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DAY6:ティミムーンでオアシス探検

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ティミムーンでの民泊。前日ほとんど寝てなかった上に、年越しの祭りでかなりはしゃいだのでごろ寝ながら朝9時までぐっすり眠る。この日はまず最初にティミムーンからアルジェに戻る足を手に入れなくてはならないので、一晩を共にした四人組に別れを告げ街の中心に向かう。

ティミムーンのオアシスは小さい。街の中心は歩いて10分くらいの範囲にあって、泊まった民家の場所も昨夜車で着たら遠いと感じたのに、歩いて15分で街の中心に着いた。

エール・アルジェに行くと、ティミムーンからアルジェまでは飛んでいるもののわずか週二便で、二日後の帰りの飛行機に間に合うような便がない。こうなったらアルジェまでの1,600kmをバスで行くしかないと覚悟を決め、バス会社に行くとちょうど今夜出るバスがあったので、2,500AD(25ユーロ)で売り切れる前に購入。ほら、アルジェリア人の旅行者多いしね。

18時に出てアルジェ到着は翌日11時、17時間の旅。1,600kmもあることを考えるとすごく速い。きっと砂漠の中の道をぶっ飛ばすんだろう。ということは年越しはバスの中かあ。

帰りの足を確保して、これで全行程の移動手段を確保。ガイドブックなしだとやっぱり不安だったので、かなりほっとした。一息つこうと、昨日の朝寒さをしのいだカフェに行きまた思い出のカフェオレでくつろぐ。温かいミルクたっぷりのカフェオレに砂糖をたっぷりいれる。ああ、しみわたるなあ。どうだうまいだろ?と地元で教師をしているモハメッドが話しかけてきた。

さて、バスチケットも買ったし、今日はもう一回砂漠に行ってゆっくり一人で過ごすか。と外に出ると、「ヘイ、シノワ」と陽気なおっさんが話しかけてきた。北部の地中海の地域に住んでいる人はアラブ人に近いけれど、南部の人はブラックアフリカンに近い。

砂漠まで行こうと決めたものの、どうやって行こう。さっきの彼に聞いたら歩いて40分も行けば砂山だよとのこと。それだったらということで、歩いていくことに。昨日の祭り会場を抜けて迷路のように入り組んだダウンタウンを歩いていく。この街はほぼすべての建物がこの赤い色のレンガと砂で統一されている。

そして壁の表面にはこの葉っぱのような不思議な模様が描かれている。これ、どうやってつくったんだろう?彫ったのかな?それともこの葉っぱをつけたのかな?

10分ほど赤い壁に囲まれた迷路のような町並みを進んでいくと、急に視界が開けた。ナツメヤシが茂るオアシスだ。

オアシスの中には湧き水が引かれていて、灌漑が発達している。手を差し伸べてみると、水がかなり冷たくてびっくり!

そのままオアシスを通り過ぎ、また10分くらい進むと砂漠の山が見えてきた。あたりに何もないので遠近感がなくなるなあ。もう水が流れていない灌漑。その周りの砂には塩が吹き出ていた。昔はウイグルのガレーズみたいに地下水を引いていたけど、塩が浮いてきてやめてしまったんだろうな。

さらに10分ほど砂漠の端にできたわだちを歩いていくと、キャンピングサイトが見えてきた。本当はここに泊まりたかったんだけどなあ。ちょうど大きな砂丘まで歩いて20分くらいの場所にある。

ここまで炎天下の中を40分ほど歩いてきたので、ここで休みたいなあと思っていたら、ちょうどいいところに休憩テントがあった。お茶をいれてくれるというのでお言葉に甘えてミントティーをもらう。乾ききった身体に甘いお茶がしみわたるなあ。

このキャンピングサイトには90年代からの宿泊者が書いていったノートが置いてあった。パラパラとめくってみると、フランス語でのメッセージが埋め尽くされた中、在アルジェリア日本大使のメッセージがあった。日本語での文章を読んでなんだかうれしくなる。渡辺大使、いいこと書くな。アルジェリアに、そしtて日本にも幸あれ!

しばらく休憩した後は昨日に続き砂丘にレッツゴー。一見すると近く見えるのだけれど、歩けど歩けどたどりつかない。ほんの2,300mくらいに見えたのが、結局20分近くかかった。

砂丘にたどり着く途中にはいろんな人がいた。客を待っていたドライバーのアマン。英語がうまくてびっくりだった。

アマンと一緒にいたガイド。絵に描いたような砂漠の人。

何もない砂漠で一人ぼーっとする。今日は大晦日。今頃は8時間先の日本ではそろそろ除夜の鐘が鳴るころだ。遠く砂丘を駆け抜けるバギーの音を聞きながら、今年2010年にあったこと、僕の身の回りで起こったことを振り返ってみた。

あまりいい一年じゃなかった。自分の思い通りにならないことがたくさんあった。ものごとには流れというものがあって、いい方向でも悪い方向でも一度どちらかに傾きかけると、なかなかそれを止めることはできない。そんなことを身をもって知った一年だった。日が傾きかけた頃、一人砂丘を降り、ティミムーンの街に歩いて戻った。

バスに乗る前に腹ごしらえをしないと。ということでいいにおいがただよってきたレストランの前で足を止めてみた。アラブに多い鳥をグリルしているこのお店。レストランの前にはたいていこうして鳥がぐるぐる回っている。

この鳥が食べたい。今ここで回ってるやつ。そういうとしっかり目の前で切ってくれた。普通だと冷めてしまっているものを出されることが多いんだけど、今まで目の前で回っていたやつはプリップリのもも肉にパリパリでほどよく塩味がついた皮、それがアツアツのまま出されたのだからたまらない。これ、本当に鳥肉を焼いて塩を振っただけ?と疑問に思うほどおいしい。シンプルイズベスト。本当においしい食材はシンプルに焼く。これが一番だね。

ティミムーンの街にも夕暮れがやってきた。そろそろバスの出発の時間。これからアルジェに向けて17時間のバスの旅です。

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Written by shunsuke

2011年1月15日 @ 12:46 AM

カテゴリー: 2010/12 Algeria

コメント / トラックバック4件

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  1. どこに行ってもそこに溶け込んで歩けるみたいですね。
    旅に慣れているからでしょうか。
    人柄でしょうか。

    メキシコでも鶏の丸焼きが回っています。
    食べに来ませんか?w

    Herry

    2011年1月15日 at 5:52 AM

  2. なんてアクティブな、毎日でしょかー
    あー掘さんワールドに入りこんでいたら、炊いていたご飯が焦げちゃいましたよー
    お気を付けて

    杉山 千恵子

    2011年1月15日 at 7:25 AM

    • > チエコさん

      コメントありがとうございます。
      アルジェリアからは1/4に帰ってきたんですけど、その後も行ったりきたりの生活です。
      ご飯が焦げてしまったのは残念ですが、おこげも捨てたものではないので、
      おこげご飯ぜひ試してみてください!

      shunsuke

      2011年1月15日 at 7:31 AM

  3. > Herryさん

    基本的にアウトサイダーとして可能な限りその土地に溶け込むことが
    目的なので、毎回なんとかがんばってます。結構疲れますけど。

    メキシコ、2005年以来行ってないんですよね。
    そろそろ行きたくなってきました。

    shunsuke

    2011年1月15日 at 7:26 AM


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