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週末陽朔旅行

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週末に北京から大学時代の友人が遊びにきたので、桂林と陽朔に行ってきた。二週間前も行ったばかりだけれど、今回は友人の家には行かずにしっかり観光してきたので、また違った感じの週末でした。
 
土曜日朝8時30分の飛行機で南寧から桂林に飛び、すぐにバスに乗り換えて陽朔に向かう。桂林から陽朔まではバスで1時間ちょっと。桂林、陽朔といえば川下りが有名だけど、漓江は渇水期なので水が少ない。ということで宿に荷物を置いて、宿のおすすめ漓江の支流、遇龍河のバンブーボート下りに行ってみた。バンブーボートと言えば聞こえがいいけれど、竹の筏。製作費1,200元だとか。
 
 
この遇龍河、漓江と同様貴重な観光資源なのでかなり厳しく水質が守られている。だから中国にしては奇跡的なほどに水がきれい。透明度は4-5mくらい。日本ではその辺の川でもこのくらい透明度はあるけれど、ゴミも料理の後の汚れた水もなんでも川に流してしまう中国でこの透明度は奇跡的だ。それでもところどころにペットボトルやらビニール袋が浮いている。これでも毎日清掃の船が通っているっていうこと。やっぱり中国人にとって自分のテリトリーじゃない道や、川は「誰かがきれいにしてくれるところ」なんだろう。お願いだからこの自分たちだけの価値観をほかの国に行ったときに持ち込んでいかないでくれ。
 

 
「ラオバン!魚食べていかない?」しばらく行くと、こんなお誘いが。筏が川の上に浮いていて、そこで魚を焼いてくれるらしい。このバーベキューボートだけじゃなくて、筏に乗っている姿を写真に撮って1枚15元で売っている筏などが2時間の川下りの間に次々と現れる。結構中国人客には好評らしく午後4時近い時間なのににぎわっているところもあった。みんな地元の農家がやっているんだけれど、たくましさを感じる。
 
 
川は川面が鏡のようになるように人工的に流れをせき止めている。生態系はズタズタだけど金がもうかるんだかれそんなことはどうでもいい。ちょっと複雑だけれど、川面はたしかに鏡のようだ。
 
 
同じ写真を180度ひっくり返してみた。こうなってくるとどっちが本物の景色でどちらが川面かまったくわからない。すげー
 
 
今回、僕らのボートを漕いでくれたおっちゃん。前は北京に出稼ぎに行っていて自動車工場で月3000元もらっていた。けれど、怪我して地元に戻ってきて、ボートを漕ぎはじめて半年になる。ボートトリップ200元のうち、彼の取り分は22元。残りはこのツアーを管理している会社や陽朔県の収入になるという。
 
中国では観光地でなんだこれ?と思うほど入場料を設定しているところが多い。というよりほとんど金をむしりとられる。そしてその多くが税金という形で地元の鎮政府、県政府の収入になっている。この河の場合、政府が一括して管理することで川の水質を守っていくということだけれど、どうも中国で地元政府の管理と聞くと胡散臭さを感じてしまう。
 
 
川下りのあと陽朔一の繁華街"中国のカオサン"西街に行ってみる。すると通りにはものすごい人の群れ、なんじゃこりゃ!ものすごい中国人観光客の数に、ケバケバしいネオン。
 
 
今回泊まったのは陽朔の街中ではなく10kmほど行った高田鎮の歴村というところにある宿、Moon Resort。陽朔の周りの村では多くの家が自宅を宿に改装したりして泊まることができる。その中でもこのMoon Resortは7年前から主に外国人向けにプチホテルを経営していて、TripAdvisorでも高評価だったので泊まってみることにした。

 
Moon Resort(地球村度假飯店)http://www.moon-resort.com/
 
 
もともとここの歴村には月亮山という観光スポットがあって、中国人も外国人観光客もよく来ていた。そのうち村人が地元の野菜や地鶏を使ったレストランを開くようになり、そんなある日外国人ツーリストから「僕らはこんな静かでのんびりできるところに泊ってみたいんだよね」との言葉を聞き、自宅の改築ついでにプチホテルにしてみたとのこと。
 
そして最初の客だったフランス人のツーリストがここをとても気に入りホームページを作ってくれ、それがロンリープラネットに掲載され人気になっていった。「私たちはラッキーだったわ」家族経営の宿を切り盛りするWeiweiはそう謙遜していたけれど、家族みんなで英語を勉強して洋食を覚えてここまでくるには相当な努力があったんだと思う。
 
 
おばあちゃんも英語を勉強している。
 
 
2日目は村の近くにある"月亮山"に登ってみた。こんな形の不思議な岩山。見る角度によってあの穴が三日月や半月に見える。
 

20分ほど登ると、200mくらいの頂上に到着。ここから眺めるといたるところにニョキニョキ岩山が突き出ている。またこの角度から眺めると違って見える。ほんと不思議な風景だ。本当は熱気球に乗って上から見たかったのだけれど、2009年10月に事故でドイツ人が4人亡くなる事故があったらしく、今は飛んでいなかった。

 
「あなた二人が今日初めてのお客なのよ!だから水買っていって!」なかなかすごい理屈だけど、しつこくなくてとても人懐っこい。まだまだ素朴な人たち。それでも観光資源に恵まれた陽朔で経済発展に乗り遅れまいとの必死さが伝わってくる。
 
 
「陽朔は変わりすぎた。街も大きくなって今じゃ昔の趣が全然ない。外国人の数はどんどん減っている」そんなWeiweiの言葉が印象的だった。確かに僕が初めて訪れた2000年の時に感じたのんびりとした中国らしくない居心地のよさはなく、KTVや激しい音楽が流れるバーが立ち並ぶ中国の街になっている。このまま中国が経済発展を続けていけば世界中の観光地に中国人が押し寄せていくだろう。そうしたら世界中が中国人が好むような観光地になってしまうんじゃないか。今年2歳になったばかりの彼が大人になる頃には陽朔はどんな姿になっているんだろう。
 
 
月亮山から下りたあと北京に戻る友人を見送り、村で少しゆっくりする。いろいろ変ってしまったところも多いけれど、こうしてのどかな風景の中暖かいもてなしを受けてゆっくりできる。そんな陽朔にまた来たい。
 
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Written by shunsuke

2010年3月15日 @ 2:05 AM

カテゴリー: 旅行

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