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DAY3: 国にあふれるシモン・ボリバルたち

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午前2時前にマナウスを出発した飛行機は午前3時過ぎにボアビスタに到着。こんな時間のフライトなので客は20人ちょっとだったのだけど、僕以外に客に2人日本人がいてびっくり。そして席に着いたら「困ったことがあったら声かけてくださいね」とCAにきれいな日本語で話しかけられて、またびっくり。マナウスは日系移住地が近くにあったり、領事館もあったり日本との関係は深いけど、それをちょっぴり実感したフライトだった。

ボアビスタ行きの飛行機の中で出会った同じくベネズエラを目指す二人組と空港で明るくなるまで待って、国境のパカライマ(Pacaraima)行きの乗り合いタクシーステーションまで移動する。この道は5月にも来た道なので慣れたもの。ここから国境までは220km、交通手段は乗り合いタクシーと一日数本のバスしかない。朝日が昇り、朝一番のタクシーでパカライマまで向かう(25レアル)。

国境までの道はサバンナと熱帯雨林のジャングルが続く道で、車は100kmくらいのスピードでびゅんびゅん飛ばしていく。さすがに丸二日ベッドで眠っていないとかなり疲れてきたようで、ほとんど寝ていて気がついたら国境に着いていた。

ベネズエラ、帰ってきたよー。ブラジルを出国手続き後、ベネズエラの入国スタンプを押してもらいにイミグレーションへいくと、扉の鍵が閉まっている。係員に聞くと「今日はクリスマスなので休みだ!」とのこと。おいおい、そりゃ困るよ。国が国だけにスタンプがないと賄賂を請求されそうなので、何とかしてくれと頼んでみるがクリスマスだから仕方ないの一点張り。中華圏の旧正月みたいなものか、さすがはベネズエラ。でもブラジルはちゃんと仕事してたぞ。

結局、翌朝にスタンプを押しに戻ることにしてベネズエラに入国、サンタ・エレーナ・デ・ウアイレン(Santa Erena de Uairen)の集合場所Posada Michelleで、今回一緒にロライマへ登るGと無事に落ち合う。今アルゼンチンのブエノスアイレスに住んでいるGと会うのは半年振りだ。すっかりスペイン語でジョークも言えるようになっていて、元々濃い顔立ちの彼がラテン化してますます怪しくなっていた。

Gとの再会を祝し、地元っ子が集まる屋台のレストラン街で昼ごはん。アボガドが南米っぽくてうまい。ずっと移動ばかりだったので、落ち着いて食べられるご飯がおいしい。

二日前に到着しているGはどうやら毎食ここへ来て食べ歩いていたようで、レストランのおばちゃんたちと顔見知りのように言葉を交わす。同い年の彼とは7年ほど前にまったくの偶然の出会いを通じて仲良くなったのだけど、目指している世界とそこへのアプローチが近くていつも彼から多くの刺激をもらっている。そんなGの行く先ではいつも空気が和む。

昼食後に日本から電話で(一応)明日からのトレッキングを予約しているので、エージェントのFrancisco Alvarezに電話してトレッキングの確認をする。このロライマトレッキングは通常5泊6日で行く日程なのだけど、今回12月31日から1月3日まではバスが動かないとの話を聞き4泊5日のツアーを組んだ。5人集まれば2,800VEF(350USDくらい)になるのだけど、4泊5日との強行スケジュールだけになかなか人は集まらず、この時までに集まったメンバーは僕とGのほかにもう一人。ツアー代は、ガイドとポーターそれにテントや食料すべて入れて結局3,800VEF(450USD)で落ち着いた。最低1,200USDくらいはかかるキリマンジャロに比べると格安だ。

ガイダンスでフランシスコから強く言われたのがプリプリ対策。トレッキングでは川沿いを歩くこともあり、プリプリと呼ばれている小さい蚊が多い。そしてそれに刺されると猛烈なかゆみを引き起こすらしい。そんなのに刺されたくない。5月にスナノミに卵を産み付けられた僕としてはこれはぜひとも予防せねば。不思議なことにビタミン剤を飲んでいると刺されにくいことを聞き、ビタミン剤と食料を買出しついでにしばし街を歩いてみた。

街のはずれにある教会。Gによると、昨日のクリスマスイブはここでミサが行われたらしい。1922年に建てられた石造りの厳かな雰囲気の建物で、よそ者の僕は入るのをちょっとためらってしまう教会だった。

街の中心に戻ると、ボリバル広場(Plaza Bolivar)に建てられた南米解放の父、シモン・ボリバル(Simon Bolivar)の銅像には、1923年に街がつくられたと彫られていた。街の建設よりも先に教会が建てられたということか。南米の歴史を濃縮したような街だ。南米ではいたるところで彼から名付けられたものを見聞きするけれど(ボリビアなんて国名がそうだ)、こと彼の生誕の地ベネズエラではその頻度がすごい。たいてい街の中心広場はボリバル広場で、通貨はボリバル・フエルテ、カラカスの空港もシモン・ボリバル空港だし、国の正式名称もベネズエラ・ボリバル共和国だ。それにしてもこの国にはいくつのボリバル広場があるのだろうか。

さあ、明日からは一年越しのロライマトレック。いよいよだ。

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Written by shunsuke

2012年2月24日 @ 5:46 PM

カテゴリー: 2011/12 Roraima Trek

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