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DAY4 ロライマトレック1日目: 左手にクケナン、右手にロライマ

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さあ、ロライマトレック初日、イミグレが開く9時に国境へ行き無事に入国スタンプを押してもらい、朝ごはんを食べ5日間のトレックに備える。朝はやっぱりアレッパ。ここベネズエラにあるトウモロコシから作ったパンケーキのような国民食で、これにアボガドをはさんでたっぷりSalsa de ajo(にんにくソース)をかけて食べるとうまいんだ。もちろんごはんのお供はCafe con leche(カフェオレ)。

気がついたら屋台の食堂のこんなところにもFeliz Navidad。ラテンの国のこういうお茶目なところが僕は好きだ。なんか効率だけを重視したり、お金の価値観だけを追求するのではなくて、生活の中や心の中に余裕というかゆったりとした寛容なものが流れている。もちろんそれはいいことばかりじゃないけど、年間3万人も自分で命を絶ってしまう今の日本に一番足りないことなのかもしれないと思ったりする。

さてさて、おなかも満たされ11時にいよいよトレックへ出発。まずはピックアップに我々のザックやテント、食糧を積み込み、トレックの基点となる村パライテプイ(Parai tepui)を目指す。サンタエレーナを出発した車は、シウダーボリバルにつながる一本道を北上しながらまずサンフランシスコの街に到着。ここから横道に入り、Sabana Grandeと呼ばれている草原地域を徐々に車は高度を上げていく。

この辺りは赤道付近で年間2000mm以上も雨が降るのに、不思議なことにジャングルでなく一面草原が広がっている。水が流れる谷沿いには木々が茂っているのに、面白い。あとで色々聞いてみたところ、砂質土壌のため水が流れる谷のところでしか木が大きくならないんだって。水が少ない丘のところに生えて大きくなっても途中で枯れちゃうそうだ。

12時前にトレッキングの出発地点、パライテプイに到着。高度1,300m。ここはロライマの国立公園エリアの入口で、ポーターたちが住み国立公園の管理事務所が置かれている。ざっと見る限り200人くらい住んでいるようで、学校らしき建物もあった。他の登山者同様、僕らもここで入山登録をして昼ごはんを食べていよいよトレックの開始だ。ガイドのAlex、友人G、そしてチェコから来た元ソフトボールチェコ代表のAnna、みんな準備万端!

こちらがロライマトレックの全行程。標高1200mちょっとのここパライテプイ(Parai Tepui)からスタートして、1050mまでいったん下りそこからロライマの麓1870mまで登る。そしてそこから垂直に900mほど登り2700mのてっぺんにいたる片道22.5km、標高差1600mのコースだ。

初日の行程はパライテプイからクケナンキャンプ(Kukenan Camp)までの14km。行程差はほとんどなく、アップダウンの続く丘陵地をロライマの麓に向けて歩いていく。

ベネズエラ側からロライマへと続く道はこれ一本のみ。そんな道沿いには周辺の人たちの畑らしき土地が少し見られる以外は、ひたすら草原が広がっている。そしてところどころにこんな火を入れた後も。焼畑でもやっているのかな?とAlexに聞いてみたら蛇が出てくるのを防ぐためだとか。よく道を歩いていて蛇に噛まれることがあるそうな。

1時間半ほど歩き、3回丘を登って降りていくと、急に視界が開けて丘の先に巨大なテーブルマウンテンが見えた!おお!これはすごい。これは目指すロライマではなく、ロライマの隣にあるクケナンテプイ(Kukenan Tepui)。これまでは山に雲がかかっていた上、丘のくぼみのような場所を歩いていることが多くてなかなかはっきりと見えなかったのだけど、いきなり眼前に現れた。すごい迫力。

ここからは左側にクケナン、右側にロライマを眺めながらゆっくりと歩いていく。普段は一日に何度も雨が降ったり止んだりする天気と聞いていたのに、この日は雨が降る気配もない。雨男の僕にしては奇跡的だ。抜けるような青空の下、こんなすごい景色を独り占めしながら歩くなんて、贅沢だ。

途中、小さなほこらを見つけた。あとでAlexに聞いたところ、一年ちょっと前にここでポーターが雷に打たれて亡くなったらしい。このあたりはクケナンとロライマがある地形もあり、上昇気流が発生しやすい。たしかにこんな何もない場所で雷が落ちたら、逃げる場所ないよ。

4時間ほど歩いてかなり日が傾いてきた頃リオテック(Rio Tek)に出た。ここもキャンプサイトなのだけど、今日はここに泊まらずこの先の川を渡り、次のキャンプまで行く。ここにはもちろん橋なんてものはなく、靴を脱いで靴下で渡る。サンダルや裸足で川の中を歩くと苔でかなりすべるけど、靴下をはいていると滑りづらく歩きやすいのだ。

リオテックを渡った後、丘の上の教会を通り過ぎる。Windowsのデフォルトになっているスクリーンセーバーのような風景だ。この辺りにも人が住んでいて、街に出る時はみな10何キロも歩いてパライテプイまで行くらしい。すごいな。

さらに別の川リオクケナン(Rio Kukenan)を渡る。こちらのほうは速い流れでかなり怖かった。Alex曰く、夜中に雨が降ることが多くて、そうすると朝方はもっと流れが速くなって渡れないこともあるとか。結局キャンプサイトへはすっかり暗くなってから到着。明日は一気にロライマのてっぺんに登頂だ。

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Written by shunsuke

2012年3月14日 @ 10:32 PM

カテゴリー: 2011/12 Roraima Trek

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