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DAY9: ケロアン行ったらハマムに入ろう

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朝、夜が明けきらないまだ薄暗い中、モスクから流れるアザーンの音で目が覚める。そういえば今回の旅でアザーンを聞いたのはここネフタが初めてかも。この日はイスラム第四の聖地、ケロアン(Kairouan)に向かうので朝8時にチェックアウトをし、ルアージュが止まるメイン通りに急ぐ。とりあえずトズルに向かおうとするけど、なかなかルアージュの人が集まらないので、ゆっくり朝ごはん。チキンにトマトに玉ねぎ、オリーブにパセリがたっぷり入って1.5TD(100円ちょっと)、これは安い!そしてうまい。

9時過ぎにようやくルアージュは発車。このルアージュ、車ごとに行き先が決まっていてみんなで乗りあうタクシーなのだけれど、そこはイスラムの国。車に乗る時に夫婦でもないかぎりおのずから男性の列、女性の列ができておもしろい。お金を払うときは後ろの人から前の人に料金を手渡して、おつりもドライバーから乗客経由で返ってくる。車掌さんがいた昔の中国のバスを思い出すなあ。

その後、トズル、ガフサ(Gafsa)とこの日も三回ルアージュを乗り換えて午後3時過ぎにケロアンに到着。結局20TD以上もかかってしまったけど、時間は金には変えられない。さっそくメディナのそばのオテル・サブラ(Hotel Sabra)にチェックインする。このホテル、部屋もきれいでこれまでにないくらいアットホームな雰囲気な上、スタッフの女の子がとってもキュートな上に親切。これだけでケロアンの街が好きになってしまった。なんて単純なのだろうか。

ケロアンには北アフリカのイスラム最大の聖地グランモスクがあるのだけれど、一日しか有効でない共通券を買う必要があるのでそのへんのメジャーなところは明日に延ばし、この日は街をぶらぶらする。ケロアンはじゅうたんで有名な街。メディナの目抜き通りAv. 7 Novembreを歩くとこんな風にじゅうたんを展示している店が目に入ってくる。

次はガリアーニ霊廟に立ち寄り。ローマの遺跡から拝借してきた円柱がどれも色もデザインが違っていて興味深い。たしかイスタンブールのアヤ・ソフィアももともとビザンティンの教会だった建物をそのままモスクにしていたっけ。イスラムって、彫刻の顔を削ったりというイメージが強いけれど、偶像崇拝にさえ引っかからなければほかの宗教の芸術を認めてそれを受け入れる懐の深さがあると思う。でも、盗んでそのまま使っちゃうのはちょっと違うか。どちらにしても大理石が美しい。

「腹すいたのかい?だったら俺の作ったピタを食べていきなよ」うん、たしかにおっちゃんのつくったのはうまかったよ。

家々の扉を注意深く見ると、手が飾ってある家が多いことに気がつく。これは「ファーティマの手」と呼ばれるもので、理想の女性とされるイスラム教の預言者ムハンマドの娘で第4代カリフ、アリーの母、ファーティマの手をかたどった護符らしい。と、ガイドブックからの知識。一見びっくりするけれど、お守りみたいなものか。手って偶像崇拝にあたるんじゃ…と思って聞いたら「顔がなければいい」とのこと。

ケロアンまで北上してくると、人々の肌の色、顔は南部とは明らかに違ってくる。ここに暮しているのは砂漠に生きる人たちでなくて地中海の人たちだ。

次第に陽が傾いてくる。旧市街だからといって観光地用に整備されているわけでもなんでもなくて、目抜きどおりを除けば普通にそこに暮らす人たちの生活がある。

6時になると、大音量でアザーンが鳴り始めた。さすが聖地、行きかう人々も家路を急ぐ。

宿に戻り、屋上からメディナを見下ろす。

ちょうど宿の前がオープンカフェ、Cafe Sabraになっていて、夕暮れ時は大量の男どもで盛り上がっていた。「ヘイ、せっかくだから座っていきなよ」よく理解できなかったけど、おそらくそんな感じで誘いを受け一緒にコーヒーを飲む。南部のコーヒーは粉っぽかったけど、ここで飲んだのコーヒーはイタリアのエスプレッソと大して変わらないほどおいしかった。

隣に座っていたのが以前スペインに働きに行っていたモハメド(またこの名前か!)。スペイン語が通じたので話をしていると、「毎日仕事帰りの夕暮れ時にこのカフェでゆっくりコーヒーを飲むのが楽しみなんだよ」とのこと。家に楽しみはないの?と聞くと「子どもはかわいいんだけど、女房がうるさくて」だとか。どこの国でもこの手の話は同じだ。

そろそろお風呂に入りたくなってきたなあと思って宿のおっちゃんに聞いてみると、なんと宿の隣にハマムが。その名もHammam Sabra。ホテル、カフェ、ハマムをセットにするなんて、やるなSabraグループ。中に入ると、これまでにない清潔さ。これは期待大!

写真撮っていい?と聞くと、「おーぜひ宣伝してくれ、ジャポネーゼは大歓迎だ」とのことなので男性ハマムを大公開。ここがロビー、ハマムに行ったらまずはこの隣で着替えて、ここで借りたタオルを腰に巻き、中に入る。このとき自分の水着とかサンダルを持っていくと便利。

中はスチームがきいていて蒸し風呂のよう。っていうか蒸し風呂か。お湯があるので、ここで簡単に洗うところを洗って湯船につかる。ここは湯船があったけど、湯船がなくてサウナで蒸すだけのところも多い。

しっかり蒸した後はここであかすり&マッサージ。大のオトコにタオル一枚で汗みどろになって肌と肌をつきあわせてマッサージをしてもらう。と書くとちょっと引いてしまうかもしれないけれどこのマッサージがすごいうまいんですよ。韓国風のあかすりの後しっかりソープで洗ってくれ、そのあとマッサージをしてくれるのでそんなに不快感はない。だけどチュニスのハマム・エル・カシャシーンのように汚いところだと小便くさいしもう不快極まりなかったりする。だいたいどのハマムにもあかすり&マッサージ師が2人くらいいるので、ハマムに入る際にマッサージお願いねって言っておくと便利。

この後は個室に入ってゆっくり体を洗う。この時自分のボディーソープやタオルがあると便利なので、僕はいつも持っていくようにしている。しっかりきれいになったら、外に出てゴザがひいてあるリラックスルームでゆっくり汗を出す。このHammam Sabra、きれいな上あかすり&マッサージも30分くらいついて3.7TD(約250円)!これはおススメ。ケロアン行ったらハマムに入ろう!あっ、だけどこのハマム、男性専用っぽいので女性はしっかり確認してからお入りください。

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Written by shunsuke

2010年3月3日 @ 11:41 PM

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

コメント / トラックバック2件

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  1. このサンドウィッチおいしそう!ポテトがついてくるのもいいなあ。これで1.5Dは安いですね。それにしても朝食にこれはすごい。Hotel Sabraそんなによかったんだー。部屋がある時点で泊まっておけばよかった。ケチって他を探しにいっている間に満室になっちゃってとまれなかったんですよね。人気なわけだ。しかもハマム、いいなあ!写真もすごく貴重。女性版は絶対写真とれないしな。そしてハマムは男性専用が多かったり、女性の時間が不便なことが多いのです。でも今月sunnyさんとダマスカスでハマムにいってきます!

    Wakako

    2010年3月4日 at 8:26 AM

  2. > ワカコさんサンドウィッチおいしかったです。僕は基本的に旅行中はケチらないのでホテルは即決なんです。後悔することも多いですが。ハマムは男性中心につくられていますよね。また女性から見るとまったく全然違った世界が広がってそう。

    Shunsuke

    2010年3月5日 at 10:53 AM


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