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森絵都 『風に舞い上がるビニールシート』

with 4 comments

ベネズエラへの出発前、成田空港の本屋でタイトルと表紙で思わず手に取った一冊。よく調べてみたら直木賞受賞作だったんだね。こりゃ、失礼しました。

森絵都さん、彼女の書く作品はなんでここまで読む人の心を和ませるのだろうか?6篇からなる短編集なのだけど、どれも読み手の心をソワソワさせつも最後には水戸黄門の印籠が出てくるかのようにすぽんときれいにまとまってしまう。うまいなあ。

一番好きだったのはクレーム処理に向かう出版社の主人公と広告主の若い男性のやりとりを描いた「ジェネレーションX」。まるで親子がキャッチボールをしているかのように、年の離れた二人が徐々に相手との距離を縮めていっていくようすが微笑ましかった。

ちょっと気分転換したいとき、小旅行に出かけて気兼ねなく本を読みたいとき、そんな場面にぴったりの一冊。おすすめです。それにしても彼女と荻原浩さん、今最高に乗っている女性作家だなあ。

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)
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森 絵都
文藝春秋
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Written by shunsuke

2011年5月12日 @ 10:30 PM

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コメント / トラックバック4件

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  1. 「守護神」が好きです。

    さんご

    2011年5月13日 at 7:05 AM

    • さんごさん、コメントありがとうございます。守護神もいいですよね。バックトゥザ・キンジロー、金次郎ストラップ僕もほしいです。

      shunsuke

      2011年5月14日 at 9:58 AM

  2. 児童文学界の大御所が目指している方向は厳しいです。

    『風に舞い上がるビニールシート』は直木賞受賞作ですし、DIVEとカラフルは映画化されてますね。
    児童文学の方向ではすごく好きなんですが、「この女」は難しいです・・・。
    霧が晴れないと言いますが、それが理由で理解したくて何度も読んでしまう様な、ある種マイナス思考
    な気持ちになってしまいました。それとも考え過ぎなのかな。

    http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm
    というサイトでは「この人の時代はもう終わり~」なんてあっけらかんと書いてあって
    かなりビックリでしたが、比較的軽快な物語が合っているのかも知れません。

    ひさし

    2011年6月9日 at 11:40 PM

    • >ひさしさん
      コメントありがとうございます。
      最新作『この女』との題なのですね。お恥ずかしながらひさしさんに教えていただいて初めて知ったところで、まだ手に取ったことがありませんでした。機会を見つけて読んでみます。
      作家として児童文学からどのような方向に行くべきか、模索している途中の作品なのかもしれませんね。なまじ直木賞をとってしまったがゆえにリズムのように児童文学の枠でくくられてしまう作品は書きづらいのかもと察します。また本についてコメントよろしくお願いします。

      shunsuke

      2011年6月12日 at 4:27 AM


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