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DAY7: 文化の香りがする都、ブハラ

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今日はブハラを丸一日観光。部屋も豪華だったけれど、200年以上前の姿のままほとんど手をつけていない食堂はもっと厳かな雰囲気があった。梁にはぶっとい丸太を贅沢に使い、照明に使われているシャンデリアはロシアから運ばれてきたとのこと。まさに重厚という言葉がよく似合う、そんな部屋だった。

部屋以外の場所も程よく昔からの骨格を残した上にきれいに修復されている。その上無線LANも完備して朝食込みで35ドルは安いよ。ブハラで宿をお探しの皆さん、Komilをぜひチェックあれ。今ならweb予約限定で安くなるみたい(http://www.komiltravel.com/index/83728,0)。

ここブハラもヒヴァと同様20世紀初頭までブハラ・ハン国と呼ばれ、エミール(藩王)が統治する独立国だった。特にブハラのエミールは残虐であることで知られ、1870年代にロシアの影響下に入るまでは西洋からの旅行者が、イランやアフガニスタンを経由して命を賭けて目指す場所でもあった。そんな場所にこうやって会社の休みだけどピュ-っと来ることができてしまうんだから便利になったよね。別の言い方をするならば、歴史を知る者からしたら物足りないような時代なのかもしれないな。カラーンモスクの前でおやつを売っていたおじさんと話しながらそんなことを考えた。

この日は西の方まで足を延ばしてみる。まず訪れたのは中央アジア最古のイスラム建築と言われているイスマイール・サマーニ廟。892年から943年にかけて建設された霊廟なのだけど、13世紀のモンゴル軍襲来の際にはほとんど地中に埋もれていたためにモンゴル軍が気がつかなかったとのこと。土に埋もれていたということは当時の人からは大切にされていなかったわけで、大切にされていなかったがゆえに今の時代に残されたというのは皮肉だよね。

次に訪れたのは歴代の王たちが住んだアルク城。中は広かったのでガイドを5,000スム(2ドルくらい)で雇い案内してもらう。城の中には捉えられた旅行者や罪人を閉じ込めておく牢があったり、ロシア軍との攻防の際に城の上から落としたという爆弾の残りが保管されてあったりと、昔の姿を伝えてくれていて臨場感があった。写真は王が来客に謁見する時に使われていたという謁見の間。ガイドによるとこの場で「この者の首を刎ねよ!」と言ったこともあったとか。

このアルク城の中を見ていて思ったのだけど、木造で浮き彫りのデザインが施されている柱や壁の装飾などなどつくりはヒヴァのものとほとんど同じ。だけど、人同様すべてにおいてブハラもののほうが洗練されている感がある。ヒヴァの町並みや佇まいはとても好きだったけど、こうしてブハラの街と比べてみると、ヒヴァにあったのは朴訥なよさでブハラは文化が栄えた都といったところ。

アルク城を1時間ほど散策したあと、カラーンモスクに戻る。途中人だかりがある市場に寄ってみると宝石市場だった。宝石市場だけに女性ばかり。

そういえばウズベキスタンでは頭を包むようにスカーフをかぶっている女性を見かけることが少ない。同じイスラム圏と言っても断食もしないし、かなりアラブ圏とは違う。それでも夏の暑い日にはこんな感じでスカーフをしている女性が多かった。彼女、耳のピンクサファイヤがとてもきれいで印象的だった。


朝から歩き続けたのでこのあたりでお昼を食べ、昨日入り損ねたカラーンモスクに向かう。青い空の下、すべてがシンメトリーに設計された場所。ただただ美しい。1万人が一度に礼拝できるほどのこのモスクも、ソ連時代には礼拝が許されず倉庫として使われていたらしい。何かを盲目的に信じることは時にしてそれ以外の価値をすべて否定することにつながるんだね。心に留めておこう。

さすがに疲れてきたので、ここでタキ・テルパクフルシャンの近くにあるアラブ風呂、ハンマームに行ってみる。シリアやチュニジア、アルジェリアでこれまで何度か言ってみたけど、現地語しか通じないことが多かった。そんな経験から恐る恐る行ってみると、パーフェクトな英語対応。ここは300年前から同じ場所に残っているハンマームで、外国人も多いらしい。そんな場所を貸しきって、パンツ一丁のひげもじゃオヤジとマンツーマンでサウナ、あかすり、マッサージ。計20ドルなり。現地価格からはほど遠いけれど、マッサージはかなり気持ちよかったのでまあよしとする。彼がホモでなかったので、それもよしとする。

夜は再びカラーンモスクの広場に戻ってきて、ライトアップを眺めながら晩ごはんを食べる。途中、ウォッカのビンを持ったお兄ちゃんがやってきて写真を撮るのを頼まれたことをきっかけに「日本に乾杯」「ウズベキスタンに乾杯」「今度のワールドカップ予選に乾杯」と乾杯攻撃を受けて、あえなく酔っ払う。指差し会話帳フレーズがこんなところで役に立つとは。ライトアップは美しかった。ウォッカを飲んだ後の姿はもっと美しかった。

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Written by shunsuke

2011年10月2日 @ 10:04 PM

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