味であまりおいしくない。
 

次に目に留まったのはナツメ。実はナツメ、ビタミンの塊のような果物でビタミンCもたくさん含んでいて風邪防止には最適なんだとか。そんな中国人の友人の言葉と「超甘い」の売り文句に負けて購入。100g6元(80円くらい)。

ナツメとみかんの間に置いてあったのが、このサトウキビ。ベトナムとかラオスとかでジュースにして売っていたりするけれど、こっちではあまりジュースはみかけず、これを剥いてかじることが多い。風邪には直接関係ないけど、勢いで思わず購入。100g4元(約60円)、味は確かに甘いのだけどなんだか繊維を食べているようであまり口に合わず。

天気予報によると今日は最高気温32度の日だったけど、明後日くらいには寒気がやってきて最低気温が10度まで下がるとか。南寧にもようやく半そでから卒業する季節がやってきたようだ。仕事も勝負どころ、なつめパワーで乗り切ろう。

Written by shunsuke

2009年11月11日 at 2:00 AM

カテゴリー: 南寧での生活

梨木香歩『西の魔女が死んだ』

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前から読もう読もうと思っていた「西の魔女が死んだ」を偶然南寧で手に入れて読むことができた。 去年映画化されていたので結構最近の本なのかなと思っていたけど、1994年にハードカバーの初版だから、もう15年も前の本になるんだ。
多感な主人公”まい”がおばあちゃんと一緒に暮らしていく中で、子どもから大人になるようすを描いているのだけど、温かくまいの成長を見守るおばあちゃんの優しさが行間にあふれ出していて、読んでいるこちらまでおばあちゃんの一言一言にうんうんうなずいてしまう。 「シロクマがハワイより北極で生きることを選んだからと言って、だれがシロクマを責めますか」この言葉なんて、紙に書いて机の前にでも張っておきたいくらい。
僕も小学校の時に学校に行きたくない時期があって、死んだあとどうなるとかその時祖父といろいろ話したっけ。主人公のまいを見ていると、まるで子どもの頃の自分を見ているようだった。
加えて、自然描写がうまい。まるで腐葉土の匂いが漂ってくるような、銀龍草の銀色の花びらが目に浮かんでくるような、そんなみずみずしい文字たち。文字から匂いや味、そして景色が浮かんでくるってすごい。
最後に会ったときなんでもっと優しく接してあげられなかったんだろう。物語の最後に、三年前の夏に僕の祖母が死んだ時に感じた後悔を思い出す場面があって、ちょっとうるっときた。ぽかぽか陽気の休みの午後、熱い紅茶とキッシュを用意してもう一度ゆっくり読みたい。
西の魔女が死んだ (新潮文庫)
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Written by shunsuke

2009年11月8日 at 6:52 PM

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中国ASEAN博覧会を見てきた

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すっかり前のことになるけど、10月20日~24日まで南寧で一番のビッグイベント「中国ASEAN博覧会」が開かれていた。
 
中国とASEANは200411月のFTA協定発効後、2005年7月以降段階的に下げられていった関税は2010年1月には93%の品目で関税免除となるベトナムと国境を接している広西チワン族自治区、そして南寧は中国の中でもASEANとのゲートウェイと位置づけられていて、自治区も南寧市もEPAによる巨大な貿易の中継地点として発展しようと目論んでいる。
 
そしてそんな機運の中で一儲けしようと中国国内企業やASEANの国、企業が一同に集まるのがこの博覧会というわけ。その熱気を見にこの博覧会のために作られたと言っても過言でない南寧の国際展示場に行ってきた。
 
 
会場内はASEAN各国の出品、または建築材料や先端技術といったカテゴリごとに会場が分かれていて、ASEAN各国のブースでは中国人向けにそれぞれの国の特産品や観光のアピール、そして中国企業向けに自社製品がPRされていた。こちらはラオス会場。とは言ってもラオスにアピールできるものも多くないので、
 
 
代わりにラオス会場の前で怪しいオジチャンが「ラオス名産」と売っていたアクセサリーに人が群がっていた。間違いなく許可を受けてやっているわけじゃないのに、こういうのを取り締まらないところが中国だなあ。きっと主催者側もお金もらってるんだろう。
 
 
こちらはタイの会場。ASEANの盟主だけあって、会場も一番大きく、出展数も一番多かった。
 
 
一方、中国側は経済開発区や保税区などが企業誘致をアピール。こちらは広西の目玉、北部湾(トンキン湾)開発プロジェクトのブース。関税上は「国外」として扱われる保税区のPR。今広西ではどこに言っても「北部湾開発」の名前でにぎわっている。少し前の「西部大開発」、「東北振興」を思い出すなあ。
 
保税区、物流園区についてはこちらが詳しい

 
 
そんな中、わがニッポンも少数精鋭ながら頑張っていて、広西と姉妹関係にある熊本県、そして熊本の企業がブースを出してにぎわっていた。去年までうちの会社も参加していたのだけど、あまりに意味がないので今年は不参加。
 
 
企業ではほかに三菱重工が発電機を展示していたりしていたけど、全体的に存在感は薄い。まあ、博覧会の目的からしてメリットを見出しづらいから当たり前といえば当たり前か。広西のマーケットを考えていたり、広西でつくってベトナムに売るという企業なら参加するメリットがあるんだろうな。
 
どちらにしても2010年からほとんどの物品で関税免除となるわけで、これから広西でもベトナムへの陸路輸出やベトナムからの加工品輸入などが増えてくるんだろう。博覧会自体は南寧人による南寧人のためのお祭りのような感じだったけど、5年後、10年後にはもっと街も変わっているんだろうな。

Written by shunsuke

2009年11月6日 at 12:14 AM

自転車を盗まれた

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自転車を盗まれた。わざわざ日本から持ってきたのに、買い物に行って20分くらい止めておいただけだったのに。しっかり鍵をかけて電信柱にぐるぐる巻きにして止めておいたのに。
 
苫小牧で買った始めてのロードバイク。3年半の付き合いだったけど、北海道、名古屋、千葉、中国といろいろなところを走ったなあ。車にひかれたこともあったっけ。
 
泥棒が多いから仕方ないのはわかっていたものの、実際盗られるまで現実的な注意ができないもんだなあ。ああ、無念。

Written by shunsuke

2009年11月3日 at 11:08 PM

カテゴリー: 南寧での生活