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サイザル麻ってなに?

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サイザル麻の工場に行くんだけど、どう?え、何それ?と聞かれそうなサイザル麻。僕も広西に来るまではそんなもん聞いたことも見たこともなかった。中国名「剣麻」、日本語でも中国語でも麻の字がつくけれど、麻でなくてリュウゼツランの一種。広西自治区ではこのサイザル麻の栽培が広範囲で行われていて、サトウキビ、ユーカリと並んで僕は勝手に広西三大商品作物(農林産物)と呼んでいる。

ということで、好奇心旺盛な友人たちが広西にやってきて、サイザル麻の工場を見に行くというので僕も一緒に行ってきた。10人くらいの大所帯の我々を乗せたバンは、まずはこんな感じののどかな田舎道を進んでいく。

すると突然不思議な植物が一面に植えられている景色に出くわす。このトゲトゲがサイザル麻、でかいアロエみたいなものと言えば分りやすいだろうか。この葉っぱの部分にたっぷり天然繊維があって、一年に一回葉を収穫してそこから天然繊維を生産する目的で栽培されているのだ。

そしてコイツ、かなりでかい。毎年葉を収穫するたびに背が伸びていって、でかいものは葉の部分を含めると2m以上にもなる。その上、葉の先がかなり鋭く尖っていて刺さると出血するかなり危ないヤツなのだ。ほら、もっと近づいて!と言われて恐る恐る近づくKS、びびってんじゃねーよ。

そんじゃ、こいつらがどんな風に加工されているのかと工場にお邪魔しに行くと、まずはこんな感じでもぎ取られた葉っぱが工場に運び込まれていた。って、どれだけ積んでるんだいこのトラック、中国ではごくごく普通だけど、よく乗っかっているなあと感心してしまうよ。

工場に運び込まれた葉っぱから繊維を取り出し、ほぐしていく。葉からどうやって繊維を取り出すのか、聞いたのだけどすっかり忘れてしまった。たしか薬品使って葉の肉の部分を溶かすはず。ともあれあの緑色の巨大なアロエからこんな感じで繊維が取り出されていくのだ。

近くで見る繊維はこんな感じ。パッと見た印象は釣り糸で、滑らかそうに見えるけれど、かなりゴワゴワしている。

この繊維をよっていき、最終的にロープができあがる。このロープの感触は綱引きの綱、昔は強度を求められるところに使われていたみたいだけれど、化学繊維にとって代わられて今では帽子やカバンなどの工芸品や靴磨きのブラシなどの製品に使われているらしい。結構落ち目の素材なのか。もっと生活に近いところでの用途が開発できれば、天然繊維であることのメリットが生かせて高付加価値製品になりそうな気がするんだけどなあ。

なんかもっとこの素材をいかせる製品はないんだろうか?気になって家に帰って調べてみたら、日本で結構内装材として使われているらしい。気性・保温効果に優れ、静電気も発生しない上、裸足で歩いた時の感触が良く、調湿性や防臭性も高いことなどからため、カーペットや壁紙として多く利用されているとのこと。なーんだ有望そうな用途があるじゃないか。天然素材を売りにした内装材これから中国で伸びそうだ。
 
ふと思ったのだけれどリュウゼツランということはテキーラが作れるんでない?ラムの原料のサトウキビもたくさんあるし、ここはカリブと一緒だね。
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Written by shunsuke

2010年9月4日 @ 1:50 AM

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