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DAY6: 時速200kmを初体験

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三日間過ごしたヒヴァにお別れをする日が来た。朝6時半、最後の日くらいは早起きしてみると、昼間のぎらぎらした日差しが嘘のように街はひんやりとした空気に包まれていた。街を歩くと、家々の前では外にベッドを出して寝ている人たちが目に入ってきた。きっと昼間の暑さが部屋にこもって夜も寝苦しいんだろう。中国でもよく見た光景だ。これだけ朝が涼しいと寒くないのか心配になってくるけど、外に寝られるってことはそれだけ治安がいい証拠だね。

宿の周りから足を延ばして城外にある市場に行ってみる。目の前ではスイカを運ぶトラックが横付けされ、その奥ではカラフルな洋服に身を包んだおばちゃんがトマトを大量に買おうと、トマト売りのおじちゃんと交渉している。城内の静けさと対照的に、この時間から行きかう人たちの熱気にあふれていた。

野菜、果物、そして日常生活品がずらりと並ぶ市場。その中でもやはり主役はスイカとメロンだ。どれもでかくておいしそう。

市場のはじのほうでぶどうを売っているのを見つけた。そういえば、まだウズベキスタンでぶどうは食べていなかった。そう思い一つ食べさせてもらうと、これがたまげるほど鮮烈なおいしさ。マスカットのような色、口の中に一粒入れただけでもやもやが吹き飛んでしまうような爽快な気分になる。結局のところ、これだけ昼と夜、夏と冬の寒暖の差が激しくて乾燥していると、植物は自分の身を守り子孫を残すため身に色々なものを蓄えるんだろう。その結果、果物はより甘く、野菜はより濃厚になる。ここはおばあちゃんから孫まで一家総出でぶどうを売りにきていた。こういう家族のつながりが残っているのを見ると、とてもほほえましくなる。

市場を散策し朝食をとって三泊した宿、ミルザ・ボシをチェックアウト。たまたま見つけた宿だったけれど、部屋も清潔な上朝食がとてもおいしくて大満足な宿だった。ヒヴァに行く方、B&Bに泊まるならミルザ・ボシがおすすめですよ。宿に行ったらこんな主人が笑顔で迎えてくれる。


ヒヴァまではおよそ450kmの道のり。まずはヒヴァの北門から乗り合いタクシーに30分ほど揺られ、ウルゲンチでブハラ行きの乗り合いタクシーに乗り換える。ブハラまで一人45,000スム(19ドル)400km以上もあることを考えると安い。いざ出発!と走り出して10分もしないうちに道端のメロン売り場に車を止めてメロンを切り始めた。やっぱり腹が減ったら運転も大変だもんね。それにしてもドライバーの彼、メロンの中にある種が身につかないようにきれいにメロンを切り分ける。

きれいに切り分けられたメロンに早速かぶりつく。毎日メロンを食べているけど、どのメロンも乾いた大地から吸い上げた貴重な水分が濃縮させたようにみずみずしい。僕らだけでなく、助手席に同乗していたお姉さんもオレンジの果肉にかぶりつく。水を飲むような感覚で果物を食べるんだなあ。

ヒヴァからブハラに向かう道はアムダリヤ川に沿って走る。道の両側にはヌクスまでの道同様に運河が張り巡らされ、その水を使った綿花畑が広がっている。運河から畑に水を供給する場所には水門があって、そこで水を調節できるようになっていた。

ブハラまでの道のりはまっすぐな一本道なのだけれど、いたるところで工事をしていて工事箇所になると未舗装の砂利道を進むことになる。舗装されている所でも風が強いこの場所では砂が道を覆いつくしている箇所もあった。そんな砂に車輪をとられたのか、トラックが一台横転中。

面白かったのはこのトラックにはスイカが積まれていて、助けを待つ間ドライバーたちはトラックのボディーの木陰でスイカを食べながら休んでいたこと。ここでは果物はいざという時の非常食になるんだね。

3時間ほどで道路工事の箇所を過ぎると、今度はドライバーが猛烈に飛ばし始めた。恐る恐るメーターを見てみると針が指している場所は、なんと200km/h。周りに砂しかない場所なので臨場感がないけれど、時速200kmは人生初体験だ。そんなドライバーの頑張りのお陰で6時間半でブハラに無事到着。この日は280年前に建てられてユダヤ人商人の屋敷をそのまま使った宿、Komilに宿泊。ふんだんに太い丸太を使った建物で、ベッドルームにも昔の彫刻や絵画が残されている。お金がかかっているなあ。これで一泊35ドルは安い。

街を歩くと、ヒヴァよりも人も街もこぎれいだ。道行く人たちの表情も服装も垢抜けている。

夕方、街一番の見所、カラーンモスクにやってくる。もう中は閉まっていたけれど、夕日を浴びた彫刻と壁の色が美しい。

ここで、タシケントの最初の夜に一緒にごはんを食べに行った韓国人一行とあった。写真の仕事をしているKevin、経済の先生をしているセミョン、日東電工で働いているトングン。年も感覚も近くて思わずはしゃいで、カラーンモスクをバックにジャンプするセミョン。


ヒヴァの街は暗くなるとすぐに人通りがなくなったけど、この街は暗くなっても通りがにぎやか。宿への帰り際にスークの前でガムを売っていたおばあさんと少し話す。まるで街の中に溶け込んでいるようなたたずまいが素敵だった。

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Written by shunsuke

2011年9月24日 @ 7:29 PM

カテゴリー: 2011/08 Uzbekistan

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