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DAY8: 静かな街、ネフタ

with 4 comments

砂漠での朝日を見るため6時に起きる。外は一片の雲もない絶好の天気、そしてほとんど風もない。「西からの風は一日で止む」と言った宿のおっちゃんの言葉は本当だった。こういう経験則に基づいた知識ってすごいね。次第に明るくなっていく砂漠、クサールギレンの赤い砂もよかったけれど、ここの白い砂もまた雰囲気が違って美しい。

そしてサンライズ。これこれ、これが見たかったんだよ。まだ砂嵐の影響で地平線沿いはぼんやり霞んでいるけれど、これまで漆黒の世界だった砂漠が太陽が昇ったとたん一気に暖かい光に包まれる。

そんな朝日を眺めてテントに戻ったら、ブバケルとモハメドが砂の中でパンを焼いていた。最初はえ?これを食べるの?と思ったのだけれど、砂をはらってちぎったパンにナツメヤシのジャムを塗ってかじると、信じられないくらい香ばしかった。薪を使った焼きたてのパンはこんなにも甘くて香り豊かなのか。またそんなパンにこの地方特産のナツメヤシのジャムとミントティーがぴったり合うからたまらない。

どーだ?うまいか?そりゃ、そーだろ俺が焼いたんだもの。と満足げなブバケル。

腹を満たした後は、再びラクダに乗って一時間半の道をドゥーズへと戻る。ラクダ、外から見ている分にはただ乗っているだけだと思ったのだけれど、馬と違ってあぶみがない上、凹凸のある砂漠をいくので上体を支えるためにかなり腰まわりの筋肉を使う。日本で"ロデオボーイ"とか乗馬のエクササイズをよく深夜に流されていたのを見たけれど、ラクダイエットもいけるんじゃないか?そう思えるくらいラクダに乗るのも楽じゃない。

10時過ぎにドゥーズに戻り、ルアージュでトズル(Tozeur)に向かう。ここで海沿いのガベス(Gabes)へと向かうYさんと新婚夫婦お別れ。Yさん、4日間ありがとう!さて、トズル行きのルアージュを探すものの直接行くのはなく、いったん分岐点のケビリ(Kebili)まで行き、そこでトズル行きに乗り換える。ケビリを出発してしばらくすると両側にアフリカ最大の塩湖、ショット・エル・ジェリド(Chott el-Djerid)が見えてきた。

ボリビアのウユニ塩湖のように一面塩の結晶で覆われているわけではないみたいだけれど、車窓から見る限り水が張っていた上カラフルな場所もあったりして魅力的に見えた。寄ればよかったかも。

14時過ぎにトズルに到着。この日はトズルに泊まるかどうか迷ったけれど、ここでさらにルアージュを乗り継ぎ観光客の多いトズルを避け比較的静かな街、ネフタ(Nefta)に向かう。ネフタまで行くと、もうそこから30kmほどでアルジェリア国境。ネフタ行きのルアージュの中でも国に戻る途中のアルジェリアンが何人かいた。

15時過ぎにネフタに到着し、メディナの中のリベルテ広場(Place de la Liberte)に面するホテルハビブに荷物を置く。この地方では、前後にレンガをずらして壁にデザインを施している建物が多い。このホテルもそうで、壁一面に施されたデザインが見事だ。でも中はたいしてきれいじゃないのが残念。

ヨーロッパからのツアー客が多い、と聞いていたのだけれどメディナの中を歩く外国人、そして東洋人は珍しいらしくすぐに人だかりができた。どこに行っても「ジャッキーシェン」と声を掛けられる上、"シュン"という名前はアラビア語圏では発音しづらいようでなかなか名前を覚えてもらえず、すぐにジャッキーになる。めんどくさいからこの街ではジャッキーでいいや。

普通に街中にラクダが歩いていた。これぞ砂漠のオアシス。この街は前、チュニジアの初代大統領のハビブ・ブルギバ氏が避暑(寒?)で訪れたことで有名だそうだ。この建国の父チュニジア人から愛されていて、今でも多くの街のメインストリートには彼の名前がつけられている。

一歩メディナの中に足を踏み入れると、ほかのメディナ同様迷路のように道が広がっている。

その一角に昔からの家を博物館として展示しているところがあったので寄ってみた。

中国の四合院のように中庭を囲んで四方に部屋があって、それぞれ家族が暮らしていたらしい。泊まれるようにも整備されていて40ユーロくらいからとのこと。中庭の雰囲気もいいけど高い。誰がネフタまで来るんだろう…

メディナからホテルの前の広場に戻ると「ジャック!」とまた呼び止められた。どうやら僕の名前はジャッキーからジャックに進化したようだ。こんな場所でもみんなfacebookをやっているらしく、写真をとってくれとのこと。facebook、ジャックが住んでいる中国からアクセスブロックでつながらないんだ、ごめんよ。

夜はハビブ・ブルギバ通りのレストランでクスクスを食べる。二日連続のクスクスだったけれど、ここのクスクスが絶品だった。お腹が満たされた後は宿に帰ってぐっすり。明日は聖地ケロアンだ。

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Written by shunsuke

2010年3月3日 @ 11:33 AM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

コメント / トラックバック4件

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  1. ちょっと、この人超イケメン!トゥアレグの人かな?ネフタもよさそうですねー。あのレンガを見ると胸がきゅんとします。何なんだろう、この気持ち。ヤズドとかヒヴァとかも同じだったなあ。ラクダは楽だってうそですよね。

    W

    2010年3月3日 at 1:40 PM

  2. > ワカコさんやっぱりワカコさんのイケメンアンテナに引っかかりましたね!ネフタ、ツーリストが全然いなくて静かでよかったです。僕もレンガにすっかり心を奪われてしまいました。こりゃ、ウズベクリベンジですかね。ラクダイエット、もれなくトゥアレグイケメンもついてくるので、いかがですか?

    Shunsuke

    2010年3月3日 at 2:03 PM

  3. ラクダよりもトゥアレグに乗りたい。はい、嘘です。ごめんなさ~い。

    Wakako

    2010年3月3日 at 9:08 PM

  4. コラコラ。でもトゥアレグも楽じゃないですよ。豚食べられないし、お酒飲めないし。

    Shunsuke

    2010年3月3日 at 10:32 PM


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