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DAY2: マラドーナとピッツアの街、ナポリ

with 2 comments

エールフランスAF107便は定刻どおりにパリに到着。33度の南寧から来るととてつもなく寒い。それもそのはず雪もちらついていた。あっ!コンコルド。
 
 
次のナポリ行きまで3時間ほど時間があったのだけれど、この旅行用に持ってきた「ローマ人の物語」の文庫本を4巻の途中まで読む。象を引き連れてアルプスを越え、カンネの戦いでローマを追い詰めるハンニバル。
 
確かにハンニバルはすごい。でもどんなに優秀でもローマ相手だったら、一人じゃやっぱりダメなんだよなあ。「ローマ人の物語」でこのローマとカルタゴのポエニ戦争を見ていると、現代の会社組織に通じるものをすごく感じる。
 
戦争で負けたら敗戦の責任をとられて将が死刑になることもあるカルタゴ、負けてもそれを糧にすることを期待して敗戦の将にチャンスを与え続けるローマ。将軍は必ずカルタゴ人が担い、その他は他の地域からの傭兵でまかなうカルタゴ、ローマ同盟として周辺国を次々とローマ化し他民族もローマ市民としていくローマ。
 
すごい優秀で判断をテキパキこなしていくリーダーハンニバルに率いられたトップダウンなカルタゴ、でも傭兵という契約社員が大多数なので、そこからリーダーが育つ土壌がない。
 
逆に自分の組織以外にも税収に差をつけず植民地というより対等合併をして次第に周りを巻き込んでいくローマ。市民で組織された軍には組織を守る、土地を守るという強い連帯感があり、こから一人がダメでもすぐにほかの人材が出てくる。実に面白い。
 
そんなことを考えていると、あっという間にフライトの時間になり、離陸後1時間ちょっとでナポリに到着。空港からAlibusでナポリ駅まで向かい予約していたHostel Pensione Manciniに着くと、マラドーナが出迎えてくれた。やっぱりナポリといえばこの人だよね。20年以上経った今でもナポリのレジェンド。
 

早速街を歩くと、ありふれた表現しかできないんだけど建物がきれい。歴史を感じる。そういえばこれまでコロニアルな街にはたくさん行ったけれど、情けないことにそのコロニアルな街をつくったホンモノは見たことがなかった。南寧でも郊外に"トスカーナ"って名前をつけてイタリア風の家を売ったりしているんだけど、本物は歴史と重みを感じる。ま、当たり前か。

すでに時間は午後3時。昼が遅いイタリアでも入れる店が少ない。だけどピッツェリアでは店はやってなくても店先でピッツアを安く販売していて、それをテイクアウトできる。ということで早速ナポリ初のマルゲリータ。しっかり薪釜がある店の、焼きたてなのに1ユーロ。これがうまい。

街のいたるところに立ち飲みカフェがあって、1ユーロくらいでエスプレッソが楽しめる。ナポリっ子はみんな昼間からカフェで世間話。一見入りづらそうなのでちょこっと勇気を出して入ってみたら、ジャポネーゼ、ナカータ!とものすごい陽気に迎えてくれた。いまだイタリア人の記憶に残っている中田は偉大だ。

そのままテクテク歩いてナポリの目玉、国立考古学博物館に行く。ギリシャ、ローマ時代の彫刻を中心に1~2時間では見切れない展示数で、見ごたえがあった。中でもファルネーゼの雄牛はすごい迫力。牛を捕まえようとする男たちの息づかいと、それを逃れようとする牛の雄たけびが聞こえてきそう。これ、小さそうに見えて高さ4メートルくらいある。

博物館を出るとすっかり暗くなっていた。危ない、恐い、汚い。そんな話しか聞いていなかったナポリの街だけど、たしかにごみは多いし、道はタバコの吸殻だらけだし、暗くなるとなんか危険な匂いがする。

それでも昔からの建物が残るスパッカ・ナポリの夜は照明の光もあいまって雰囲気があった。

夜は宿で居合わせた3人で近くのおススメのピッツェリア、Da Donatoに向かう。前菜もライスコロッケも、パスタもピッツアも、そして何よりワインが安くておいしかった。まずはカンパーニャのワインTaburno Fidelis。安いワインなんだけど、深い味がある。僕の大好きなしぶーい深い味。

モッツアレラにプロシュート。これで0.6ユーロ。

ライスコロッケその他揚げ物盛り合わせ。これ、2ユーロくらい(だったはず)。

そしてやっぱり夜もマルゲリータ。24cmでなんと2.5ユーロ。

三人でボトル入れて、食べきれないほど食べて60ユーロ。日本の3分の2くらい。店は家族経営で、とてもアットホーム。70歳を越えたおじいちゃんもまだまだ現役。ナポリでは暇があればカフェに入ってエスプレッソを片手に世間話。みんなとっても気さくで、よそ者にも暖かい。道を聞いたら、お願いしてもいないのに目的地まで連れて行ってくれる。人の雰囲気がラテンだなあ。

ボナセーラとグラッツェ以外は全部スペイン語で押し通すけど、ほとんど問題ない。でも向こうが言ってくることはよく分からない。スペイン語とイタリア語、ほとんど同じって考えていたけどやっぱ違うや。ちょこっと反省。明日は列車に乗ってポンペイです。

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Written by shunsuke

2010年2月24日 @ 9:49 PM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

コメント / トラックバック2件

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  1. うおー、ピザがうまそうだ!!マルゲリータが一番実力がわかる気がする。昨日おいしいピザ食べたばっかだけど、また食べたくなった。そして本場ナポリのが食べてみたい。コンコルドってまだ飛んでたの?カフェにある超巨大ヌテラが気になります。トントンヴィルまたいったんですね。何食べました?チュニジアワインは?レポートが楽しみだなあ。

    Wakako

    2010年2月24日 at 11:07 PM

  2. > ワカコさん本場はもちろんうまいけど、東京のピッツアのレベルもすごいと思いますよ。クオモよりも豊島園のアオキ・タッポストや渋谷のアルフォルノあたりに行ってみてください。http://r.tabelog.com/tokyo/A1321/A132102/13015826/http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13045839/でも本場ナポリは東京違ってとにかく安い!このピッツェリアのマルゲリータ、2.5ユーロですもん。コンコルドはもう飛んでいないんですけど、展示されているみたいですね。シャルル・ド・ゴールで見ませんでしたか?トントンヴィラ、最後の夜はなぜか女性6名に僕1人っていうハーレム状態でした。これにはチュニジアおやじたちも興奮のるつぼ。チュニジアワイン、赤も白もうまかったです。乞うご期待。

    Shunsuke

    2010年2月25日 at 1:31 AM


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