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DAY4:サハラの北の端で温泉につかる

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ガルダイア二日目、あまりに言葉が通じないことに嫌気が差してぐだぐだ9時ごろまでホテルでゆっくりする。ガルダイアのあとは砂漠にある赤い街、ティミムーンに行こうかとおぼろげながら計画していたのだけど、なんだか行く気もなくなってきた。うーむ、どうしようか。

さすがにおなかがすいてきたので近くのパン屋に入り、なんとかパンを購入。うん、やればできる。必要は発明の母だ。

旧フランス植民地であるアルジェリアでは、主食はパン。去年行ったチュニジア同様レストランにはたいていバゲットがかごに入って置いてあって、いくらでも食べてもいいところが多い。日本で食べるものよりも歯ごたえがあって、小麦の味がしっかりしている。

おなかが満たされたところで、バスターミナルに行ってティミムーン行きとアルジェ行きのバスを確認してみる。両方とも夜行バスであるらしい。せっかくここまで来たんだし、ティミムーンに行ってみようということで、夜6時半発のティミムーン行きバスのチケットを700AD(7ユーロ)で購入。

昨日に続きガルダイアの旧市街に向けて散歩する。旧市街への入り口にあるカフェを過ぎたところで「ニーハオ」といつもの挨拶をされた。話してみると地元の両替屋、彼の話によると「シノワが多いが、ジャポネも結構来るぞ」とのこと。そりゃ、クラブツーリズムさんが来るくらいですもの。

ガルダイアの広場に出ると、昨日のドライバーアハメッドにばったりでくわした。午後の予定を聞かれ特に何もないと答えると「ハマームに行ってみないか?ハマームナトゥラルだ」との誘いが。ハマームナチュラル、つまり温泉ということ?なに?サハラに温泉があるのか!それは行ってみたい!ということで、午後はアハメッドの友人オマルの車で温泉があるゼファナ(Zelfana)の街を目指すことになった。

ゼファナまではおよそ70km。オマルは片道1時間で行けるぞ、と言うけれど70kmを1時間ってめちゃくちゃ速くない?と思ったらこんな道で納得。走れど走れど、岩と砂しかない道が続く。

途中、ガソリン補充に休憩。そこのサービスエリアみたいなところで、何か食べるものを探していると、どこからともなく人が集まってきた。話してみると「ジャポネに初めて会ったよ!」とのこと。こういノリで何とかなる場は言葉が通じなくても問題ない。

ゼファナまではオマルの言ったとおりぴったり1時間で到着。さっそく街の中心にある温泉に向かう。温泉は入浴料500AD(5ユーロ)、物価を考えるとかなり高い。

中は中東のハンマームのような蒸し風呂を想像していたら、湧き出る温泉を利用した温水プールだった。入り口で水着をレンタルして入るタイプ。温度がぬるめなのでいまいちだったけど、久しぶりに湯船に使った気分ですっきり!そして温泉からあがってみると不思議なくらい肌がすべすべになっていた。サハラの温泉、効能もすごい。

「風呂上りに俺の紅茶はどうだい?うまいぜ」と、いい香りのするミントティーを売りにきたので一杯もらう。小さめのグラスに注がれた香りの強いミントティーを飲み干すと、砂糖のほどよい甘さとミントの香りが風呂上りにぴったりだった。お風呂上りはやっぱりおいしいねえ。うまそうに飲む僕を見てしたり顔のティースタンドの主人。かなり乾燥しているから知らない間に水分も失われているんだろうな。

温泉を満喫した後は18時半のバスに間に合うようまた来た道をガルダイアへと戻る。ガルダイアに近づくとこれまでずっとだだっ広い荒野だった大地に谷が刻まれているのが見えてくる。これがムザブの谷だ。こうやってほかの場所から来ると、ここの土地が谷間のオアシスに築かれた街だということがよくわかる。

「そうだ、絶好の夕暮れポイントがあるからそこに行こう」オマルがそんな提案をしてくれて、ムザブの谷へと降りる道の途中で車を止めてくれた。ここからまた昨日とは違った角度でベニイスゲンの街が一望できる。ベニイスゲンはよく見るとチュニジアのような水色を使った家が目立つ。昨日僕らが昇った見張り台に今日も誰かが上っているのがよくわかる。

右手に目を移すと丘の上にメリカの街が見える。元々この二つの街はそれぞれ丘の上に築かれた別の街だったのだろうけど、今では人口が増えて間がつながっている。こうして町並みを見ながらその街がたどってきた歴史に思いをはせるのは旅の醍醐味だ。きっと中世のラクダのキャラバンも同じ景色を眺めていたんだろうな。一目見てその街の歴史がわかるような町並みって見ていて飽きないよね。

どうだい。とニンマリ笑うオマル。いやあ、最高の場所をありがとう。

ホテルに戻り、今度はちょうど夕暮れの時を迎えたガルダイアの街をホテルの屋上から眺める。

二日間のガルダイア滞在最後の瞬間。深くなっていく空の青に差した燃えるような鮮やかな赤が印象的だった。この後バスに乗って砂漠の街ティミムーン(Timimoun)に向かう。

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Written by shunsuke

2011年1月10日 @ 11:38 PM

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