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DAY3: Vedi Napoli e poi mori!!!!!!!!!

with 2 comments

三日目、明け方に雷の音で目が覚める。まるで日本の夏の夕立のような土砂降りの雨、冬のヨーロッパは雨が多いと聞いていたけれど、こんなに激しく降るもんなんだ。でもそんな雨も朝にはなんとか小ぶりになったので、ナポリ中央駅のあるガリバルディ広場から少し南へ向かった朝市が立っている通りを歩いてみる。おお!これはまるでアメ横だ。魚を売る掛け声が「ヘイ、ラッシャイラッシャイ」のように日本とそっくりで面白かった。
 
 
通りの一角にシブいカフェ&バーがあったので早速モーニングコーヒーを飲む。ほんとナポリの街中だったら100m行けば一軒はカフェがある。それにしても鏡越しのオヤジがシブい。
 
 
聞いたところ、夫婦で15年くらいやっているとか。"お金は私が全部にぎっているのよ"と奥さん。こちらまで幸せっぷりが伝わってくるような二人だった。
 

カフェをあとにするとすっかり雨は上がって青空がのぞいていた。雨上がりの風が気持ちいい!

そのままポンペイに続いているヴェスヴィオ周遊鉄道の駅に向かう。ポンペイへはこの鉄道に乗って40分くらいで着くらしい。宿から10分ほどで駅に着き、往復4.7ユーロの切符を買ってホームに向かうと、アバンギャルドな列車がホームに滑り込んできた。どの列車もあますところなく気合いの入った落書きがされている。一瞬デザインかと思ってしまうくらい。こりゃ、すごい。

列車は東京で言えば京浜急行のように海沿いを走り、ポンペイ遺跡の最寄り駅に到着。駅を降りて遺跡見学に向かう前に腹ごしらえをしようとカフェを探すと、どの店もものすごいオレンジの数だった。ここまでやってくれると気持ちがいい。

A.D.79年のヴェスヴィオ火山噴火による火山灰で地中に埋もれた遺跡はとにかく広い。いや遺跡というのは正しくないような気がする。一つの街がそのまますっぽり火山灰の中で埋もれて残っている感じ。並んだ家々、馬車が通ったであろう目抜き通り、そして農園や闘技場。今にもそこの角からローマ人がニョキっと顔を出してきそうなくらい生活感が残っている。こんな遺跡初めてだ。

闘技場もでかいのがそのまま残っている。

格子状に整備された大通り。馬車が通った車輪のあとがへこんで残っている。

もちろん並んでいる家々にも小さな家から中に庭園が整備されていた豪邸まで残っていて、それがしっかり地区ごとに分かれているのは興味深かった。貴族は貴族、職人は職人。いつの時代もコミュニティは固まるんだろうな。写真は豪邸の一角に残っている壁画。大部分はナポリの美術館に保存されていたりするのだけれど、こうして遺跡の中に残っている壁画もある。

あまり事前によく遺跡の情報を知らずに行って、あとからガイドブックを読み返してみたら街からちょっと離れたところのVilla del Misteriという家にすごいフレスコ画が残っていたらしい。遺跡でオーディオガイドを借りていったんだけど、「これは見なきゃダメよ」っていうのは教えてくれなかった。こういうのはもったいないなあ。いや、もったいないというより悔しい。

まあ、それでも少し雨が降ったことを除けば天気も悪くなかったし、ヴェスヴィオ火山も美しかったし、よかったよかった。

ポンペイの遺跡を後にして来た時同様ヴェスヴィオ周遊鉄道でナポリへ戻り、夕暮れを見にSanta LuciaにあるMonte Vomeroに向かう。"Vedi Napoli e poi mori"日本語で言うと"ナポリを見て死ね"そう称されるほどナポリの街の夕暮れは美しいらしい。

そんな眺めを楽しみにケーブルカーFunicolareに乗ってMonte Vomeroに向かい、夕暮れの名所Castel S. Elmoを目指す。刻一刻と傾いていく太陽、坂道を登れどなかなか見えてこない城。間に合わないかなと思ったけど、最後は小走りでつづらおりになった城壁への坂道を駆け上るといきなりこんな光景が目に飛び込んできた。Blavo!!

すっかり汗だくになった不快感、ポンペイを3時間歩き、城壁を駆け上ってきた疲れなんてあっという間に吹き飛んでしまうこの風景。思わず言葉を失ってしまった。オレンジ色の屋根、美しい海岸線、そしてそびえるヴェスヴィオ火山。Vedi Napoli e poi moriというのも納得だ。

後ろを振り返ると、ちょうど海の向こうに日が沈んでいくところだった。

ナポリの下町、スパッカ・ナポリの風景。こういう統一された町並みを見ていると金色にそびえるマカオのリスボアホテル、とにかく電飾で飾り付ければきれい、というような中国的な美的感覚が非常に薄っぺらいものに思えてくる。新しければいいってものじゃないよ。古い街を壊せばいいってものじゃないよ。美しいってこういう町並みのことだと僕は思う。

次第に青が深くなっていく。

すっかり景色に目を奪われていたらあっという間に夕暮れが夜景に変わっていた。夜景もきれいだ。

この後ムクムクと雲が湧き出して雨が降ってきたと思ったら、みぞれになり、ちょっとすると雪になった。南イタリアのナポリでも雪って降るのか。明日は朝一番のイタリアユーロスターでローマに向かい、アフリカ上陸です。

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Written by shunsuke

2010年2月25日 @ 3:20 AM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

コメント / トラックバック2件

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  1. 見たことあるようで実は全く見たことがないような街!イタリアいいですね~!いつか行ってみたいです。

    KAWASAKI

    2010年2月25日 at 8:17 PM

  2. > Yorikoイタリア行ったことなかったんだ、それは意外。ヨーロッパは街がいいね。新しいものはいくらでも今からつくることができるけれど、古いものはもう取り戻せない。どんどん古い町並みが壊されていく中国にいると古いものを残していく難しさを感じるよ。

    Shunsuke

    2010年3月1日 at 12:01 AM


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