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DAY4: 奇妙な植物とアフリカンダンス

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Climbing day 3: Shira Camp(3,850m) – Lava Tower(4,590m) – Barranco Camp(3,950m)  13km

7:10、登山三日目の朝、夜からほとんど寝ることができずに目が覚めた。気分もテンションも最悪朝だ。寝袋の中に入るまではなんともなかったのに、身体は疲れているのに寝つけない。これが高山病の症状なのかな。

テントの外に出てみると霜が下りていた。赤道直下のキリマンジャロだけど、もうここは4,000m近く。快適なテントに豪華な食事、すっかり殿様気分になっていたけど、こういう風景を目にすると改めて山の上にいることを実感する。

8:30、Shira Campを出発。この日は高度順応日ということもあり、4,500mまで登って再び4,000mまで下りる行程。アップダウンがあるのでひざが弱い僕には要注意な日だ。まずは昨日と同じような見晴らしのよい石と岩の道を登っていく。今日も朝は天気がいい。

どうやらMarkusの体調が悪いらしい。当初から風邪気味だったけど、あまり寝られていなくて悪化しているみたいだ。Liseも寝られていないみたいだし、寝られずに苦しんだのは僕だけじゃない。そう思うと少し元気づけられてきた。ただ一人絶好調なMarco。

僕らが登っている尾根沿いのルートとは別のルートでLemoshoからのパーティが同じBarranco Campを目指して歩いていた。こういうの絵になるなあ。

この日も昨日と同じく10時を過ぎたあたりから雲が出始め怪しい天気に。そんな中黙々と歩き14時に本日の最高地点4,500mのLava Towerに到着。Lava Towerとはこの地点にあるぽっかり浮かんだ岩のことらしい。なんだかミャンマーのポッパ山みたいだ。岩の上に立っている人と比べてみてもらうとわかると思うけど、この岩かなりでかい。

パーティの中で疲れがある三人を除き僕とMarcoで岩に登ることに。ほぼ垂直の岩の壁を登っていく。MarcoとアシスタントガイドのNikkiは余裕っぽいけど、ここはかなり本格的。

20分ほどで岩を登頂。さすがにこの岩の上は見晴らしがよくてサイコー!

岩を征服した余韻にひたっていたらプルルルッと音が鳴り、Nikkiが携帯で話し始めた。えーこんなところまで携帯の電波届いてんの!!よりによって岩の上まで!何かあった時に携帯が通じるのは安心だけど、ちょっと冒険ムードは薄れるなあ。

名残惜しい気持ちを残してLava Towerをあとにして今日の宿泊地Barranco Campまで下り始める。するとLava Towerから少しいったところに草食動物らしい白骨が置かれていた。これはここまで動物が登ってきたってこと?

Larah曰く、「肉食動物に追いかけられると草食動物はどこまでも逃げてしまう、そして肉食動物も獲物を追いかけてどこまでも上がってしまうことがある」んだって。たしかにヘミングウェイが描いたキリマンジャロ頂上の豹の存在も納得がいく。

4,500mのLava Towerから3,950mのBarranco Campまでの道は谷を一気に下る道。登りの時は下を見ることが多いためゆっくりまわりの景色を楽しめなかったけれど、下りの時はゆっくり景色を楽しめる。逆に景色に見とれて足元が危ないんだけどね。

と、突然現れたでかいサボテンのようなもの。これがジャイアントセネシオ。キリマンジャロ山やケニア山にしか生息していないキク科の植物で、厚い葉で茎を覆うことによって高地の厳しい気候に絶えられるよう進化してこの形になったとのこと。何がすごいってとにかくジャイアント。

下の茶色の部分が枯れた葉で、上の緑が生きている葉。老兵ただでは死なず。枯れてしまってもしっかり茎を守っているのがすごい。

セネシオ三連発。こちらが僕らが見たThe most giant one。Laraheの身長が190cm近いので、このセネシオは5m近くあったことになる。

こちらはもう一つのキリマンジャロ名物、ロベリア。こちらも厚い葉が茎全体を覆っている不思議な植物。注目してほしいのはこの見事なまでの丸みを帯びた身体のラインと愛嬌のある形。実にかわいらしい。

このロベリア、葉をめくると紫色の花を咲かしていた。こんな鮮やかな花が葉の中に隠れているなんてほんとに不思議!

17:30過ぎにようやくBarranco Campに到着。見晴らしのいい場所に位置していてこれまでのキャンプサイトの中で一番美しいサイトだった。キャンプから見上げるピークもだんだん近くなってきたぞ。

夕飯までの間キャンプサイトをぶらついていたら、急ににぎやかな歌声が聞こえてきた。近寄ってみると、ポーターやガイドたちが歌にあわせて踊っている。

楽しそうだったので思わず僕も飛び入り参加、ボンバーイエーボンバッとリズムに合わせて歌いながら踊ると1分たたずに息が切れてきた。踊りながら仲良くなったPatrickの話によると、いつもこのBarranco Campで登山の安全を祈り、キリマンジャロへの敬意を示すために踊るそうだ。あまり深い意味はないみたいだけど。

このPatrick、僕と同い年で2年前からポーターを始めたとのこと。キリマンジャロ周辺には観光産業以外ほとんど現金収入のチャンスがないんだ。外から来た人が満足して帰っていくことができて、地元の人間もハッピーに暮らせて、この先祖から受け継いだキリマンジャロの自然を後々まで残していけるようなそんなビジネスにしていかないとだめなんだ。と熱く語る彼の口調が印象的だった。最後はみんなで記念写真。ボンバーイエッ

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Written by shunsuke

2011年2月25日 @ 2:32 AM

カテゴリー: 2010/10 Kilimanjaro

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コメント / トラックバック4件

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  1. ロベリアの写真を見て、「あら、ポケモンにいそう」なんて思ってしまった。w
    愛嬌のある形ですね。
    その葉に守られた青い花。
    印象的です。

    Herry

    2011年2月26日 at 7:40 AM

    • そうなんです、愛嬌ありますよね。
      明け方は-10度以下にもなり、日中は30度以上にもなる。これだけ一日の温度の変化が激しい環境の中で生きていくのにみんな知恵を働かせているんですよね。
      生物の、種のたくましさを垣間見た一日でした。

      shunsuke

      2011年2月26日 at 9:44 PM

  2. 凄いの一言です。いってみて~!!

    ねぎ

    2011年2月26日 at 11:36 AM

    • ここは行くべきだ。往復の飛行機入れて9日あればオッケー。
      そしてうれしいことに登って降りたら5キロくらい痩せているぞ。

      shunsuke

      2011年2月26日 at 9:42 PM


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