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DAY5 ロライマトレック2日目: ロライマ登頂!

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この日は若干ハード。全6日の日程を5日に詰め込んだものだから、今日は標高1050mのKukenan Campから10.5km歩いて一気に2700mのロライマ山のてっぺんまで登る。こちらがロライマトレック全体図。

朝6時に起床してアレックスのつくったパンケーキをしっかり食べて腹ごしらえ。

テントをたたみ、7:30に出発。 一日数回雨が降ると聞いていたけれど、今日も晴れていい天気。ロライマとクケナンが出発したときよりだいぶ大きくなってきたぞ。

昨日は小高い丘を登ったり下ったりしたけれど、ここから先はロライマの麓にある”Campament Base”まで6km歩いて450m標高が高くなるゆっくりとした上り坂。草原の中の小道をひたすら歩く。谷から尾根へ、尾根から谷へ。

次第に雲が出てきて、10時を過ぎると日がかげってきた。なにせ赤道に近いので日差しは強烈。標高が高くなるタイミングで直射日光がさえぎられるのは体力的にはありがたい。歩き始めて3時間ちょっと、11時近くなった頃雨がポツリポツリと降り始めた。ここまで降られなかったのが奇跡的、それだけでも感謝だね。このあたりになってくると、見たことないような植物もちらほら視界に入ってくる。いよいよ植生が変わってきたようだ。

11:30にロライマ直下の”Campament Base”に到着。雨は強くなり、土砂降りになった。ロライマも厚い雲に覆われてるなあ。

ここはちょうどロライマの真下に位置するキャンプサイトで、6日間トレックの場合ここで2日目の夜を過ごす。僕らはここで昼ごはんを食べてそのままてっぺんへ向かう。川が流れていて天気がよかったら水浴びできて気持ちいいんだろうな。ちょうど今朝方ロライマ山頂から下りてきたグループもここでランチを食べていて、みな興奮気味に今朝見えた朝日のすばらしさを語っていた。期待が高まってきたぞ。

ところで、僕はこのロライマツアーに来る前に大きな疑問があった。断崖絶壁に囲まれているロライマにどうやって登るのか?アレックスに聞いてみたところ地元の人たちによって発見された階段状になっている場所があって、そこから登るようだ。ロッククライミングみたいなものを想像していたのでちょっと安心。

ここから1200mの登りに備え腹ごしらえをした後、いよいよロライマの核心へと出発。ここから急に植生が濃くなり、周りは高木に覆われたジャングルとなる。アレックスによると、湿った空気がこのテーブルマウンテンの1200mある岩にぶつかって上昇気流が起き、毎日雨が降るかららしい。納得。

道もこれまでの緩やかな登りから、岩や粘土質の急な坂を登っていく道になる。傾斜が急な上、雨が降っていて足下に水が流れているので滑りやすい。そんな雨ばかり降っている場所なので、木々に覆われた樹幹の下は蒸し暑くあたりは一面苔で覆われている。雰囲気はグアテマラやコスタリカで見た熱帯雲霧林だね。

そんなジャングルの道なき道を登っていくこと1時間、ついにロライマの岩の真下に着いた。なんか距離感よくわからないけど、この岩、高さ800m以上あるんだよね。ただただ、すごい。

岩の真下に到着した後は、階段状になっているポイントまで岩の外周に沿って横に移動していく。途中、ロライマのてっぺんから落ちてくる水が滝のようになっている場所を通過する。こうして足下を流れていった水が集まって、昨日渡った川になっていくのか。

階段状になっている場所は思ったより幅も広く、足下が滑りやすいことをのぞけば特に危険は感じない。ただ、登るにつれロライマの上を覆っている雲の中に入っていったようでほとんど視界がきかなくなってくる。

ロライマアタック開始から3時間、いよいよ午後4時過ぎにロライマ山頂に到着!てっぺんはもっと真っ平らで着いたとたん一面に平べったい頂上の景色が広がるのかと思ってたけど、大きい岩がごろごろしていてあまり登頂した感覚がなかった。気がついたらもうてっぺんだった感じ。さっそくアレックスがロライマ名物のジャンプできないカエルを見つけてきてくれた。この小さなカエルは天敵がいなく逃げる必要がないロライマ山頂で独自の変化を遂げ、ジャンプする機能が退化したそうだ。ロライマの頂上にはこのカエルのように下界と閉ざされたこの世界で独自の進化や退化をとげた動植物であふれている。

ここでは常に下から上昇気流が吹き上がって雨を降らせ、周りに障害物がないことから四方から風が吹き付ける。そんな環境が岩を寝食し、オブジェのような岩をつくりだしている。

来る前にもちろん写真で見ていたけれど、目の前に広がる実物の存在感にただ圧倒された。とはいえ、どこかで既視感のある世界だと思ったら、小さい頃から愛読していた手塚治虫の火の鳥で描かれていた世界にそっくりなんだ。不思議な岩の形、そして無機質な世界。もしかしたら手塚先生はこのロライマの写真や話からヒントを得て火の鳥の世界観をつくりあげたのかもしれない。

雨ばかり降って風が強い頂上でどこに泊まるんだろう?と思っていたら、こんなちょうどいい場所がしっかり確保されていた。その名もHotel San Francisco。頂上にはそれなりの数の宿泊スポットがあって、それぞれ名前がついているらしい。この日はさすがに疲れて20時に就寝。明日は頂上の探検だ。

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Written by shunsuke

2012年3月26日 @ 2:38 AM

カテゴリー: 2011/12 Roraima Trek

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