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DAY10:ビバ!社会主義!

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正月の朝、朝から真っ青な空がのぞくすがすがしい天気。ここカラカスは赤道に近いものの標高が1000mちょっとあるので、四季を通じて過ごしやすい気候だ。これで治安がよかったらとても住みやすそうな町なんだけどね。

朝ごはんを食べに外に出てみると、最初に聞いていた通り街はひっそりと静まり返っていて開いている店を探すのにも苦労するくらいだ。幸運にも昨日も寄ったホテルのそばのカフェが開いていたので、そこで朝食。テレビではチャベス大統領の新年のスピーチのようなものが流れる。キューバに行ってガンの治療をしてきたプレジデンテ。以前よりむくんでいて明らかに体調が悪そう。テレビでは「体調はなんら問題ない」みたいなこと言っていたけど、なんだか病人にしか見えないよ。

午前中にアルゼンチンへと戻るGを送り出す。築地のバルでテーブルマウンテン登ろうぜ?と軽く声を掛けたのがきっかけで実現した今回のトレッキング、7日間一緒に過ごして意見がぶつかることもあったけど彼と一緒で楽しい時間を過ごせた。いつも駄々をこねる僕に大人な対応してくれてありがとう。

ブエノスアイレスへと戻るGを送り、帰国までもう一日ある僕はカラカスの街を歩くことにした。まずはホテル近くのSabana Grande駅から地下鉄に乗り博物館のあるAltamira(アルタミラ)駅まで行ってみる。一眼レフを持ち歩く勇気はないので、iphone片手にお散歩。ここカラカスには地下鉄が4路線ほどあって、どれもトークンで統一料金で乗ることができる。最初はちょっと怖かったけど、乗ってみると本数も5分に1本くらいあるし10分に1本しかない名古屋の名城線よりも便利に感じるくらいだ。

今日は地下鉄の中でこんな広告を見つけた”Hecho en socialismo”英訳すると”Made in socialism”。チャベス率いるベネズエラの与党、PSUV(ベネズエラ社会党)の広告。語弊を承知で意訳すると「ビバ!社会主義!」みたいなノリなんだろうね。朝見ていたテレビでも、街角の人がインタビューされるたびに毎回毎回”プレジデンテ・チャベ(地元の言葉だとチャベスのスはあまり発音しない)に感謝”みたいな接頭句がつけられていて、予想していたよりも独裁色が強かった。このロゴはちょっとかわいいけど。

アルタミラはカラカス一のオフィス街。外資系企業が入るオフィスビルが並び、街では比較的安全と言われている。外に出てみると広い通りに整然とビルが並ぶ、まぎれもないオフィス街。

少し歩くと、突然こんな光景に出くわした。大量の血痕が道にこびりついていて、血だらけの服そして靴が片方だけ転がっている。大方、昨日大晦日の夜に酔っ払って誰かが喧嘩でもしたんだろう。それにしても一番安全な地区と呼ばれているここでもこんな光景を目にするなんて、ちょっとびっくり。警戒しすぎもいけないけど、やっぱりびくびくする。

おなかがすいてきたので昼ごはんを食べられる場所を探すも、ここアルタミラでもなかなか店がやっていない。なんとマクドナルドまで休みだった。さすが1月1日。

アルタミラの博物館が1月1日で休みだったので、今度はベネズエラいや南米の英雄シモン・ボリバルの家に行ってみる。場所はちょうど昨日ライブを見たPlaza Bolivar。地下鉄でも向かうも案の定ここも門が閉じられていた。うーん、1月1日に観光は厳しい!

昨日はにぎやかだったこの辺りの通りも今日は一軒も店が開いていない。ここまできれいにシャッターが閉じられていると気持ちよくもある。でも通りに人が少なくて店も全部閉まっていると急に街の雰囲気が怪しくなる。

カラカスは2010年にスペイン総督を追放して事実上の独立を勝ち取った200周年を迎えた。町中のいたるところに200周年”Bicentenario”のデザインが掲げられていた。

結局この日はほとんど何も観光できずにカラカスの街を歩いただけだった。今回の旅はあわただしく移動してトレッキングだったから、こんな日があってもいいかも。夜は連日の移動の疲れもありゆっくり休む。 そんなゆったりとした1月1日。

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Written by shunsuke

2012年6月22日 @ 12:32 AM

カテゴリー: 2011/12 Roraima Trek

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コメント / トラックバック5件

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  1. こちらこそ、ありがと。
    さて、hecho en socialismo のポスター、改めてみるとおもしろいね。サインペンで「ウソつき、チャベス」と書いてある。厳密には「ウソ、チャベス」だけど、ニュアンスとればウソつきだね。
    さて、大統領選はどうなるか? と、ただいまベネズエラのお隣、コロンビアのボゴタからでした。

    G

    2012年6月22日 at 9:06 AM

    • G、コメントありがとう。
      Mentirはあえてすっとばしていたのだけど、スペイン語わかる人は反応しちゃうよね。
      どこの国でも政治に対する不満はあるけど、テレビとか新聞とかここまで欺瞞が多い国もなかなかないよね。
      少なくとも中国でもここまでひどくはない。中南米の北朝鮮、と言ってもいいんじゃないか。

      コロンビア、よいね。たっぷり楽しんで!

      shunsuke

      2012年6月23日 at 5:32 PM

  2. Hecho en Socialismoのプレートに「嘘つきチャベス」の落書き。独裁というのはやはり国民の反発をくらうものなんですね。

    Hiroko Ishikawa

    2012年6月22日 at 11:22 AM

    • ヒロコさん、やっぱり反応されましたか。
      率直な感想を言うと、国を挙げて安い茶番劇を見ているようなテレビ、新聞のチャベス礼賛でした。
      僕が話した人たちの反応は都市部の住民たちの半分はチャベス大嫌い、田舎の人たちの8割はチャベス大好き。
      そんなところでしょうか。
      どちらにせよ、彼の命も長くないでしょうから、またひと悶着ありそうですね。

      shunsuke

      2012年6月23日 at 5:34 PM

  3. […] さよならロライマ DAY9:カラカスで年越しサルサライブ DAY10:ビバ!社会主義! DAY11: Venezuela, hasta proxima […]


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