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DAY6: 大草原の立派なホテル

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ナミビアで迎える最初の朝、首都のウィントフックも他のアフリカの都市同様、高地にあり朝方は息が白くなるほど冷え込んでいた。昨夜は暗くなってから到着したのでよくわからなかったけど、宿を一歩出ると道にはジャカランダが鮮やかな色をつけている。昨年のタンザニアでもきれいだったジャカランダ、ナミビアでも今は春真っ盛りの季節なんだね。

ナミビアでの最大の目的は赤い砂漠を見にいくこと。きっかけは、去年一緒にキリマンジャロに登ったスイス人Markusの一言だった。「今まで見た光景の中で一番fantasticだったとこと言えば、間違いなく僕はナミビアの赤い砂丘を挙げるよ」そんな言葉に乗せられてここまできてしまった僕ら。fantasticな赤い砂丘はここウィントフックから250kmほど南に行ったところのNaulkuft国立公園の中にある。

人口密度2人/km2のナミビアにはほとんど公共交通機関はないので、レンタカーを借りて自分で運転するか、ツアーに申し込むしかない。2泊3日で3,100N$(ナミビアドル、3万円くらい)のキャンプツアーが曜日限定での開催でタイミングが合わなかったので、僕とLは2泊3日で5,500N$(5万円ちょっと)の豪華ツアーしか選択肢がなかった。宿泊した老舗のゲストハウス、Cardboardboxの中にナミブ砂漠へのツアーも取り扱っているオフィスもあって、そこで事前にツアーを申しこんでおいた。

日程が限られているので仕方ない。ナミブ砂漠のキャンプツアーが週に1,2回しか開催されていないので、これに参加することを最優先に日程を組めばよかった。

午後出発のツアーまでの時間、せっかくなのでウィントフックの街を歩いてみる。街は首都だけあってきれいに整備されていて、昼間だったら問題なく歩くことができる。抜けるような青空をバックに白い建物と椰子の木が並び、開放的な気分になる。

こんな街の中心のオフィス街のカフェでランチ。メニューを見ると、チキン、ビーフと見慣れた言葉以外に、オリックスとかスプリングボックスとか何だか野性味にあふれた名前が並んでいる。食に関しては保守的な僕、無難にビーフステーキを頼むと大量のポテトと一緒に固い肉が出てきた。食べるのにも一苦労。

ツアーがスタートする13時ちょっと前に宿に戻り、いよいよ2泊3日の豪華ツアーがスタート。宿で迎えの車を待っていると、10人乗りくらいのマイクロバスがやってきて僕らをピックアップしていった。2泊3日5万円のツアーに参加する客はなかなかいないらしく、メンバーは僕とL、そしてアンゴラで働く日本人の計3名。

人口200万人のナミビア、一歩街を出るとそこはほとんど人の気配がしない世界が待っている。空港までの道は舗装されていたけど、そこを過ぎれば道も砂利道に変わり、道の両側にはどこまでもブッシュが広がっていた。

基本的にバスなどの公共交通機関はほとんどないので、旅行者もレンタカーで旅をする人が多い。そんな人たちのために30kmおきくらいの感覚でキャンプサイトが整備されていた。これにはびっくり。さすが元々ドイツ人が治めていた国だけある。

丘を越え、川を越えて3時間ほど未舗装の道を走ると、あたり一帯を見渡せる丘の上に着いた。これまでは高原地帯だったけど、ここから先は大西洋に向かってずっと平地が続いているらしい。そしてこの先に砂漠が広がっている。

出発してから4時間ほどで、今日と明日2晩泊まる宿にたどりついた。ブッシュと岩山の中にたたずむホテル。自然の中に溶け込んだデザインだ。

原野にあるからと侮ってはならない。冷暖房完備、プールまでついているリゾートホテルだった。車から降りてまず出てきたのはアプリコットのウェルカムドリンク。からからの大地を走ってきた僕たちにはとてもうれしい出迎えだった。

部屋に入ってみると、予想もしなかったふかふかベッドの立派な部屋。さすが3日5万円のツアーだけある。16組客が来ていたのだけど、僕ら以外はすべて白人の年配の方々だった。泊まっている方々の階層がはっきり分かれているのがとっても象徴的。

夕暮れまでの時間、周りをゆっくり散策する。なんとホテルの目の前のブッシュには9ホールのゴルフ場まであった。この遊び心がいいなあ。

夕日を眺めにホテルの前にある丘に向かう。宿の主人に丘の上から夕日が見たいと告げると、宿の犬が僕らを先導してくれた。

大きな岩だらけの丘を10分ほど登り、丘のてっぺんに到着した。てっぺんから見ると見渡す限りの平原、ところどころにポコポコ存在する岩山、そんな不思議な光景が広がっていた。

ゆっくりと沈んでいく夕日を眺める。人がいないってことは、何千年、何万年もまったく変わらない夕暮れの姿なんだよなあ。何万年も繰り返されてきた歴史の中に、自分という存在がいることだけでこの世に生を受けたことをありがたく感じる。こんな手付かずの自然に触れるたびに、僕はいつもそう感じる。生き物としての原点を忘れないように、その感覚を大切にして生きていくために、それが僕が旅をする原点なのかもしれない。夕日を眺めながらそんなことを考えた。

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Written by shunsuke

2011年12月14日 @ 11:11 PM

カテゴリー: 2011/09 Southern Africa

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