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DAY4: 塔が建ち並ぶ谷

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4時30分に起き、6時に出るメスティア(Mestia)行き直行バスに乗るためトビリシ駅前に向かう。5月初旬で昼間は30度近くなるトビリシも、夜明け前は涼しくて、タクシーの窓から入ってくる風が肌寒いくらいだ。

トビリシ駅前には5時過ぎに到着。バスの出発時間は6時になっているのだけど、乗り合いバスのため人数が集まると時間より前に出発することもあるので、早く行ってみたけどさすがに5時過ぎには誰もいない。暗い中30分ほど待っているとぽつぽつと人がやってきて、定刻の6時にはほぼ満席となり、いざメスティアへ出発。

これから目指すメスティアは山がちなグルジアの中でも奥地のスワネティ地方の中心地。バスは整備された道をひたすら西へと走る。道の両側には雪山をバックに草原や畑が続き、ところどころで馬がくつろいでいる。

途中何度か休憩を挟み、4時間ちょっとでスワネティ地方の玄関口、ズグディディ(Zugdidi)に到着。ここまでくるとトビリシではからっとしていた空気がかなり湿り気を含んでくる。iphoneの地図を見ると、あと20kmほど西へ行けばもうそこは黒海なんだ。ここでまたもや1時間ほど休憩。どうやら運転手の友だちが何人か乗っているらしく休憩のたびに酒盛りをしているようだ。他の乗客はだいぶ怒っているけど、焦っても仕方ないので僕もゆっくりする。

午後2時近くなってようやくズグディディを出発。ズグディディを出発して20分くらいすると、道は上り坂になり両側に山が迫ってきた。新緑と残雪のコントラストがきれいだ。

ここからはひたすら川に沿った山道をゆっくり登っていく。すると1時間半ほどズグディディから走ったところでまた休憩になった。バスの中で待っていても仕方ないので、外の空気を吸いに出てみるとドライブインのようなレストランからいい匂いが漂ってきた。コーカサスの名物ハチャプリだ。

休みごとに酒を飲んでいる彼らの仲間入りをするのは他の乗客の手前ちょっと気が引けたけど、5秒後にはハチャプリとグルジアビールで彼らと乾杯してしまった。まーこうなったら仕方ない。とことん楽しむか。

片言の英語と片言のロシア語でやりとりをしたところ、ごろつき5人組はみなドライバーの幼馴染で久しぶりにメスティアに帰るところだとか。これから僕が行くNinoの名前ももちろん知っていて、まだメスティアに着いてないのにすっかり歓迎会モードになってしまった。もちろんドライバーの彼はお酒飲んでないよ。さすがにね。

20分ほど酒盛りをしてバスに戻ると、他の乗客も僕がすっかり楽しんでいることに半ばあきれたような、驚いているような。でもこれまでのようなピリピリモードでなく少し和やかな感じになってきた。

一緒にトビリシからメスティアまで11時間バスを共にしたきょうだい。シャイで最初は話しかけても反応してくれなかったけど、最後のほうには質問攻めにされた。ロシア語、ほとんど何言っているかわからなかったのが残念。

道はだんだん細くなり、山はどんどん近づいてくる。

日が傾きかけてきたころ、車窓に塔のある家が見えてきた。ここスワネティ地方に多く見られる塔のある家は外的から身を守るために作られ、100年前まで他の村から攻められた時、男たちがこの塔にこもって戦ったという。一気に中世にタイムスリップしたような気分になる。

夕方6時前、無事にメスティアに到着。ここはこのスワネティ地方の中心地で、谷になっている場所を東西に貫く一本の道沿いに町が開けている。ドライバーにNino’s houseに行きたいと告げていたので、ちゃんと家の前で止めてくれた。場所もメインストリートに面しているのでわかりやすい。こぎれいな一軒家でそれぞれ部屋をホステルにしていて一泊夕食つき40GEL(グルジアラリ:約25USD)。

晩ごはんはスロヴェニアからの4人組とイスラエリー、香港人、NZから来たリチャードと庭のテーブルでNinoの手料理をいただく。グルジアは旧ソ連圏でも料理がおいしいことで有名で、ここでも地場でとれた野菜をふんだんに使った料理がおいしかった。

スロヴェニアの4人組がちょうどこの先のウシュグリ村から戻ってきたばかりだったので、話を聞いてみると”fantastic!!”との一言。それにリチャードも興味を持ったらしく、翌日は宿の4WDを一台300GEL(170USD)でチャーターしてウシュグリ村まで一泊二日で行くことになった。明日の今頃はウシュグリで夜を過ごす、今から楽しみだ。

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Written by shunsuke

2012年8月6日 @ 11:03 PM

カテゴリー: 2012/05 Caucasus

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