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Archive for 2月 2010

DAY4: ハマムにシーシャ、ヒゲオヤジ

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朝5時30分、目覚ましなしでばっちり起床。この日はあらかじめ予約してあったユーロスターイタリアでローマに向かい、そこからチュニスまで飛ぶので頑張って早起きになのだ。「早起きは三文の得」その格言も納得するような朝の風景、ヴェスヴィオ火山が朝焼けに映えるなあ。
 
 
二日間過ごしたナポリともこれでお別れ。路上にゴミが多かったり、みんなタバコも投げ捨てしてたり、道路は信号無視でみんなわたっていたり、なんか中国みたいな街だったけれど、こういう街かなり好きだ。駅に向かう途中、ホテルのそばにある陽気なおばちゃんのカフェでナポリ最後のエスプレッソを飲む。最後の一杯も最高にうまかった。
 
 
ナポリ発のユーロスターは時間どおりに出発して、一時間ちょっとでローマTermini駅に到着。これで44ユーロだから新幹線みたいな感じだ。イタリア=時間に遅れそうってイメージだったけど、ユーロスターはしっかりしているのね。ここからフィウミチーノ空港まで鉄道が出ているので、自動販売機で切符を買って(11ユーロ)、ホームの案内板にしたがい空港行きのプラットホームに向かう。
 
 
歩くこと5分あまり。行けども行けどもそれらしき列車は見えてこない。あと発車まで5分。おかしいなと思って聞いてみると、「隣の隣、23番ホームだよ」との答え。おいおいおい、なんだよこの飛行機の絵は。どうやらみんなこの標識に騙されたらしく、最後は空港行きに乗る人たちみんなで線路をそのまま渡って23番ホームに走って向かう。それにしてもナポリではほとんど東洋人はいなかったけど、ローマの駅は日本人と韓国人の観光客だらけですごかった。
 
11時発のチュニス航空チュニス行きは予定通りに離陸。乗客は8割がイタリア人の観光客でもちろん東洋人は僕一人。驚いたのは機内放送はアラビア語、フランス語、イタリア語のみで英語がなかったこと。英語の機内放送がないのはさすがに初めて。なるほどー、チュニジアでの英語とフランス語のポジションはこういうことなのか。
 
飛行機は1時間20分でチュニスに到着。近いよね。ヨーロッパからアフリカまで1時間ちょっとですよ。南寧から北京に行くのには3時間半かかることを考えると地中海世界の距離感覚がわかってくる。
 
チュニスの空港からは居合わせたツーリストTとタクシーを10TD(ディナール)でシェアしてメディナ(旧市街)に向かう。この日はロンドンから来るYさんとここのユースホステルで待ち合わせをすることになっているのだ。ホステルは旧市街の静かな一角にあってとても雰囲気がよかった。
 
 
こんなメディナの中にユースをつくってしまうなんてなかなかいい。
 

荷物を整理していると、もう一人この日チュニスで会う約束をしていたWさんとばったり。急いでプーアル茶セットのお土産をわたして、ひどくなってきた腰痛をやわらげるべく腰を温めにアラブ風呂、ハマムに向かう。

メディナの中にあるハマム、ハマム・エル・カシャシーン(Hammam El-Kachacine)はこれまで行ったどのハマムよりもおしっこくさく、アラビア語もフランス語も片言しか理解しない僕はマッサージも含めて8TDもとられた。それでもひどかった腰の痛みが少しよくなったからまあよしとするか。

そして宿への帰り道、カフェを見つけて水タバコのシーシャを吸う。普通のなんてことないカフェなんだけど、壁にはモザイク画のタイルで埋められていて鮮やかだ。ハマムにシーシャ、そして髭ヅラオヤジ。一気にアラブに来た実感が湧いてくるなあ。

夜はYさん、Wさん、そしてWさん友人のロンドンガイのJと待ち合わせをして「チュニスの居酒屋」トントンヴィルに向かう。ほとんどがムスリムなのに居酒屋?外国人用なのかな?と思い行ってみると、中からカーテンがかかっていて見えないようになっていた。むむっ、これは怪しい。

恐る恐る扉を押してみると、なにやら異様な雰囲気。それもそのはず、どのテーブルも男、男、男。そしてなぜかみんな着ている服も黒、黒、黒。そんなところに紅一点足を踏み入れたWさん。一気にビールやワインを片手に騒いでいるチュニジア人のオヤジたちの視線が一気にWさんに集まった。僕まで緊張。

店の視線を一点に集めながら席につき、チュニジアビールとイタリアから持ってきたワインで乾杯。「居酒屋」の名にふさわしく料理は安くておいしかった。中でもお気に入りはこのオッジャ。ピーマンやオリーブや魚介をトマトソースで炒めて卵を落とした料理で赤ワインとバゲットにぴったり。甘めの味付けなのかな?と思わせる外見なんだけど、食べてみるとじわじわ辛さが効いてきてやみつきになる。写真見ていたらおなかがすいてきた…

そして明日チュニジアを離れるWさんから地球の歩き方チュニジアをもらいうける。やった!ワカコさんありがとう。そして宿に戻りすがらYさんと旅の計画を練り、車をチャーターしないと行くことができないクサール・ギレンまで一緒に行くことに。明日からしばらく二人旅の始まりです。

Written by shunsuke

2010年2月28日 at 9:29 PM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

DAY3: Vedi Napoli e poi mori!!!!!!!!!

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三日目、明け方に雷の音で目が覚める。まるで日本の夏の夕立のような土砂降りの雨、冬のヨーロッパは雨が多いと聞いていたけれど、こんなに激しく降るもんなんだ。でもそんな雨も朝にはなんとか小ぶりになったので、ナポリ中央駅のあるガリバルディ広場から少し南へ向かった朝市が立っている通りを歩いてみる。おお!これはまるでアメ横だ。魚を売る掛け声が「ヘイ、ラッシャイラッシャイ」のように日本とそっくりで面白かった。
 
 
通りの一角にシブいカフェ&バーがあったので早速モーニングコーヒーを飲む。ほんとナポリの街中だったら100m行けば一軒はカフェがある。それにしても鏡越しのオヤジがシブい。
 
 
聞いたところ、夫婦で15年くらいやっているとか。"お金は私が全部にぎっているのよ"と奥さん。こちらまで幸せっぷりが伝わってくるような二人だった。
 

カフェをあとにするとすっかり雨は上がって青空がのぞいていた。雨上がりの風が気持ちいい!

そのままポンペイに続いているヴェスヴィオ周遊鉄道の駅に向かう。ポンペイへはこの鉄道に乗って40分くらいで着くらしい。宿から10分ほどで駅に着き、往復4.7ユーロの切符を買ってホームに向かうと、アバンギャルドな列車がホームに滑り込んできた。どの列車もあますところなく気合いの入った落書きがされている。一瞬デザインかと思ってしまうくらい。こりゃ、すごい。

列車は東京で言えば京浜急行のように海沿いを走り、ポンペイ遺跡の最寄り駅に到着。駅を降りて遺跡見学に向かう前に腹ごしらえをしようとカフェを探すと、どの店もものすごいオレンジの数だった。ここまでやってくれると気持ちがいい。

A.D.79年のヴェスヴィオ火山噴火による火山灰で地中に埋もれた遺跡はとにかく広い。いや遺跡というのは正しくないような気がする。一つの街がそのまますっぽり火山灰の中で埋もれて残っている感じ。並んだ家々、馬車が通ったであろう目抜き通り、そして農園や闘技場。今にもそこの角からローマ人がニョキっと顔を出してきそうなくらい生活感が残っている。こんな遺跡初めてだ。

闘技場もでかいのがそのまま残っている。

格子状に整備された大通り。馬車が通った車輪のあとがへこんで残っている。

もちろん並んでいる家々にも小さな家から中に庭園が整備されていた豪邸まで残っていて、それがしっかり地区ごとに分かれているのは興味深かった。貴族は貴族、職人は職人。いつの時代もコミュニティは固まるんだろうな。写真は豪邸の一角に残っている壁画。大部分はナポリの美術館に保存されていたりするのだけれど、こうして遺跡の中に残っている壁画もある。

あまり事前によく遺跡の情報を知らずに行って、あとからガイドブックを読み返してみたら街からちょっと離れたところのVilla del Misteriという家にすごいフレスコ画が残っていたらしい。遺跡でオーディオガイドを借りていったんだけど、「これは見なきゃダメよ」っていうのは教えてくれなかった。こういうのはもったいないなあ。いや、もったいないというより悔しい。

まあ、それでも少し雨が降ったことを除けば天気も悪くなかったし、ヴェスヴィオ火山も美しかったし、よかったよかった。

ポンペイの遺跡を後にして来た時同様ヴェスヴィオ周遊鉄道でナポリへ戻り、夕暮れを見にSanta LuciaにあるMonte Vomeroに向かう。"Vedi Napoli e poi mori"日本語で言うと"ナポリを見て死ね"そう称されるほどナポリの街の夕暮れは美しいらしい。

そんな眺めを楽しみにケーブルカーFunicolareに乗ってMonte Vomeroに向かい、夕暮れの名所Castel S. Elmoを目指す。刻一刻と傾いていく太陽、坂道を登れどなかなか見えてこない城。間に合わないかなと思ったけど、最後は小走りでつづらおりになった城壁への坂道を駆け上るといきなりこんな光景が目に飛び込んできた。Blavo!!

すっかり汗だくになった不快感、ポンペイを3時間歩き、城壁を駆け上ってきた疲れなんてあっという間に吹き飛んでしまうこの風景。思わず言葉を失ってしまった。オレンジ色の屋根、美しい海岸線、そしてそびえるヴェスヴィオ火山。Vedi Napoli e poi moriというのも納得だ。

後ろを振り返ると、ちょうど海の向こうに日が沈んでいくところだった。

ナポリの下町、スパッカ・ナポリの風景。こういう統一された町並みを見ていると金色にそびえるマカオのリスボアホテル、とにかく電飾で飾り付ければきれい、というような中国的な美的感覚が非常に薄っぺらいものに思えてくる。新しければいいってものじゃないよ。古い街を壊せばいいってものじゃないよ。美しいってこういう町並みのことだと僕は思う。

次第に青が深くなっていく。

すっかり景色に目を奪われていたらあっという間に夕暮れが夜景に変わっていた。夜景もきれいだ。

この後ムクムクと雲が湧き出して雨が降ってきたと思ったら、みぞれになり、ちょっとすると雪になった。南イタリアのナポリでも雪って降るのか。明日は朝一番のイタリアユーロスターでローマに向かい、アフリカ上陸です。

Written by shunsuke

2010年2月25日 at 3:20 AM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

DAY2: マラドーナとピッツアの街、ナポリ

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エールフランスAF107便は定刻どおりにパリに到着。33度の南寧から来るととてつもなく寒い。それもそのはず雪もちらついていた。あっ!コンコルド。
 
 
次のナポリ行きまで3時間ほど時間があったのだけれど、この旅行用に持ってきた「ローマ人の物語」の文庫本を4巻の途中まで読む。象を引き連れてアルプスを越え、カンネの戦いでローマを追い詰めるハンニバル。
 
確かにハンニバルはすごい。でもどんなに優秀でもローマ相手だったら、一人じゃやっぱりダメなんだよなあ。「ローマ人の物語」でこのローマとカルタゴのポエニ戦争を見ていると、現代の会社組織に通じるものをすごく感じる。
 
戦争で負けたら敗戦の責任をとられて将が死刑になることもあるカルタゴ、負けてもそれを糧にすることを期待して敗戦の将にチャンスを与え続けるローマ。将軍は必ずカルタゴ人が担い、その他は他の地域からの傭兵でまかなうカルタゴ、ローマ同盟として周辺国を次々とローマ化し他民族もローマ市民としていくローマ。
 
すごい優秀で判断をテキパキこなしていくリーダーハンニバルに率いられたトップダウンなカルタゴ、でも傭兵という契約社員が大多数なので、そこからリーダーが育つ土壌がない。
 
逆に自分の組織以外にも税収に差をつけず植民地というより対等合併をして次第に周りを巻き込んでいくローマ。市民で組織された軍には組織を守る、土地を守るという強い連帯感があり、こから一人がダメでもすぐにほかの人材が出てくる。実に面白い。
 
そんなことを考えていると、あっという間にフライトの時間になり、離陸後1時間ちょっとでナポリに到着。空港からAlibusでナポリ駅まで向かい予約していたHostel Pensione Manciniに着くと、マラドーナが出迎えてくれた。やっぱりナポリといえばこの人だよね。20年以上経った今でもナポリのレジェンド。
 

早速街を歩くと、ありふれた表現しかできないんだけど建物がきれい。歴史を感じる。そういえばこれまでコロニアルな街にはたくさん行ったけれど、情けないことにそのコロニアルな街をつくったホンモノは見たことがなかった。南寧でも郊外に"トスカーナ"って名前をつけてイタリア風の家を売ったりしているんだけど、本物は歴史と重みを感じる。ま、当たり前か。

すでに時間は午後3時。昼が遅いイタリアでも入れる店が少ない。だけどピッツェリアでは店はやってなくても店先でピッツアを安く販売していて、それをテイクアウトできる。ということで早速ナポリ初のマルゲリータ。しっかり薪釜がある店の、焼きたてなのに1ユーロ。これがうまい。

街のいたるところに立ち飲みカフェがあって、1ユーロくらいでエスプレッソが楽しめる。ナポリっ子はみんな昼間からカフェで世間話。一見入りづらそうなのでちょこっと勇気を出して入ってみたら、ジャポネーゼ、ナカータ!とものすごい陽気に迎えてくれた。いまだイタリア人の記憶に残っている中田は偉大だ。

そのままテクテク歩いてナポリの目玉、国立考古学博物館に行く。ギリシャ、ローマ時代の彫刻を中心に1~2時間では見切れない展示数で、見ごたえがあった。中でもファルネーゼの雄牛はすごい迫力。牛を捕まえようとする男たちの息づかいと、それを逃れようとする牛の雄たけびが聞こえてきそう。これ、小さそうに見えて高さ4メートルくらいある。

博物館を出るとすっかり暗くなっていた。危ない、恐い、汚い。そんな話しか聞いていなかったナポリの街だけど、たしかにごみは多いし、道はタバコの吸殻だらけだし、暗くなるとなんか危険な匂いがする。

それでも昔からの建物が残るスパッカ・ナポリの夜は照明の光もあいまって雰囲気があった。

夜は宿で居合わせた3人で近くのおススメのピッツェリア、Da Donatoに向かう。前菜もライスコロッケも、パスタもピッツアも、そして何よりワインが安くておいしかった。まずはカンパーニャのワインTaburno Fidelis。安いワインなんだけど、深い味がある。僕の大好きなしぶーい深い味。

モッツアレラにプロシュート。これで0.6ユーロ。

ライスコロッケその他揚げ物盛り合わせ。これ、2ユーロくらい(だったはず)。

そしてやっぱり夜もマルゲリータ。24cmでなんと2.5ユーロ。

三人でボトル入れて、食べきれないほど食べて60ユーロ。日本の3分の2くらい。店は家族経営で、とてもアットホーム。70歳を越えたおじいちゃんもまだまだ現役。ナポリでは暇があればカフェに入ってエスプレッソを片手に世間話。みんなとっても気さくで、よそ者にも暖かい。道を聞いたら、お願いしてもいないのに目的地まで連れて行ってくれる。人の雰囲気がラテンだなあ。

ボナセーラとグラッツェ以外は全部スペイン語で押し通すけど、ほとんど問題ない。でも向こうが言ってくることはよく分からない。スペイン語とイタリア語、ほとんど同じって考えていたけどやっぱ違うや。ちょこっと反省。明日は列車に乗ってポンペイです。

Written by shunsuke

2010年2月24日 at 9:49 PM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

DAY1: 2月10日、最高気温33度

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チュニジア旅行から南寧に戻って一日半、ようやく生活のリズムが戻ってきました。
 
2月10日、朝から容赦なくギラギラの太陽が照りつける。夏みたいな暑さだなあと思っていたら、南寧の最高気温はなんと33度。おいおい、今日は2月10日ですよ。こりゃ、持っていく服の選択に迷うなあ。これだけ暑いと汗っかきの僕は夜発の飛行機に乗る前にかなり汗をかいてしまうから大変だ。
 
今日から旧正月の休みに入るので、前もって終わらせようと頑張ったのだけれど、結局いつもどおりフライト3時間前にようやく事務所を出るギリギリドタバタ出発。20分でパッキングを終わらせたらなんとせっかく正月に日本から持ってきてもらったチュニジアのガイドブックを忘れてしまった。なんたる失態…
 
それでも急いだ甲斐があってなんとかフライト1時間前に南寧の空港に到着。タラップに乗り込む前にふと後ろを振り返ってみると、まさに沈まんとす夕日と飛行機雲がきれいだった。
 
 
南寧発広州行きの最終便、シンセン航空のZH9604便は時間どおり夜8時前に広州に到着。昼ごはんを食べる時間がなかったので、もうこの時点でお腹ペコペコ。だけど、広州の空港は安くておいしいご飯がない。しかたないから一番マシと思われるブルースリーが目印な"真攻夫"でようやくごはんにありつく。これで中華ともしばしお別れだ。
 
エールフランスAF107便も定刻どおりにオンボード。だけど滑走路に入ったとたん「荷物を2個積み忘れたようなのでやっぱりいったん戻ります、ごめんなさい」とのアナウンスがあり、一時間ほど遅れて出発。こんなこと初めてだ。でもどうやって忘れたことに気がついたんだろう?まあ、僕の荷物だった可能性もあるので、ちゃんと気がついてくれてよかった。
 
エールフランスのエコノミーはちょっと狭いけれど、食事が素晴らしかった。アペリティフでシャンパンも出てきた上、チーズもうまい。それより何よりパンがおいしいのがパン好きの僕にはたまらない。ガブッと噛むと噛めば噛むほど小麦の味が広がっていく。フランスじゃあ"普通の味"なんだろうけど、これは南寧では味わえないなあ。その上おかわり自由なんで食べ過ぎちゃった。
 
 
出発早々おいしいパンの幸せをかみ締めながら就寝。明日の朝にはいよいよ初めてのヨーロッパです。

Written by shunsuke

2010年2月24日 at 7:19 PM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

南寧で同僚の結婚式に出席してきた

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昨日2月6日、会社の同僚の結婚式に出席してきた。こちらでの結婚式はこれで三回目、だいぶ勝手がわかってきた。日本の結婚式との一番大きな違いは新郎新婦と司会者以外はみんな普段着で気軽にやってくることだろう。
 
会場は南寧市内のホテル。午後5時半から開始、との招待状をいただいたので5時半くらいに会場につくと、ホテルの前で新郎新婦、そしてその友人たちが出迎えてくれた。ここで新郎新婦にご祝儀を渡し、新郎新婦からはタバコやお菓子を渡される。
 
 
5時半に着いて席に案内されたのだけど、ここからが結構長い。結局ここから式が始まるまで二時間近くあって、7時半くらいにようやく新郎新婦が入場してきた。友人たちが横から巨大なクラッカーでお祝いする。
 
 
神妙な表情の新婦。クラッカーの糸くずがからみついて大変なことになっている。
 
 
友人による司会で式が進んでいき、指輪交換のあと新郎新婦の両親が壇上に上がって新郎新婦から育ててもらったことの感謝を伝える。三回お辞儀をしたあと、新郎新婦が酒を注いで両親はそれを飲み干す。
 
新郎新婦二人ともチワン族で広西自治区の西側、百色に近い田東の出身。ご両親も南寧に出てきて立派に働いている息子と娘がこうしてそれなりの結婚式を挙げられていることに誇らしげだ。このあと新郎のお父さんと話をしたけれど、彼の実家は普通の農家とのこと。そこから息子は大学に進み、外資系企業で働いている。そして彼は毎月相当の額を家に送っているらしい。
 
その言葉の節々からの推測でしかないけれど、お父さんも息子を大学に送るまで相当な苦労があったんだろうな。給与交渉とかお金の話にはすごい自己主張が強い彼だけど、その背景にはこういう事情が影響しているのかもしれない。
 
 
この次はケーキカット。新婦がかなり緊張していたみたいで笑顔が少なかったけど、このあたりからようやく笑みがこぼれはじめた。
 
 
ケーキカットのあとはホストクラブで見かけるようなシャンパンタワーになみなみとシャンパンを注ぐ。これは注いだあと、新郎新婦の親戚が座る席に配られる。
 
 
そして新郎によるスピーチ。いやあ、いつも仕事の時はムスッてしているのに、今日はいい顔しているな。仕事の時もそのくらいのテンションで頼むぜ。
 
 
新郎新婦には"伴郎""伴娘"と呼ばれる友人が付き添って世話をすることになっていて、ここで新婦から伴娘へのメッセージ。「あなたも早くいい人見つけてね」。この伴郎と伴娘は独身の男女じゃなきゃいけないみたい。中国でも友人の結婚式は恋人を見つける重要な機会、どこの国でも事情は同じだ。
 
 
この後は新郎新婦がそれぞれの円卓を回って乾杯していく。ここでも伴郎と伴娘は新郎新婦に付き添ってお酒のサーブをお手伝いしていた。もちろんお酒は白酒、新郎新婦は各席で飲み干さなくてはならないので、結構大変。
 
 
ここから先は日本のようにしっかり司会進行があるわけじゃなく、かなり適当。それぞれ思い思いにご飯を食べ、食べ終わったらすぐに帰る人もいた。10月に参加した彝族の友人の結婚式では1時間半くらいでみんな食べつくして一気に人が去っていったっけ。
 
中国では旧正月を祝うため、今がちょうど年末の忘年会のシーズン。僕もほぼ毎日酒宴が続いているのだけど、こういうめでたい席でのお酒はやっぱりおいしいなあ。僕の会社は今が結婚式ラッシュで、去年の11月、そして今回、次は4月に別の同僚の結婚式が控えている。果たして僕の番は…そろそろ伴郎でもやるか。

Written by shunsuke

2010年2月7日 at 6:28 AM

カテゴリー: 南寧での生活

船はやめてやっぱり飛ぶことにした

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10日からのチュニジア旅行、サレルノからチュニスまで船で行く予定だったけれど、20時間以上かかるのと安いチケットがあったのでローマからチュニスまで飛ぶことにした。ローマからチュニスまでチュニジア航空で92ユーロ。船旅も捨てがたかったけど、サラリーマンだから仕方ない。これで大幅に時間が圧縮できた。所要時間1時間ちょっと、ヨーロッパとマグレブの近さを実感するなあ。
 
 
ナポリからローマまでどうやって行こうかなと調べていたら、ユーロスターのイタリア版が走っていることが判明したので、さっそくTrenitaliaのホームページで購入。ナポリーローマ間は200km以上あると思うのだけど、一時間ちょっとで着いてしまうのはすごい。
 
 
ただイタリアって電車とか遅れそうな予感がものすごくある。ナポリは始発のようだし、ローマ駅到着からフライトまで3時間あるから大丈夫だとは思うんだけど、ちょっと心配。
 
出発はいよいよ来週。ナポリにはマドリッドで学生しているYSKが合流できそうだし、チュニスでは旅の達人Wさんとツクバの友人Nちゃんと再会予定。仕事しっかり終わらせなきゃ。
 
2/10 ZH9604 南寧(NNG)18:40 → 広州(CAN)19:50
        AF107   広州(CAN)23:50 → パリ(CDG)6:10(+1Day)
2/11 AF2178 パリ(CDG)9:35 → ナポリ(NAP)11:50
2/12 ナポリ
2/13 ナポリ 6:50 → ローマ 8:00
   TU753 ローマ(FCO)11:05 → チュニス(TUN)12:20
2/14 チュニス → ケロアン
2/15 ケロアン → マトマタ
2/16 クサール・ギレン
2/17 クサール・ギレン → ドゥーズ
2/18 トズール → (列車泊)
2/19 カルタゴ、シディ・ブ・サイド
2/20 AF1685 チュニス(TUN)9:05 → パリ(CDG)11:40
       AF102 パリ(CDG)23:35 → 広州(CAN)18:30(+1Day) 
2/21 ZH 9603 広州(CAN)20:20 → 南寧(NNG)21:30

Written by shunsuke

2010年2月5日 at 5:59 AM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

最高気温27℃

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東京では1年ぶりに雪が降ったみたいですが、ここ南寧は暖かいを通り越して暑い日が続いています。おととい、昨日、そして今日と最高気温は27℃。隣のベトナム国境に近い崇左なんて31℃だったらしい。
 
今日なんて帰宅途中に軽く歩いたら汗だく。いやー暑かった。一週間くらい前はずっとじめっとした日が続いて、10日くらい日が出なかったからうれしいんだけれど、今度は一気に南国。暑くて大変。
 
ちょうどいい過ごしやすい日ってなかなかないもんだ。

Written by shunsuke

2010年2月3日 at 2:01 AM

カテゴリー: 南寧での生活