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DAY10: モスクワの街を戦車が走り抜ける

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朝7時半のフライトに乗るため5時前に起き、まだ真っ暗なエレヴァン市内を走り空港へ向かう。エレヴァンの空港は最近建てかえられたらしく、モダンで新しい。古い建物が多いこの国ではひときわ目立っていた。飛行機は定刻どおり飛び立ち、ふと左側の窓を目にやると、それらしき方角に雲の上に顔を出しているきれいな形の山が見えた。あれがアララト山かな?

飛行機は3時間ほどでモスクワに到着。実は、1日2便あるエレヴァン便でも朝早い便にして初めてのモスクワ観光をするのだ。このためにちゃんと東京でロシアのトランジットビザを取っておいた。6年前にトランジットした時には暗いイメージしかなかったモスクワの空港もすっかり新しくなっていて見違えるよう。さっそく空港と市内を結ぶAero Expressに乗って街へ繰り出す。片道300ルーブル(9US$)、2008年に開業した列車は30分置きに出ていて、空港同様ピッカピカ。

快適なエアロエクスプレスは新緑のモスクワ郊外を走り、35分ほどでベラルーシ駅に到着。ここが地下鉄と接続していて地下鉄に乗り換えて一路モスクワの中心、赤の広場を目指す。しかし、プラットホームに降りて地下鉄への乗り継ぎ口を探すも、あたり一面キリル文字表記で地下鉄乗り場がわからない!空港に直結しているだけあって、駅前はやたら両替屋さんの看板が目に付いた。

ようやくMのマークの地下鉄入り口を見つけて中に入る。金色の彫刻で門がかたどられ、扉は木でつくられている。まるでどこかの美術館の入口のような豪華なつくりだ。噂には聞いていたけれど、すごい。

そしてこちらも噂の長いエスカレータで地下に降りる。日本よりスピードが速いのだけど、30秒は乗っていただろうか。大江戸線もびっくりの深さ。さすが共産圏の総本山だ。

この地下鉄で3駅進み、赤の広場に近いTeatraljnaya駅で降りる。それにしてもモスクワ地下鉄の駅名は読みづらい。Teatraljnayaって、何て読めばいいんだい?地上に出て赤の広場方面に向かおうとするが、なんだか警備が物々しい。赤の広場前の道には柵が設置されていて、前には警備員が立っている。

警備の人で英語を話すことができる人がいたので聞いてみると、なんだか今日はMilitary ParadeがあるからNo enter Red squareと言っている。ん・・・ということは僕は赤の広場に行けないの?せっかくビザまでとってモスクワ市内に着たのに!そんなことを切に訴えていると後ろのほうから爆音が聞こえてきた。どうやらパレードが始まったらしい。赤の広場に続く大通りに駆けつけてみると、前方から装甲車が走ってきた。これはある意味すごい!

道の両側にはすごい人垣。みんなスマホやカメラを掲げて興奮気味に写真を撮っている。英語が上手な人に聞いてみると、WWII戦勝記念パレードの予行演習だとか。

ミサイルを積んだ車も赤の広場に向けて目の前を通過していく。日本で言えば皇居前の道を走っているようなもんだ。これはすごい。

 

しばらくすると今度はヘリコプターが飛んできた。ロシア国旗やその他いろんな旗が運ばれていく。

外国人がこんなのを見ていいのだろうか?そんな風に感じてしまうけど警備員にもとがめられていないし、きっといいんだろう。きっと軍事マニアの人たちにはたまらない光景なんだろうな。中川八洋さんが見たら興奮ものだろう。装甲車や戦車が赤の広場方面に走り去った10分後、今度は戻ってきた。まだあるのかよ!

それにしても戦車っていうのは音がうるさいし、すごく油を使いそうなしろものだ。こりゃ、戦争は金がかかるわ。そんな当たり前のことも目の前で戦車が走る姿を見ると実感を伴ってくる。パレードの予行演習が終わった後も明日の本番に向けて準備が進められているらしく、バリケードはとかれない。聖ワシリー教会もこんな近くにあるのに中に入れないなんて!遥かなるたまねぎよ。

僕と同じように赤の広場を見にやってきて中に入れず外から見つめる人たち。昼前からずっと待っている人もいたけれど、今日はもう無理そうだ。もしかしたら僕みたいに今日この日に赤の広場へ行くために遠くから来た人もいたのかもしれない。そういえば、地下鉄の駅を降りたところでも警官がパレードのために道を塞いでいて、通行人から「こんなことしかやらないプーチンなんてとっとと消え去れ!」みたいなことを言われていた。僕はたまたま訳してくれた人がいたからわかったんだけど。そりゃ、みんな迷惑だよね。

飛行機は夜7時の便だったので赤の広場付近を散歩して時間をつぶす。ロシア正教会といえば、この玉ねぎ型の屋根。この屋根を見るとなんとなくモスクに見えてくる。

散歩している間にポツポツと雨が降り始めてきたので、早めに空港に戻る。今回もあわただしい旅行だったけど、最後に珍しいものも見られて充実した10日間だった。

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Written by shunsuke

2012年10月25日 @ 11:03 PM

カテゴリー: 2012/05 Caucasus

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