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山を焼く

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もう12月に入り、今年もあとわずか。ここ広西では乾季に入り、年末に向けて仕事が一番忙しい時期を迎えています。今日は日本ではほとんど見られなくなった山焼きをしてきたので、その報告を。
 
植えた木を伐採した土地に、萌芽更新に向けて火を入れる。雑草が多い茂った土地に火を入れて燃やすことで除草し、灰を肥料とすることで地力も回復する。日本では中国山地や九州でこうして火を入れる焼畑でヒエやアワをつくってきたけれど、原理としては同じだ。違うのは林業では収穫までの期間が長いのと、育てるのが食べ物か木かの違いだけ。
 
伐採を終えた山は草木が乾燥していて、火をつけたとたんパチパチパチッと大きな音をたてて草に燃え移っていく。目の前に赤い炎が勢いよく広がり、一気に周りの空気が熱くなる。火って怖い。灰を土壌に帰すために燃やしているのだけど、そうでなかったらとても冷静ではいられない。
 
 
山焼きで一番怖いのは人工的に入れた火がその他の場所に燃え移ってしまうこと。とりわけ今は乾季で乾燥しているので最新の注意を払う。山に張り巡らされた林道が防火帯になっていて、火が広がり過ぎないようコントロールしている。今日は30人体制で、それぞれの場所を見張って燃え広がらないよう見張る。
 
 
隣の山の上から見ると、あたり一面が煙で真っ白になっていた。かなりの迫力。
 
 
こうして火が入れられた土地は植物のほとんどが燃えて灰となるけれど、植物の根は生きている。そして、一週間くらい経つと真っ黒になった土地からポツポツと緑の芽が出てくる。
 
 
そして僕らが植えているユーカリも火入れの後も根と切り株は生きていて、切り株から新しい芽が萌芽してくる。この赤い芽が6年後には20mくらいに育って、またそれを伐採する。これもすごい生命力だ。
 

僕の仕事はこれらの仕事を管理することなので、自分で作業をやっているわけではない。けれど、こうして自分が手にかけた木が育っていくのを見るのはこの仕事の楽しみのひとつだ。さすがにこの木を伐採するころにはさすがに日本かな?

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Written by shunsuke

2009年12月9日 @ 2:48 AM

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