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DAY4: キナバル山より愛をこめて

with 4 comments

2009年最後の日、朝6時半ぴったりに頼んでいた旅行会社の車が迎えに来た。南国って時間にルーズなイメージがあったけどマレーシアは時間ぴったり。こういうところはもう先進国だなあ。
 
我々を乗せた車はコタキナバルから二時間かけてキナバル山の公園本部に到着。標高1,800mのここで登山の登録、ガイドの手配をして本日の目的地3,280mのラバンラタゲストハウスへと向かう。このゲートをくぐったらそこから先は登山道だ。
 
 
ここキナバル山では登山者数人のグループに必ず一人ガイドがつくことになっている。僕ら独身男三人のグループについたガイドは地元のナイスガイ、モハイニン。聞いたところ35歳独身。そんな独身男4人のむさくるしいグループで一路ラバンラタゲストハウスを目指す。
 
 
この日登るのは1,800mから3,280mまでのおよそ1,500m。距離にしておよそ6km、ちょうど富士山五合目から山頂までを一気に登ることになる。スタート地点からしばらくは熱帯雨林のジャングルの中を進んでいく。さすがに国立公園らしく道はきっちり整備されていて歩きやすいのだけど、なぜか階段になっている一段一段が50cmくらいあって、僕の短い足を精一杯持ち上げてようやく届く高さ。これ、きっとイギリス人がつくったんだろうな。
 
 
しばらく進んでいくと、すっぽりと霧の中に包まれた。標高は2,000mを超えたけど、まだ植生はかわらず高木が茂る森が続く。どこかで見たことあるかと思ったら中米グアテマラの熱帯雲霧林そっくりだ。じとーっとした空気の中から鳥のさえずりがどこからともなく聞こえてくるところなんてほんとにそっくり。
 
 
ひょこっと顔をあげると鮮やかな花びらに目を奪われた。
 
 
ひいひい言いながら3時間ほど歩いていくと、2,700mくらいからようやく高木が少なくなってきた。だんだんと変化していくのではなくて、いきなりジャングルが途切れて喬木しかなくなる感じ。
 
 
登山道にはこうして0.5kmごとに標識が立てられている。わかりやすくていいのだけれど、標識を見るたびにえっ?まだこんだけしか進んでいないの?とげんなりさせられたのもたしか。
 
 
3,000mあたりまでくると、喬木は一段と低くなりなんか変な形になってくる。キナバル山も富士山と同じく独立峰なのできっと風が強いんだろう。なんかこの木だけ見ているとアフリカのサバンナに来ているみたいだ。
 
 
「シュン、こっちに来てみなよ」そんなモハイニンの言葉に誘われて喬木をかきわけて見ると、真っ赤なへんなものがあった。食虫植物のウツボカズラ。キナバル山ではいたるところで毒々しい赤色や緑色のウツボカズラが見られた。
 
 
登り始めてから6時間後、かなり足がぴりぴりしてきたころにラバンラタゲストハウスに到着。それなりに来る前に準備をしてきたのだけれど、階段の一歩一歩が大きいのがふくらはぎとももに響いた。モハイニンもうれしいらしく、やたらハイテンションでポーズをとる。
 
 
登っている最中はずっと霧の中だったのに、ラバンラタに着いたら急に太陽が顔をのぞかした。3,000mで見る青空はやっぱりどこまでも深い青だ。
 
 
ラバンラタは想像していたよりもとってもきれいなゲストハウスだった。水が豊富でホットシャワーもある上、掃除も隅々まで行き届いている。
 
 
毎日ふもとから食材を運んでいるので食事もビュッフェ形式で充実。日本の山小屋では考えられないぜ。
 
 
たっぷり食べて満足しながらテラスで夕日を眺めていたらアイリッシュのスーザンが「Happy New Year 2010 from Borneo」って書いた紙を持ってきた。んー、これナイスアイディア!これ持って山頂で新年の初日の出眺めながら写真撮りたい!ってことで日本語版もつくってみた。で、スーザンとその彼氏とで英語、アイリッシュ、日本語版で一足早い記念撮影。こういうのがやっぱり楽しいよね。
 

 
夜半に起きて、4,096mの頂上まで800mを登る新年に備えて大晦日の夜は8時に就寝。8時に寝る大晦日って幼稚園以来かも。さあ、明日はいよいよキナバル山頂へのアタックだ。

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Written by shunsuke

2010年1月10日 @ 1:32 AM

カテゴリー: 2009/12 Mt. Kinabalu

コメント / トラックバック4件

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  1. ぐわー続きが楽しみすぎるー

    Kensuke

    2010年1月10日 at 8:26 AM

  2. 楽しかったよー。ぜひNegiもいつか登ってきてみて。

    Shunsuke

    2010年1月10日 at 11:31 PM

  3. うわーいいないいなー。登りたい。でも高山病になっちゃうな。愛受け取った。

    なおこ

    2010年1月10日 at 11:45 PM

  4. > なおこさんこれ愛感じるでしょ。僕は高さには強いので平気でしたけど、3,280mまで一気に登るから弱い人は高山病になる確率が高いと思う。前日に1,800mの公園本部で一泊してゆっくり水分たっぷりとりながら登るといいと思います。ぜひ登ってみてね。

    Shunsuke

    2010年1月11日 at 1:23 AM


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