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中山七里「さよならドビュッシー」

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中山七里の「さよならドビュッシー」。新刊で出たときにインパクトのある名前だったので、タイトルは記憶に残っていた。友人がすすめていたのを聞き、旅行前に成田の本屋で文庫本を見つけて読んだらこれが面白かった。

重度の火傷を負った15歳の女の子がピアノを通じて生きることを模索する物語。行間からピアノの音色が聞こえてくるような描写と、心揺さぶる表現が素晴らしい。稚拙な文章もあったりするのだけれど、ひとつひとつの言葉に書き手の魂がこめられているのがよく伝わってくる。

作中に主人公が「ドビュッシーの「月の光」を聞く場面でこんな感想をもらす。「音楽を聴いていたのにまるで一枚の絵を見、一遍の詩を読んでいるかのような感慨が残った」。僕もこの本を読んでいて、文字を追っていたのに、いつの間にか音楽を聴いて、音楽から飛び出してきた立体的な絵を見ているような感覚が残った。

この本の登場人物が活躍する「おやすみラフマニノフ」も早速読んでみよう。こうして新しく面白い本や作家を見つけたときのわくわく感を感じられるのは、本好きとして幸せなことだね。

さよならドビュッシー (宝島社文庫)
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Written by shunsuke

2011年9月29日 @ 8:06 PM

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