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食いだおれ出張記

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9日ぶりの日本。テレビから「東京でも食べ物がない!」との映像が流れていたので、覚悟して戻ってきたものの、ものがあふれるスーパーのようすを確認して一安心です。

地震の被災地で食べ物に困っている人には申し訳ないくらい、とにかく食べてばかりの最近でした。基本的には朝は麺で、昼と夜はみんなでつついて食べる中華飯でした。朝ごはんの麺たちはこんな感じです。

こちらは縮れ麺に濃い目に味付けしたひき肉をのせたやつ。お好みでチリをかけてかき混ぜる。すると、ひき肉のソースとチリが麺が絡み合って食がすすむ。朝から食べすぎだ。半分くらい食べてからスープを入れると、スープなしの時とはまた違った味が楽しめる。一度で二度おいしい。広西の米粉と同じだね。

東南アジアといえば、エビを忘れちゃいけません。小さい時はにおいをかぐだけでも嫌だったのに、今ではおいしいエビなら喜んで食べますよー。どの麺にも共通していたのは、店ごとに味にこだわってじっくり煮込んだスープがある点。ここはエビや貝を弱火で煮たしてダシをとっていた。もちろん味は文句のつけようがありませんです。

そしてラクサ。米粉そっくりのビーフンに魚系のダシをたっぷりきかせたココナッツ味のスープを注いで、チリを入れて食べる。実はこれまで食べたことなかったのだけど、甘めのスープとチリもただ辛いだけじゃない。いろんな香辛料を炒めてつくられたペーストは辛さの中にコクがあってこれに白飯かけて食べたいくらい。そんな甘さと辛さを一度に楽しめるラクサ、やみつきになりそう。

食べてばかりじゃなくて、それなりに仕事もしてます。ボートで川をさかのぼったり。

南国の鮮やかな花に見とれたり。

蝶の大群にも遭遇した。これはびっくり。

時にはご飯食べることも仕事だったり。

スコールのあとはこんな虹も。うまく写真に撮れなかったけど、二重に虹が出て幻想的だった。二重の虹は初めて見た。

そうそう、夕日も忘れちゃいけない。海に夕日が沈むので毎日絵の具をキャンバスに塗ったような鮮やかな夕日だった。なかなかゆっくり夕日を見る時間はなかったけど、最終日にようやくこの夕日を眺めながらゆっくりお茶を飲むことができた。幸せなひとときだったなあ。

そんな内容の濃い時間の中で、一番印象に残っているのは地元の人々ののんびりした生活の時間の流れとおおらかな性格。もちろんビジネスはビジネス。それでも一度じっくり根を下ろしてここで生活してみたい。そう思わせる場所でした。また行くことができるよう、うまく形にしていかないとね。

Written by shunsuke

2011年3月22日 at 2:04 AM

ライチの季節がやってきた!

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6月に入りここではいよいよ夏も本番。ギラギラの太陽が容赦なく照りつける季節がやってきた。これがカラっとした暑さだったらまだ過ごしやすいのだけど、日本と同じく湿度が高い。朝からもわっと湿気がカラダにまとわりつき、少しでも外を歩くもんならすぐに汗がしたたり落ちる。エアコンのきいた室内から外に出るとメガネが曇ることもあるくらいだ。

そんな暑さの中、先週はずっと南寧を離れ、こんな感じのところを歩き回った。おかげで一気に肌も真っ黒。

外から宿泊先に戻る途中、道端でカラフルなパラソルが目に留まった。あ!ライチだ!そうそうここ中国華南地方はライチの原産地かつ名産地。5月から7月までとれたてのライチが日本では考えられない新鮮さで食べられる。

近づいてみると道端でさっきもぎとったばかりのライチがこんな感じで売られている。ライチの中にもいくつか品種があって手前のものと奥のものは種類が違う。ライチはなんといっても鮮度が命。丸一日経つだけですぐに味が落ちてしまうので、もぎたてを買うのが一番うまい(だから日本では冷凍がメイン)。これで500gたったの4元(60円ちょっと)。日本では食べられないもぎたてのライチがこの値段!

ライチを売っていたすぐ奥におばちゃんのライチ畑があった。こんな風にぶどうみたくまとまって実がなる。そりゃ新鮮なわけだ。もいだそのすぐ脇で売ってるんだもの。

たっぷり買ってさっそくホテルに戻る車内で食べてみる。南寧の街中で売られているライチよりも一回り大きい実の皮をむくと、中から甘い匂いと一緒にはちきれんばかりの実がプルンと飛び出してきた。まるでラテンのおねーちゃんのお尻のようなぷりっぷり。実は柔らかくて甘くて何にもたとえようのないおいしさ。こりゃおいしいや。日本で買うライチと比べたらまったく別の果物だ。たとえるならこんな感じ。

もぎたてのライチ>>>南寧の市場で買うライチ>>>>>>>日本で食べるライチ

楊貴妃が華南から西安まで早馬で運ばせたって話があるけれど、彼女の気持ちもわかるなあ。一度この新鮮な味を知ってしまったらなかなかやみつきになるよ。これから毎年この時期が来るのが楽しみだ。で、この時期に広東・広西に来るアナタ、ぜひもぎたてのライチをお試しあれ。

Written by shunsuke

2010年6月1日 at 7:58 PM

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スタバに雲南コーヒーが登場するらしい

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スターバックスが雲南に自社のコーヒー農園をつくることにしたらしい。スタバ初の自社農園になるとか。
 
 

雲南では、幻の品種とも言われるティピカ種のコーヒーがわずかに残っていて、邱永漢さんが、2003年から会社を設立してコーヒーの生産・加工・販売をやっていたりする。今年の10月に昆明で飲んだけれど、香りがしっかりしているのに後味はすっきりしていてブラックで何杯も飲みたくなるような味だった。

スタバもティピカ種を育てるのかな。これがきっかけで雲南コーヒーブームが起きそうな気がする。

——-以下転送———
 
2009年12月9日、中国新聞社によると、世界規模でコーヒーチェーン店を展開するスターバックスが、同社初の自社農園とコーヒー研究基地を中国・雲南省保山市に建設する。

スターバックス・グレイター・チャイナ(Starbucks Greater China)の王金龍(ワン・ジンロン)社長は、08年10月に雲南省の孔垂柱(コン・チュイジュウ)副省長と会談し、同省との戦略的協力関係を築きたいと表明。今年10月には、同省でのコーヒー農園建設の意向を同省政府高官に告げた。その後、同社米国本社調達部のDub Hay氏が同省保山市を訪れ、「コーヒー農園とコーヒー研究基地を建設したい」と公式に発表。

保山市がある雲南省西部・南部地区は土壌が肥沃で、日照量・雨量ともに豊富なだけでなく、海抜1000〜2000mの高地に位置しているため起伏に富み、昼夜の温度差が大きいなど独特の自然条件を有している。このため同地で生産されるコーヒーは、こくがあるのに苦すぎず、果実のアロマを帯び、まろやかな香りを持つ「雲南珈琲」として有名。保山市では1950年代からコーヒー豆の生産を開始し、現在の作付面積は5300ha以上、年間生産量は8000t以上で、コーヒー豆の品質に関しては高い評価を受けている。

スターバックスは現在、コーヒー豆の大部分をラテンアメリカ各国から購入しており、アジアからの購入はほんの一部に過ぎない。また、同社はこれまで自社農園を所有しておらず、今回が初の自社コーヒー農園の建設となる。また、同社以外にもネスレやマックスウェルなど世界的なコーヒーメーカーが雲南コーヒーに注目しており、同省に生産基地を建設し始めているという。(翻訳・編集/HA)

Written by shunsuke

2009年12月18日 at 1:14 AM

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南寧のランチ事情②:オフィスの食堂でぶっかけごはん

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南寧ランチシリーズ
 
南寧のランチ事情第二弾。前回は米粉だったけど、今回は食堂ぶっかけごはんの紹介。僕の会社のオフィスが入居しているビルの一階に食堂があって、そこでごはんとおかずを数点選んで食べられるようになっている。待たなくていいので、しっかりかつ早く食べたい時はここに来ることが多い。
 
中国に来たことのある人なら一度は見たことがあるこのシステム。食堂の中に入るとこんな感じでおかずが作りおきされていて、ほしいおかずを選ぶようになっている。基本的に指差せばオッケーなので中国語が話せなくても問題ない。そういえば初めて中国に来た時どうやって頼んでいいかわからなくて、このスタイルに助けられたっけ。学校とかだとみんなマイ鍋を持っていって、米をよそった上におかずを乗っけて食べていた。だからぶっかけなくなった今でも僕の中ではぶっかけごはんと呼んでいる。
 
 
まあ、安いので料理はどこにでもある普通の家庭料理なんだけど、これがバカにできない。うまいんだ。こちらは最近のお気に入り、鶏肉ときゅうり、にんじんの炒め物。こんなシンプルなのに甘さと辛さの間を攻める味付けが憎らしいほどおいしい。
 

 
この日は肉料理二品に野菜料理一品をチョイス。プレートにごはんをよそってこうして出してくれる。米粉では野菜があまり食べられないので、ここに来ると野菜がたっぷり食べられるのがポイント。ちょっと脂っこいけど、元々中華好きな身としてはごはんが進む。
 
 
入り口にはこんなボードが掲げられてある。「自選快餐」、訳すとセルフサービスファーストフード。今日のは肉料理が二点で野菜料理が一点の「二肉一素」だから全部で6元(80円)。
 
 
2000年の昆明では「二肉一素」で3~4元程度だったから、これでも食べ物の物価は1.5倍-2倍くらいになっている。安くて栄養もたっぷり。農薬たっぷりかもしれないけどまあ気にしない。いや、ほんとは気になるよ。でも、そんなことを気にしていたら食べるものがなくなってしまうから敢えて気にしない。
 
快餐<クアイツアン>というのはファーストフードのことなんだけど、ちょっと前まではファーストフードの種類もなかったので、自動的にこのタイプのごはんを指していた。マックとかケンタッキーとかができて以来、快餐イコールぶっかけごはんでなくなってきているけれど、僕の中での快餐は永遠にこのぶっかけごはんのままだ。これぞ中国だぜ。

Written by shunsuke

2009年12月10日 at 7:27 PM

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寒い日はやっぱり鍋でしょ

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ここ数日、ずっと暑かった南寧も急に寒くなって10度前後の日が続いている。つい一週間前まで30度を超える日が続いていて半そでで過ごしていたのに、急にセーターを押入れから出して寒さをしのぐ日々。夏から秋を飛ばして一気に冬がきた感じです。
 
もちろん東京に比べたら気温自体は高いのだけれど、部屋の中に暖房設備がないので逆に日本よりも底冷えする。そんな日は鍋でも食べてあったまるに限る!ということで最近はもっぱら鍋にはまっています。中国で鍋といえば重慶で食べたような火鍋が真っ先に思い浮かぶけれど、それ以外にも結構種類があって、その中でも一番のお気に入りの鍋がこれ、猪肚鶏<ヂュードゥーヂー>。
 
 
鶏のダシにナツメやクコの実を加えてじっくり煮込んだスープに鶏肉や野菜、キノコを入れて食べる。スープはあっさりしているのだけど、コトコト煮込んだ鶏と乾物の深いダシが出ていてほんとにおいしい。スープを一口飲んだだけで身体がぽかぽか温まり始めて、もう食べ始めると止まらない。ちょうど会社の近くに「李記猪肚鶏」という台湾の店ができて、すっかりはまってしまった。
 
 
ナツメやクコの実以外にもいろいろ漢方薬にもなる薬味が入っているらしく、相当身体にはいいらしい。キャッチコピーは「男のガソリンスタンド、女性の美容院」。
 
 
鶏のスープで満たされた後は、特製の甘いたれを使った焼きめしで締める。熱くした鉄鍋にご飯を入れて目の前でジュワっとたれを注いで焦げ目をつけてくれるのだけれど、たれが鉄鍋に触れた瞬間甘くていい香りが漂ってくる。鍋でおなか一杯になったと思ったのに、思わずまたご飯を食べたくなってしまうたまらない匂い。
 
 
おなか一杯になった後は、少し歩いてお気に入りのお茶やさんでプーアル茶を飲んでゆったりする。雲南省の隣なので、おいしいプーアルが日本では考えられないくらい安く手に入る。少し歩けばすぐに茶館があって、地元っこの社交場になっている。お茶を買って飲んでもいいし、もちろんカウンターで飲ませてもらう「品茶」だったら無料で試飲できる。
 

食べることはこの国の人という人の中に染み付いていて、新しい食べ物に触れるたびにこの国の食文化の奥深さに驚かされる。お気に入りの鶏の店もなんてことない普通の店なんだけど、一人600円くらいでお腹いっぱいになる上に、出てくるスープは31年間で飲んだどの鶏のスープよりおいしい。

冬に中国に来る予定のあるアナタ、猪肚鶏を食べ逃してはダメですよ。

Written by shunsuke

2009年11月17日 at 10:32 PM

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重慶で火鍋をつつく

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今週は三泊四日で重慶に出張だった。重慶、といえばやっぱり本場の火鍋でしょ!ってことで、ちょうど今月四川での結婚式で会った友人に現地で評判の店に連れて行ってもらった。
 
席に着くと丸い鍋にこれでもかというくらい唐辛子と花椒が入った鍋が出てきた。この中で肉や野菜の火を通して食べる中国版しゃぶしゃぶ。真ん中には唐辛子と花椒が入っていないスープがあって、箸休めスペースになっている。
 
 
たれは油に好みで酢と砂糖、味の素を入れてつくる。この黒酢がまたうまい。
 
 
実は火鍋を食べるのは人生で二回目。11年前初めて食べたその夜にひどくおなかを壊し、それ以来避けていた。今回初めて火鍋の本場重慶に来たのでこれは食べねば!と思い11年ぶりの再挑戦だった。
 
おそるおそる食べてみると、確かに辛いのだけど見た目より辛くない。というより単に辛いだけじゃなくて甘みやダシのうまみがぎゅっと黒いスープに詰まっていて、すごい深い味になっている。これはうまい。
 

気がつけば汗だくになりながら完食。現地在住の日本人の友人いわく、最初はえっ?って思ったけど、今じゃ一週間食べてないと恋しくなるとか。この辛さ、確かにくせになる。

Written by shunsuke

2009年10月31日 at 5:54 PM

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南寧でのランチ事情①:桂林米粉とロースーフェン

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こちらに来て二カ月。身も心も現地人になりつつあります。さてさて今日はこちらでのランチ事情第一弾ということで、一番食べに行くことが多い"米粉"<ミーフェン:ライスヌードル>の紹介。
 
これは読んで字のごとくコメから作った麺で、ここ広西では桂林米粉、柳州の螺獅粉<ロースーフェン>、南寧の老友粉が三大米粉と呼ばれている。雲南では同じものが米線<ミーシエン>と呼ばれていて、広西では米粉になる。食べる限り麺の味は変わらないんだけど、何が違うんだろう?
 
さて、いつもよく行く桂林米線。先にチケットを買って窓口に置く。ちなみにいつも食べる200gで4元(65円)。ちなみにここの豆乳<トウジアン>もメチャクチャうまい。
 
 
注文が入ると、お湯がぐつぐつ沸いた中華鍋に麺を入れてさっとお湯にくぐらす。およそ3秒ほど。
 
 
注文してから一分足らずでできあがり。ねぎやニンニク、とうらがし<辣椒:ラージャオ>、お酢などを好きな風にトッピングして
 

できあがり。今日は青ネギ、にんにくにちょっぴりトウガラシもトッピング。ちょっとでもすごく辛くて入れすぎるとむせるので、さじ加減が難しい。麺はつるつるっとした食感。このうどんみたいな麺ときしめんのような平べったい麺があって、注文するときに選ぶようになっている。

スープなしでもいけるし、スープを入れてもおいしい。桂林出身の人からすると、桂林の米粉を使っているか、南寧の米粉を使っているか食べればすぐにわかるらしい。ここはその桂林っ子も太鼓判のお店。いつも昼時は大賑わい。

一方、こちらは会社近くの柳州名物の螺獅粉<ロースーフェン>の店。この店はロースーフェン専門の店で、小さくてきれいでもないのだけれど、南寧でも結構有名だったりする。いつもの愛想の悪いおねーちゃんがお出迎え。どんな冗談を言ってもニコリとしてくれない。名物オヤジがいるラーメン屋みたいなもんか。

愛想の悪いおねーちゃんからチケットをもらい、ここにのっける。この日は空いていたけれど、混んでるとここにずらーっと何枚もチケットが並ぶ。で、できた順から呼ばれる仕組み。

店だけかもしれないが、桂林米粉とちがってロースーフェンは必ずスープ入り。ここでスープを辛くするかどうかを聞いてくる。鍋のスープの上に比重の軽い辛いスープが浮いていて、ひとつの鍋で辛いスープと普通のスープを使い分けている。これ、辛さの調節も簡単にできて合理的。

こちらも空いている時は一分たらずでできあがり。のっている具以外に何が違うんだ?と最初は思ったけれど、何回も食べていると次第にスープの違いがわかってくる。ここのロースーフェンのスープはいつ食べても最高にうまい。ピンボケは御愛嬌。

もともと麺があまり好きではなかったので、雲南にいたときは米ばかり食べていた。留学時か8年経って嗜好が変わったのか南寧に来てからはお昼の一番人気はこのロースーフェンと米粉。安くて早く出てくるうえに、量も軽くてちょうどいい。やっぱりご飯がおいしい国は幸せだ。

Written by shunsuke

2009年9月6日 at 6:02 PM

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え?南寧で久保田の万寿が飲めちゃうんですか?

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「友だちがねー、日本食レストランを開いたんだよ。行ってみない?」先週木曜日の夜に、地元の友人に前から聞いていた日本食レストランに行ってきた。
 
ここ南寧でも日本食はかなり人気があって、友人によると市内には20-30軒くらいの日本料理屋があるらしい。だけど容易に想像がつくとおり、ホンモノにはほどとおいモノが出てくることがほとんど。なので、今回もそれほど期待せずに行ってみた。
 
ところがどっこい。うまい、うますぎる。店の雰囲気といい、味といい日本そのもの。専用貨物で届けているという魚も、串焼きも、鉄板焼きもどれも文句のつけようがない。
 
北京、上海、広州でそれなりに日本食は食べたけど、そのどこよりもうまい。こんな本格的な日本食が南寧で、しかもそのへんの中国的日本料理屋よりもよっぽど安い値段で食べられるなんてぶったまげた。
 
ということで、早速二日後の土曜日の昼、カメラを持ってランチに行ってきた。店はまさに和風ダイニング。なんかちょっとズレている内装の店がほとんどの中、木をふんだんに使ったインテリアは本格的。
 
 
店内は広く、テーブル席、鉄板焼きのカウンター、そして回転寿司もある。寿司カウンターにテレビがあるのはご愛嬌。オーナーはアメリカでMBAをとってきた北京の人で、徹底的に日本料理を食べまくって、内装も研究してきたとか。
 
 
店の奥にはこんな掘りごたつの個室も。南寧でこんな店ができるなんて!すだれが憎たらしい。
 

 
この日のランチはしょうが焼き定食、28元。まるで筑波の定食屋で食べているようなしょうが焼きに感動。そしてごはんも、みそ汁も、日本の味。米粒がうまいなあ。
 
 
食後にデザート。グリルドバナナのアイスクリーム添え。上からチョコレートソースまでかかっちゃって、どこのビストロですか!またテーブルのライティングもいい感じ。
 

憎たらしいことに鉄板焼きコーナーには美女ぞろい。「ほら、そのほうが男性客喜ぶでしょ」とオーナー。ま、そのとおりなんだけど。極めつけはメニューにあった「久保田万寿」。一升で三万円弱。輸入したらそのくらいになるのは仕方ない。そのうち忘年会でぜひ飲もう。

ビール飲んで、定食食べて、デザート頼んで一人55元(800円)。他だったら100元くらいはする。うまくて安くて雰囲気もいい、なんてすばらしいんだ。これまで日本食を食べたいという友人にここだったら胸を張ってこれが日本料理だよって薦められる。今から次に何を食べようか楽しみだ。

Written by shunsuke

2009年8月31日 at 5:43 AM

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ピッツアを食べたくなったら渋谷へ行こう!

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今さら書くまでもないですが、僕は食いしん坊です。どんなものでも食べられるだけで幸せなんですが、やっぱりおいしかったり心がこもっていると幸せが口の中から身体中に広がってくるんです。
 
で、先週金曜日久しぶりに食べ物で幸せに浸ってしまいました。
 
何がそんなにおいしかったって、ピッツアですよピッツア。自給率あげるために米を食べんといかん!会社で麺を食べるたびに50代の上司たちからそんな説教を受けてるのだけど、パン食家庭に育ってしまった僕は小麦が大好き。そんでもって、その中でもやっぱりピッツアは別格なのです。
 
名古屋にいた時は大須のチェザリがあったけど、東京に来てから何度も気軽に通いたくなるお店には出会えていなかった。そんな中、波乗りピアニストジョージさんが全力でおすすめするピッツェリア、アル・フォルノへ行ってきたんです。
 
お店は渋谷駅の西口を出て歩道橋を渡ったすぐのところ。駅から歩いて三分、店内はカウンター席がメインで薪窯をぐるりと囲んでみんなでわいわい、初めて会った隣の人に思わず話しかけたくなってしまうような雰囲気です。そんなお店のロフトにある唯一のテーブル席で友人四人とおなかいっぱい食べてきました。ロフトからの眺めはこんな感じ↓
 
 
4人でおなかいっぱい食べ、ワインをボトル2本を飲んで心も身体もすっかりリフレッシュ。この日一番びっくりさせられたのは最後に出てきたりんごとハチミツ・シナモンのデザートピッツァ。薄めあっさり系の生地の上に薄く切ったリンゴをのっけて、はちみつを塗ってシナモンをかけるとできあがり。ピッツア生地とはちみつの組み合わせがやみつきになりそう。
 

 
今改めて振り返ってみると、他のピッツアがおいしい店と比べてさらに各段に味が違うわけじゃない。でもなんかおいしいんだよね。この日の生地の状態、焼き加減がちょうど僕好みだったのかもしれないけど、店と客との距離がとても近くて心がこもっていたからなんだと思う。料理は味だけじゃない。きっとどんな仕事にも言えるのだろうけど。
 
 
カウンターから見える薪窯はこんな感じ。こんな近くに窯なんて普通おきません(おけません)。こりゃ、魂こめて焼いてますよ。これを読んでピッツアを食べたくなったアナタ、ぜひ渋谷へ行ってみてください。

Written by shunsuke

2009年4月1日 at 11:55 PM

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「とんかつ太郎」を想う

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一昨日の昼、無性にかつ丼が食べたくなった。銀座のオフィスを出て有楽町まで歩き、友人からうまいと聞いていたガード下のかつ屋さんへ急ぐ。
 
僕はかつ丼が大好きだ。海外にいた時、食べたくなる日本食は?と聞かれたら、僕は迷わずかつ丼と答える。ちなみに二位はラーメン、三位はオムライス。ともかくかつ丼が好きなんだけど、そのきっかけはつくばで暮らしたことがある人ならよく知る「とんかつ太郎」(通称「太郎」)だった。
 
僕の太郎デビューは遅く、大学5年の秋のこと。「うめえかつを食べさせてくれる大将がいるんだよ、フィリピンパブの前に行こうぜ」最近めっきりテレビに出なくなった、やるせなすの石井ちゃんそっくりの先輩はそう言って僕をとんかつ太郎に連れていった。誤解がないように言うと、二人でフィリピンパブに行ったわけでなく、太郎は僕がアルバイトをしていたフィリピンパブのそばにあり、バイト前に行くにはちょうどよかったのだ。
 
「へい、らっしゃい!」店に入るとまるで寿司屋の職人のようなたたずまいの大将から威勢のいい声が飛んでくる。まずは前菜のポテトサラダ。まるでマッシュポテトのように柔らかくて甘いポテトサラダだ。そしてかつ丼。かつ丼用に薄く調理してちょっと甘めのタレが染み込んでいる肉に、タレが染み込んでもサクッとした衣。そしてシジミの赤だしみそ汁。すべてが完ぺきだった。
 
それから僕は週に一回はとんかつ太郎に通った。最初は一人で行けなかったのに、気がついたらいつの間にか一人でのれんをくぐって読売新聞持ってカウンターに座っている自分がいた(そう、太郎には読売新聞が置いてあった)。かつ丼だけじゃなく、ロースかつ、ひれかつ、串かつ、ミックス定食、どれもがうまかった。そして安かった。
 
次第に店の主人である大将と二言、三言言葉を交わすようになったが、かつを揚げている間は大将とはほとんど話すことはなかった。後で聞いたところ少しの音の違いで揚げ具合を聞きわけていたらしい。客がいるときにアルバイトの私語が多いとその場で叱る。かつ丼600円のお店で、それほど真剣勝負をしていたのだ。
 
そして太郎に通い始めて2年ちょっと経った確か2004年の秋、調査から帰ってきて店に行こうとしたら「しばらく休みます」との張り紙があった。どこか旅行にでも出かけたかなと思い、二週間後に行ったがまだシャッターはしまったまま。そのうち風の噂で癌で亡くなったとの知らせを聞いた。
 
あれから4年。僕は社会人になり、赴任、出張でいろいろな土地に行くたびうまいかつ屋さんを探して食べ歩いたが、まだとんかつ太郎を超える味に出会ったことがない。学生の時には気がつかなかったが、あの値段であれだけうまいかつを食べさせてくれていたのはものすごいことだったのかもしれない。
 
結局、有楽町のかつ屋もそれなりだったけど、かつ、みそ汁、付け合わせ、どれをとっても太郎を超える味ではなかった。もちろんコストパフォーマンスは言うまでもない。いつの日か太郎を超えるとんかつ屋さんに出会うまでメタボにならない程度にかつ屋めぐりをしていきたい。
 
皆さん、おすすめのとんかつ屋あったらぜひ教えてください。かつ好きな人、一緒にかつめぐりしましょう。

Written by shunsuke

2008年8月13日 at 9:32 PM

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