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キーンベック病体験記(5)プレートとボルトの除去

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2008年5月のキーンベック病による橈骨楔状骨切り術および、月状骨への移植手術から丸5年。この2013年4月末にようやく手術の際に埋め込んでいたプレートとボルトを除去した。

以前の経緯はこちらを参照→キーンベック病 Index

手術で真っ二つにした橈骨をつなげるために、5cmのチタンプレートを5本のボルトで骨と固定、それを今回取り出した。別にボルトを摘出しなくても大きな問題があるわけではないが、日本だと僕のような30台の場合とりだすことがほとんどだそうだ。欧米の場合は取り出さないことのほうが多いとのこと。

僕が通っている昭和大学付属豊洲病院の富田先生によると、取り出したほうがよい理由は以下の二つ。①まだまだ骨が若いのでプレートを入れっぱなしだと骨がプレートに頼ってしまう。②万が一プレートがある場所を骨折した場合、骨が複雑な折れ方をしてしまう。前の手術痕からメスを入れて取り出すだけの簡単な手術なので2013年3月に手術を決断。4月末に手術を行った。

日程は全部で4日間。初日に入院、二日目に手術、三日目経過を見て、四日目に退院。昭和大学付属病院の場合、全身麻酔でやるのだが思ったより術後の気分が悪い時間が長くて大変だった。

2008年の手術後の写真

キーンベック病体験記(4)手術と術後の経過

こちらが5年間身体の一部だったプレートとボルト。取り出されてみると不思議な気分だ。ウユニ、キリマンジャロ、サハラ砂漠、パタゴニア。この5年間一緒にいろんなところへ行ったなあ。

IMG_2750

そして手術後に撮影したレントゲンがこちら。これまでプレートとボルトが埋まっていた痕がくっきり残っている。富田先生によるとこの痕は骨が次第に埋めていき半年もたてば元通りになるそうだ。

IMG_2778

術後はしばらく骨が痛い感覚が残ったけど、手術から5日ほどでそれもなくなり文字を書いたりキーボードをたたいたりするのも苦なくできるようになってきた。2006年から苦楽をともにしたキーンベック病の治療もこれで終了。これからの人生、再度悪くならないようにできる限り手首に負担をかけないようにしながら生活していきたい。

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Written by shunsuke

2013年5月2日 @ 6:06 PM

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  2. […] ■手術と術後の経過(2008年5月~2009年5月) 2008年5月14日手術の日。この日朝一番で病院へ行き入院をして手術を迎える。麻酔は部分麻酔。手術している場所が見られないように、ちょうど右肩のあたりに幕みたいなものが取り付けられオペ開始。 手術は二段階、まず右手首の月状骨を圧迫していた橈骨を、テトリスみたいに楔状に真っ二つに切り取って短くする。そうすることによって手首への圧力を和らげると同時に、次に取り除いた骨の部分を壊死が進んだ月状骨に移植する。生きている骨を移植させることで、すこしでも壊死部分を活性化させるためだ。 まず第一段階でかなりビビる。骨を真っ二つにするといってももちろん部分麻酔だから僕は意識があるわけで、はっきりした意識の中ガリガリッと骨を切る音を聞かされるのはたまったものじゃない。 結局骨を切ってボルトでつなげる第一段階で二時間ちょっと経過。そして骨を手首に移植する段階になって、メスで開いた時先生は思わず一言。「ありゃりゃ、これは思ったよりつぶれているねえ、まあ何とかなるでしょ」…えっ?先生、聞こえてるんだから人ごとみたいに軽く言わないでよ…頼むよ。一気に不安になってきた。 するとしばらくしてなんか様子がおかしい。右手が痛むんだ。手術開始から3時間半ほど、どうやら麻酔が切れてきたらしい。必死に痛みを訴え麻酔を追加してもらうが、痛みはひどくなるばかり。最後の縫合の時なんて、針が皮膚を縫っていくのが見なくてもよくわかった。結局4時間ちょっとかかり無事終了。 その後5日間入院し、退院後はすぐに仕事復帰。1ヶ月半ギプスをして3ヶ月は体重をかけられなかった。骨を真っ二つに切るって骨折と違ってなかなかくっつかないらしい。 2008年7月:東京に異動。名古屋の中日病院から紹介してもらい豊洲の昭和大学付属病院に通う。 2008年9月:術後4か月が経過し固定もとれリハビリを始める。最初はほとんど手首が動かなくて動かそうとすると激しい痛みがあったが、毎日かかさず10分程度可動域を広げ握力を回復させるトレーニングを行う。この前に富士山登山とダイビングに行ったのは今思うと無謀だった。手に体重掛けたらつぶれて台無しになっていたかもしれない。 2008年10月:術後5か月経ってようやく切断した骨がくっつき始める。当初の予想よりも骨のつきはちょっと遅かったみたい。ただ、移植した月状骨の経過は良好だった。4か月このころになると手術前にあったような痛みはほとんどなくなっていた。 下の写真は術後5ヶ月目の写真。プレートがついている切断部分の骨がくっつきはじめ、以前はつぶれていた赤い部分に移植した白い骨が同化しているのがわかる。 違う角度からのレントゲン。くっつき始めたとはいえ、切断した部分はまだまだ全然埋まっていない。 2008年11月:恐る恐る腕立て伏せをしてみる。風呂に入って温めてからだとほとんど痛みもなく3年ぶりに腕立て伏せができた。10回もできなかったのにびっくり。すっかり衰えちゃったなあ。 2009年3月:ふとしたきっかけで逆立ちをする。風呂で温めていなくてもほとんど痛みがなく、逆立ちができたことに感動。手術してよかったなあ。この月、1年ぶりに自転車にも乗る。 2009年4月:4年ぶりにまともに野球をやる。さすがに心配だったけど久し振りに打球を打った感触はたまらなかった。 2009年5月現在、術後一年経って思うのは術後のリハビリ次第でどうにでもなるんだなあということ。もちろん傷める前と比べたらまだ引っかかる感じは残っているし、可動域も狭い。 でも、以前と同様とはいかないまでもたった一年で腕立ても逆立ちもできるまで、そして一度は「もう一生できないでしょう」と言われた野球ができるまで回復したのは本当にうれしい。人生辛いことが続いても、それを乗り越えたら希望が見えてくるもんなんだね。がんばってよかったと心からそう思うよ。 キーンベック病体験記(5)プレートとボルトの除去 へ続く […]


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