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Archive for the ‘2011/05 Venezuela’ Category

ベネズエラ旅行 Index

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ベネズエラ旅行:2011年5月1日~5月11日

■地図

■旅程
5/1 AC2 東京(NRT) 17:45 トロント(YYZ) 16:35
AC76 トロント(YYZ) 19:05 カラカス(CCS) 23:50
5/2 カラカス → プエルト・オルダス(Puerto Ordaz) → シウダー・ボリバル(Ciudad Bolivar)
5/3 シウダー・ボリバル → カナイマ(Canaima) → エンジェル・フォール(Salto de Angel)
5/4 エンジェル・フォール → カナイマ
5/5 カナイマ → シウダー・ボリバル →
5/6 → サンタエレーナ・デ・ウアイレン(Santa Erena de Uairen) → ボア・ビスタ(Boa Vista)
5/7 ボア・ビスタ → マナウス(Manaus)
5/8 マナウス → ボア・ビスタ → サンタエレーナ・デ・ウアイレン →
5/9 → シウダーボリバル → プエルト・ラ・クルス(Puerto la Cruz) → カラカス
5/10 AC75 カラカス(CCS) 0:50 トロント(YYZ)6:45
AC1 トロント(YYZ) 14:05 東京(NRT)15:50(+1day)

■日記
DAY1:中南米一危険な街カラカス
DAY2:飛行機乗り遅れて空港で待ちぼうけ
DAY3:初めてのセスナはビジネスクラス
DAY3:川をさかのぼってエンジェルフォールへ
DAY4:滝の真下で台風中継
DAY5: ギアナ高地とお別れ
DAY6: 陸路で国境を越え、いざブラジルへ!
DAY7: 水が集い人が行きかう場所、マナウス
DAY8: 青い空と白い雲、黒と茶色のアマゾン
DAY9: 車窓から見たベネズエラの大地
DAY10: 初春のトロント、がんばれアクザワさん!

20億年前の大地ってどんなところなんだろう?
ベネズエラとブラジルで感じたこと

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Written by shunsuke

2011年8月23日 at 1:27 AM

カテゴリー: 2011/05 Venezuela

DAY10: 初春のトロント、がんばれアクザワさん!

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カラカス発トロント行きの飛行機は、定刻どおり6:30に朝もやのトロントに到着。空港から見たトロントの街は大都会だ。トロントの象徴、CNタワーがひときわ目立つな。行きはほとんど時間がなかったけれど、帰りは8時間ほど時間があるので、トロントの街まで出てみることにする。

トロントの街は地下鉄とバスがつながっていて、乗り継いでいくことができるのでとても便利。さすが先進国!と感心した瞬間急に地下鉄が止まった。そしてその後は止まったり動いたり。地元っ子に聞いてみたところ、しょっちゅう止まるのだとか。せっかく便利なのに運行が残念だ。空港から1時間半ほどかけてKing駅に到着。しかしながら、なかなかすごくダイレクトな名前ですな。

地上に出て歩いてCNタワーを目指す。青空が気持ちいいけれど、着ている服がベネズエラ仕様なので、5月初旬のトロントはまだまだ肌寒い。特にビーチサンダルが足下から冷えてくる。しかたない、歩いて暖めよう。このあたりは古い建物が多くていかにも映画とかに出てくるアメリカの都市!って感じ。気がついたけどアメリカにはトランジットでしか行ったことがないので、北米の街を歩いたのはこれが初めてだ。

街の主要スポットにはこんな感じでレンタルバイクが置いてあった。初めて来た場所でもこうしてどうぞ乗ってくださいね!と自転車が置いてあったらうれしいね。おもてなしができているなあ。

以外と移動に手間がかかってしまったため、とりいそぎトロントのシンボルCNタワーに上ってみる。最初はたかが塔じゃないかと見くびっていたものの、上ってみるとなかなかどうして街の様子が一目で見られて面白い。

CNタワーのすぐ隣はトロントブルージェイズの本拠地、ロジャースセンター。

CNタワーとロジャースセンターにつながる道のそばでホットドッグスタンドがあったので昼ごはんを食べに寄ってみる。すると東洋人がやっているホットドッグスタンドだった。話してみると日本から来たアクザワさん。このスタンドの権利を買って半年ほど前からこの場所でスタンドをだしているとか。

「ずっとホットドックスタンドやりたかったんですよね。味では負けませんから!」そんなアクザワさんのホットドック(たしか2.5ドル)をいただく。注文を受けてからバンズとソーセージを焼いて焦げ目をつけがぶりと食べる。うん、うまい!ビルの合間を歩き、スタンドでホットドック。アメリカだなあ。皆さんもしトロントに寄る機会があったらぜひ彼のホットドックを食べてみてください。

その後、来た道を戻り14時のフライトで東京に戻る。エアカナダは初めて乗ったけれど、高カロリーな機内食とカップラーメンがそのまま出てきたことをのぞけば、機材が新しい上にスタッフの対応もよくて快適だった。中南米に行く時はエアカナダだね。

Written by shunsuke

2011年8月23日 at 12:53 AM

カテゴリー: 2011/05 Venezuela

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DAY9: 車窓から見たベネズエラの大地

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サンタエレーナ・デ・ウアイレンを19時に出たバスは一晩かけて北上し朝7時にシウダー・ボリバルに到着した。フライトは翌日未明の0:50発なので、まだまだ時間がある。カラカスのような危ない街で時間をつぶすのもリスクが大きいので、ここはゆっくりベネズエラの土地をバスから眺めながらカラカスへ向かうことにした。昨夜から何も食べていなかったので、まずはコーヒーとオレオで朝ごはん。

ベネズエラのバスは寒い。他の熱帯諸国同様、エアコンをこれでもかとガンガンにきかせるので、外に出たとたんレンズが曇ってしまっている。ちなみに地元の乗客もバスの中の寒さは熟知しており、みな毛布を持参して乗り込んでくる。

ターミナルでシウダー・ボリバルからカラカスまでのバスを聞いてみると、あまり直通バスは出ていないようだ。そこでまずはシウダー・ボリバルとカラカスの中間にある海沿いの街、プエルト・ラ・クルス(Puerto la cruz)へ向かうことにした。

ベネズエラを陸路で移動している間に気がついたこと。他の中南米諸国と比べて街と街の間に人間の生活の営みが感じられる風景が極端に少ないことに気がつく。だいたい広大な農園が広がっていたりするものだけど、ベネズエラで目にするのはほとんどがブッシュだった。ロンリープラネットによると、石油産業に極端に偏った産業政策の結果、ベネズエラでは人口の90%が都市部に集中してしまい、農産物も輸入に頼っているそうだ。雨と気温にこれだけ恵まれているのに、この土地の使い方はもったいない。

2時間半ほどで、プエルト・ラ・クルスに到着。海が近いせいか、これまでのベネズエラの都市とはひと味違って、明るい陽気な雰囲気の街だ。ターミナル付近で荷物を持ちながら歩いていると、ジューススタンドのおねーちゃんが話しかけてきた。「あら、日本人なの?中国人はよくビジネスで来ているけど、日本人なんて話したの初めてだわ」とのこと。

おねーちゃんが3VEF(0.4USD)でつくってくれたパパイヤシェークを飲みながら日本と中国の違いを説明する。僕らがコロンビアとベネズエラの違いがわからないように、彼女に日本と中国の違いを説明するのは難しい。次第にどうでもよくなってきた。

プエルト・ラ・クルスからカラカスまでは頻繁に乗り合いタクシーが出ているようだ。値段を聞いてみると、一人150VEF(18USD)。まあ、こんなもんだろう。ブラジルから来るとすべてが安く感じるなあ。声を掛けてきたドライバーについていくと、タクシーの駐車場にはクラシックカーばかりがずらりと並んでいた。えっ?これで行くの?大丈夫かな・・・

僕の心配をよそに60年代ものらしきシボレーは快調に飛ばし、3時間でカラカスに到着。南米でも指折りの大都会だけあって狭い盆地にビルが立ち並んでいる。

乗りあいタクシーのドライバーに空港に行く旨を告げて、タクシーが集まるParque los carabobo付近で降ろしてもらう。時間は午後3時半。かなり余裕があるので、この後のプランについてタクシードライバーたちに相談してみる。街の北にあるロープウェー(Teleferico)に登って、そこから直接空港に向かおうとしてみるが、なんとこの日は月曜日でロープウェーが休みだということが発覚。

そんな話をしている間にも近くに明らかにドラッグ中毒のトロンとした目の男がこちらをジロジロ眺めている。「もうすぐ暗くなるし、あんた悪いこと言わないからやめておいたほうがいいよ。ここはカラカスだよ」と、おばちゃんの説得力のある言葉に従い、このまま大人しくカラカスの空港に向かうことにした。でも、カラカスで何もしないのはもったいないので、ドライバーにカラカスで一番うまいとのハンバーガースタンドに連れて行ってもらうことにした。向かった先はParque Caraboboの駅前。東京で言えばオフィス街の近くにある日比谷公園みたいなところ。

18VEF(2.5USD)でチーズバーガーを注文、バンズとパテを鉄板でじっくり焼いて5分後にはおいしそうな特大のハンバーガーができた。遠近法でドライバーの顔より大きくなってしまっているけど、顔と同じくらいあるんじゃないかという大きさ。そしてジューシーな肉とベーコン、卵をパンがしっかり受け止めている。まるでハンバーガーのフルオーケストラ、カラカスいちも伊達ではない。これはマクドナルドとか行けなくなるな。

おなかが満たされたあとは一路空港へ。すり鉢状になっているカラカスの街は、盆地の一番低い場所に目抜き通りが走り、オフィスが立ち並ぶ。そして周囲の山のほうを見渡すと、一見してそれとわかる低所得者層の住宅が斜面にへばりつくようにびっしり建ち並んでいる。

中にはこんなカラフルな色の建物も。

標高1000mほどのカラカスの市街地から海沿いにある空港へはひたすら坂道を下っていく。夕暮れ時で、ちょうど夕日に向けて下っていくような道なのだけど、古いオートマ車な上エンジンブレーキをまったく使わないので怖い。

フライトの6時間前に到着。まだチェックインもできないのでバーでゆっくりしていると、椅子から立ち上がろうと右足に体重をかけた瞬間、ふと右足の親指に違和感を感じた。ごりごりする感じ。触ってみると右足親指の腹のところがなにやら硬くなっていて、中にちょうどBB弾くらいの直径4mmくらいのものが何か入っている。一回気になりだすと止まらない性質なので、針を焼いて消毒し足の皮を削ると、ポロンと何か卵のようなものが飛び出てきた。

日本に帰国後調べてみたら、寄生虫の一種スナノミの卵だった。

Written by shunsuke

2011年8月22日 at 12:56 AM

カテゴリー: 2011/05 Venezuela

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DAY8: 青い空と白い雲、黒と茶色のアマゾン

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この日は6時半に目が覚める。この時間なのにもう太陽はギラギラで容赦なく、目が覚めてしまった。今日はマナウスのハイライト、アマゾンクルーズ。8時に旅行会社のバスが迎えに来て郊外にあるボート乗り場へと向かう。10分ほど車で走り、ソニーやサムソンの工場を通り抜けると船着場に到着した。

他のツアーメンバーたち計8人でボートに乗り込み、いざアマゾンクルーズに出発!僕は半日だけだけど、他の人は日帰りから3泊4日までみんな思い思いの日程だ。このあたりではネグロ川、ソリエンモス川の二つの川がつくる広大な湿地帯が広がっており、周囲の人にとってはボートが大切な日常の足になっている。なので、ボートの燃料を補給するガソリンスタンドも川の上にある。

ボートの中でガイドがしっかりとこのアマゾン川について説明をしてくれた。ベネズエラ、コロンビアを源流とするネグロ川の水は、ギニア高地に降り注いだ雨が森を通って集まってきている。なので、川の水は森からしみ出したタンニンを多く含んだ黒い色。水温は28度と比較的高く、pH4.0-5.0の酸性のため、400種類くらいの魚類しか生息していない。ボウフラも生息が難しいことから蚊も少ないとのこと。

そうか!エンジェルフォールであれだけ森の中にいたのに全然蚊がいなかったのはそういう理由があったのか。ちなみに雨季の今は乾季の頃に比べると5mも水位が高くなっているらしい。

一方ペルーアンデスを水源とするソリエンモス側は、雪解け水が土砂を削りながら高山から流れてきている。そのためミルクコーヒーのような茶色で水温は22度と低く、pH8.0くらいの弱アルカリ性。栄養分を多く含んでいるため2,000種もの生物が生息しており蚊も多い。

森の中をゆったりと流れてきた温かいネグロ川と、高山から土砂を削りながら下ってきた冷たいソリエンモス川。この二つの川がマナウスから10kmほど下流に行った地点で合流する。だけど、水温、速度、pHが違う二つの川はなかなか混ざらず、合流後も50kmほど平行して流れていく。ちょうどウェブを調べていたらコチラのページに衛星写真があったので拝借。写真上から流れてきた黒い川と左から流れてきた茶色の川が合流後も平行して流れているのがよくわかる。

そんなガイドの説明を受けているうちに、次第に合流地点が近づいてきた。おもむろにガイドがボートのモーターを止めて前方を指差すと、これまで真っ黒だった川の流れの向こうに茶色の水が見えてきた!

船はゆっくりと黒い水から茶色の水に近づいていく。そしてまさに合流の瞬間、ピラニアに噛まれないように少しだけ手を入れていたらこれまでぬるかった水がとたんに冷たくなった。写真右がネグロ川、左がソリエンモス川。ここまではっきりと水の層が分かれてるんだ、自然ってすごいな。

船はソリエンモス川をしばらくさかのぼっていく。湖岸には木が多い茂り、空は青く雲は白い。気持ちいい。

しばらく行くと中洲の島にある集落へ着いた。上陸し、島のマーケットに向かうと見事にでっぷりと肉を蓄えた魚たちが売られていた。どの魚もでかい!どっちの川でとれたの?と聞くと「そりゃソリエンモスに決まっているじゃない。ネグロ川で誰も漁なんてしないわ」とのこと。

しばらく中州の島を歩くと、そろそろ空港に向かう準備をしなくてはいけない時間になってしまった。別の船に乗り込むと、中洲の島に住んでいる人たちをマナウスまで運んでいる船だった。おばちゃんも娘と一緒にマナウスへ買い物へ。

水位が上がっている雨季の今は乾季には中洲になっているような場所も水没している。ここは乾季にはアシが茂った中洲なんだろうな。

最後にマナウスの船着場の魚市場に寄る。ここにはピンクに腹を染めたピラニアもいた。聞くところによるとピラニアの肉はカジキの肉のようでとても美味らしい。今回は食べる機会がなかったけれど、いつか食べたいな。いや、食べるだけじゃなくて釣りもしたい。

これで4時間ほどのクルーズ終了。通常は短くても一日ツアーなので、特別に半日で頼み込んで60USD。とにかく不思議な合流地点をこの目で見られてよかった。ここから宿を経由して空港へ行き、ボアビスタ行きの飛行機に乗り込む。24時間にも満たない滞在だったけれど、マナウスは想像していた以上に魅力的な場所だった。

ボアビスタには定刻14時30分に到着。空港からタクシーで国境の街パカライマ行きの乗り合いタクシー乗り場まで行くと、こんな感じの乗り合いタクシーが待っていて人が集まり次第出発する。この時はなかなか最後の一人が集まらず15時ちょうどに出発。ここから2日前に来た道を再びベネズエラ国境に向けて走る。

僕が日本に帰る便は明日の夜にカラカスを出る。ベネズエラの国境の町サンタエレーナからの定期航空便がないことを考えると、今夜サンタエレーナを出発する夜行バスに必ず乗らなくてはならない。ということは絶対に今日中に国境を越えなければならない。たしか国境は17時には閉まるはず。ボアビスタがGMT-4:00でベネズエラがGMT-4:30だから、国境が閉まるまであと2時間半。われながらギリギリだ。

僕のお願いの効果もあって、ドライバーは常時120km/hで飛ばしていく。が、この日は乗客がみな国境まで行くのではなくて途中の街で降りることが多く、そのたびに止まって降ろし新しい乗客を見つけて止まる。何人目かの同乗者はフェルト帽がよく似合うインディヘナのおじちゃんだった。

ブラジル時間の17:15に国境に到着。無事にブラジル側のイミグレーションを通過してドキドキしながらベネズエラのイミグレーションに向かうと、まだ17時前なのにドアには鍵がかけられていて、係員はそっけなく「もう閉まったよ、明日来な」と一言。えー閉まっちゃったの!日本に帰れないよ!と、あーだ、こーだ係員に何とかならないかお願いしていると、建物からちょっとえらそうなおじちゃんが出てきた。おじちゃんにお願いすること5分、「理由はわかった。そんなに入国したいなら気持ちを見せてくれ、そうでなきゃ押さない」というので10USDあげたら喜んで押してくれた。安いものだ。

最大の難関を越え、無事にベネズエラ再入国。サンタエレーナからプエルトオルダスへの夜行バスにもすんなりと乗れ、一路カラカスへ戻る。明日は南米最終日だ。

Written by shunsuke

2011年6月20日 at 12:24 AM

カテゴリー: 2011/05 Venezuela

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DAY7: 水が集い人が行きかう場所、マナウス

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フライトは12時過ぎだったので、ゆっくり寝て前日車中泊からの移動の疲れをとる。初めてのブラジルの街をゆっくり眺めるのと、前日のタクシーがあまりに高かったため、2kmほどの道のりを歩いて空港に向かう。とはいえ、ここボアビスタはアマゾンの奥地に最近開かれた街。道はただっぴろく歩行者が少なくてあまり面白い街じゃない。車社会なのはよくわかった。

40分ほどかけて空港に到着。ここで携帯をホテルに忘れてしまったことに気がつく。飛行機乗り過ごしに続き何たる失態!急いでタクシーを捜して交渉するもどうしても40レアル(26USD)以下に下がらない。往復5kmくらいなのにそれは高すぎるよ・・・他に手段がないので仕方なく40レアルでお願いしホテルに戻ると、セニョーラが預かっていてくれた。ほっと一息。

26ドルで500ドルのiphoneが戻ったのだからよしとするか。ドライバーのおっちゃんもうれしそうだ。そりゃ20分くらいで40レアルも稼いだんだもの。

気を取り直してチェックインをし、まだ何も食べていなかったので空港のファーストフードでハンバーガーを頼む。ここでもハンバーガー、ポテト、コーラのセットが16レアル(11USD)。レアル高でここまで相対的に物価が高くなってるのか。

飛行機は時間どおりに離陸し、アマゾンの熱帯雨林の中を一路マナウスへと飛んでいく。ボアビスタを出発した当初は切れ目のない森だったのだけど、マナウスに近づくに連れて緑の森の中に茶色い道路が目立つようになってくる。こうして伐採と開発が進められていっているんだな。当初はバスで行こうとしていたボアビスタとマナウスの間だったけど、空からアマゾンの様子を眺められただけでも飛んだ甲斐があった。

マナウスの街に向けて高度を下げていくと、でっかい川が見えてきた。アマゾンの源流の一つネグロ川だ。川というよりも湖のような大きさ。ギアナ高地を源流とするネグロ川はカナイマで見たようにタンニンが溶け出して黒い水をたたえている。このネグロ川とアンデス山脈の雪溶け水を源流とするソリエンモス川がマナウスで合流して巨大なアマゾン川となって大西洋に流れていく。

マナウスは想像していたよりも大都会。砂漠の中に突然現れるオアシス都市のように、緑のジャングルの中に突然大きなビルが現れる。日本から移り住んだ日系移民たちもたくさんこの緑の砂漠を切り開き、街をつくっていったんだろうな。

マナウスへは定時に到着。飛行機を降りて15kmほど離れたダウンタウンに向かおうとタクシーを探すと、市内までは共通チケットになっており59レアル(40USD)を払って乗り込むと20分ほどでダウンタウンに到着。まあ15kmだし、この金額も納得。これと比べたらボアビスタ高すぎたよ。

マナウスの街に一歩踏み出すと、後部にでかいスピーカを積んだ車から流れ出てくるサンバのリズムが迎えてくれた。これまでのベネズエラとは明らかに違う。この明るいリズム、と明るい色使い。一気にテンションが上がってきた!

手ごろや宿に荷物を置き、今後のスケジュールを考える。帰りの飛行機は二日後の夜カラカス発。そしてマナウスからカラカスまでの直行便はない。ボゴダ経由やサンパウロ経由で調べてみても乗り継ぎが合わずにカラカスを出発する丸一日前、つまり明日の夜にマナウスを出発しなくてはならない。勢いでここまで着ちゃったけどうまくいかないな。

いや、ちょっと待てよ。たしかボアビスタからマナウスまで往復でチケット買っていたから、明日午後の便でボアビスタまで行き、そこからサンタエレーナで夜行バスに乗り継げば二日後の夕方にはカラカスに着けるではないか。陸路も空路も対して変わらない。となるとかなり散財したし、大人しく陸路で帰ることに決定。

そうと決まれば、マナウスにいられるのは明日の正午まで。それまでに帰ってこられる翌日のアマゾンツアーを予約して、さっそくネグロ川沿いに出かけてみる。19世紀、多くの移民たちが船でアマゾン川をさかのぼり天然ゴムの景気に沸いたこの地を目指してやってきた。その当時から変わらないネグロ川の夕日。

港近くの路上はそのままマーケットになっていて、お土産やから日用品、食べ物やの屋台が連なっている。アマゾンの大地で取れた色とりどりの野菜と果物も。話していたら「あんたベネズエラから来たんだって?ほうびにオレンジ一個あげるわよ、ガハハハ」とオレンジをもらってしまった。おばちゃんたちは皆底抜けに陽気だ。明日また同じ道を戻るんだけどね、と言ったらトマトももらえただろうか。

夕暮れのダウンタウンはものすごい人だかり。ちょうど週末ということもあって、思い思いにショッピングやグルメを楽しんでいる。きっと昼間寝ていてさっき起きてきたんだろう。

いよいよ夜が近づいてきた。黒かった水と青かった空がだんだん色が近づいていき、次第に同じ色になりながら闇に溶け込んでいく。日の入りから20分から30分後くらいのこの瞬間が僕は大好きだ。

お土産を探しながら歩いていると、陽気なおばちゃんが話しかけてきた。そんなおばちゃんの誘い文句に乗って大量のおみやげ購入。

そして最後はネグロ川のほとりで酔っ払いと夜風にあたりながらビールを飲んで夜が更けていった。ブラジル楽しいな。

Written by shunsuke

2011年6月13日 at 12:33 AM

カテゴリー: 2011/05 Venezuela

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DAY6: 陸路で国境を越え、いざブラジルへ!

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バスは順調にギアナ高地を駆け抜け、朝7時にサンタエレーナに到着。町というより村と言ったほうがいいくらいのビルも何もない小さな街だ。それでもギアナ高地で唯一歩いててっぺんまで登ることができるロライマ山があるので、ここを訪れるツーリストは多い。そんなツーリスト向けのカフェでツーリスティックな朝ごはん。もちろんプライスもツーリストプライスの35VEF(4.5USD)。

この街でまずブラジルのビザをとらなくてはならない。ブラジルは観光目的でもビザが必要なのだけど、日本で取ると預金証明が必要だったり面倒なビザがこの街では半日で簡単にとれてしまう。ブラジル領事館に向けて歩いていくと果物やのおばちゃんがおいしそうにオレンジを食べていた。話しかけると「ひとつ食べてきな」とオレンジを切ってくれたのでいただくと、熱帯の太陽をたっぷり受けた果実が最高においしい。おばちゃん、ありがとう!

そんなおばちゃんちの女の子。こんなキュートな女の子も30年くらいしたらおばちゃんみたくズデーンとなってしまうのか。

土地が違うせいか、街の規模が違うせいかシウダーボリバルよりも人々が気さくでのんびりしている。カナイマもそうだったけどやっぱり僕は都会よりも人々との距離が近い田舎が好きだ。特に中南米、アフリカはアジアに比べて都会と田舎の差が激しい気がする。この街は目抜き通りもこんな雰囲気でリラックスできるなあ。

20分ほど歩いて街の南端にあるブラジル領事館に到着。街の端から端まで歩いてもこのくらいの時間で歩くことができる街。肝心のビザは午前10時に申請して、午後1時に受取。費用は25ユーロなのだけど、公定レートで換算したVEFで支払うことができるので129VEFとなり、闇レートで換算すると17USDくらいになる。安い。

聞いたところによると、この街はロライマ観光で人が訪れる前は金とダイヤモンドの採掘で栄えた場所だったとのこと。今でも街のいたるところに「金、ダイヤモンド買います」の看板が立っている。

昼過ぎに無事にビザを受領し、街の中心から出ている乗り合いタクシーで10VEF(1.3USD)払い10kmほど南にある国境へ向かう。ベネズエラとブラジルのイミグレーションの間にベネズエラ政府が運営しているガソリンスタンドがあって、ベネズエラ価格のガソリンを求めてブラジルからの車が長蛇の列をつくっていた。ブラジルのガソリンは1.3USD/ℓくらいとのことだから、ブラジルのガソリン価格はベネズエラの30倍近い価格になる。

両国の国境にはブラジル、ベネズエラの国旗がはためいていた。国旗の下はガソリン待ちの間に記念撮影をするブラジル人たちであふれかえっていた。ガソリン入れに来たのか、観光しにきたのか。きっと両方か。

当たり前だけどブラジルのイミグレーションを過ぎると、スペイン語がポルトガル語になった。スペイン語で話しかけてもだいたい伝わるけれど返ってくるポルトガル語はよくわからない。それでも何とか1レアル=5VEFで両替し、イミグレーションのすぐ前から出ていた乗り合いタクシーに乗り、25レアル(17USD)でここから220km離れたボアビスタ(Boa Vista)に向かう。後からこれはたいしたことなかったと知るのだけど、一気に物価があがった感じだ。

ボアビスタまでの道のりは、熱帯林の二次林のようなサバンナの道をひたすら低地に向けて下っていく。ひたすらこんな感じの道を100km以上出してすっ飛ばしていくので気持ちがいい。

途中にインディヘナの居住区らしき場所もちらほら見かける。わらぶき屋根に煙が立ち上っていていい雰囲気だ。本物の生活空間なのか、休憩所のようなところなのかよくわからなかったけど、時間があれば寄ってみたかったな。

ボアビスタへは2時間ちょっとで到着。しかし、ここから目的地のマナウスまではまだ700kmもある。遠いな、アマゾン。バスターミナルで降り、当日のマナウス行きの夜行バスを尋ねるもすべて満席で、しかたなく空港へ行き翌日午後便を往復で190レアル(130USD)で購入。バスターミナルから空港、そしてホテルとタクシーに乗ったのだけどこれが40レアル(26USD)、「街で一番安いよ!」と言って連れてきてもらったホテルのシングルが一泊70レアル(46USD)。辺鄙なところだからなのかブラジルの物価、恐るべし。

Written by shunsuke

2011年6月5日 at 5:58 AM

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DAY5: ギアナ高地とお別れ

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二日連続飲み明かしてけだるい朝、今日も湿ったにおいで目が覚める。寝ぼけ眼でホテルのレストランに向かうと、白いプレートに乗った朝食が出てきた。ベネズエラ名物で、とうもろこしの生地からつくられたパンのような食べ物、アレパ。

このアレパをマフィンのように二つに割ってチーズと卵をはさんで食べると、これがうまい!食べ途中でちょっと汚い写真だけどのせちゃいます。

朝食時の一こま。スペインのSusanaとベネズエラのMonicaもさすがに疲れ気味。昼間かなり身体を動かしている上、連日3時まで飲んでいたらそりゃ疲れるよね。

カナイマでの最終日は、午前中にカナイマの街の目の前に広がるカナイマ湖周辺の滝をめぐるツアー。宿からバスに乗り込みカナイマ湖へ向かうと、牧歌的なカナイマの街のようすが目に飛び込んできた。ここの街はベネズエラの中でもとても特殊だ。窓にガラスがなかったり、部屋の扉に鍵がなかったりする。外部からのアクセスが限られているので、平和が保たれているんだろう。この後訪れたカラカスとの対比が印象的だった。そんな平和なカナイマ、いいところだったなあ。


カナイマ湖に到着して、10人乗りくらいのボートで湖に繰り出す。滝は連日の雨の影響ですごい水量。ものすごい音を立てて怒涛のごとく茶色の水が流れ落ちていく。流れ落ちる水が巻き上げる水しぶきで前がよく見えないくらい。

10分ほどボートに乗って対岸に到着。水着にビーチサンダル姿で歩き始めるとガイドのペドロが急に歩みを止めて、何かをつかんで僕たちに見せてくれた。何か黄色と黒の石のようなもの。よく見るとカエルだった。ここギアナ高地では20億年前に一つの大陸だったパンゲアが分裂した時の大地が残っており、外から断崖絶壁によって隔絶された世界だったため珍しい生き物が残っていると聞いていた。今いるカナイマは断崖絶壁の上ではないけれど、ここでも珍しい生き物が多く生息しているのだとか。

そして、またしばらく歩くと今度は滝の裏側を歩くことができる場所にやってきた。これまで表から見てきた滝の裏側は、大声で叫んでようやく会話が成り立つくらいのすごい轟音。目の前に続く道を頭から水をかぶりながら100mくらい歩いて滝を通過する。

最後に滝のそばで記念撮影するVenezuelanaのMonica。こんなセクシーな医者がいるならグラナダまで行って入院したくなるな。

あらためて滝の上から辺りを見渡す。いつそのへんからティラノサウルスが出てきてもおかしくない、そんな光景だ。恐竜がいた頃と対して景色は変わっていないのだから、それも当たり前だね。

昼前にカナイマの街に戻り、丸二日行動を共にしたメンバーともお別れ。ロベルトにモニカ、セルゲイ。みんないいやつだったなあ。ロライマ山の麓、サンタエレーナまで行く旅行者は結局一人も現れず、僕は来た道をシウダーボリバルまで戻ることになった。帰りのセスナからは、デプイに降り注いだ前日の雨がいたるところで滝になって流れ落ちているのが見えた。

こうしてエンジェルフォールツアーも終わり。シウダーボリバルの空港では今まさに飛び立った瞬間のセスナを真上から眺める貴重な瞬間もあった。

ここからカラカスに戻る同行者のH。僕はロンリープラネットで面白そうだったオリノコデルタかアマゾンまで行くか悩んだ結果、陸路でマナウスまで行くことにした。ちょうどシウダーボリバルの空港に入っているエージェントで聞いたらブラジルとの国境、サンタエレーナまでの夜行バスが70VEF(10USD弱)だったので、購入。

夜の出発時間まで時間があったので、夕暮れ時のシウダーボリバルの街を散歩する。通りはあまり歩いている人がおらず、家は高い壁と柵、分厚い門で仕切られている。やっぱりなんか殺伐としている。これは絶対夜に出歩きたくないな。

風邪気味のHにフルーツを、と思いスーパーマーケットに行ったらサッカーボールがないかわりに、グローブとボール、そしてバットが売られていた。そうか、ここは数々の名選手を生んできた野球の国だった。日本で活躍した人だとペタジーニとかカブレラもそうだったね。

夜はHとお別れをし、バスに乗って一路サンタエレーナ・デ・ウアイレンへ。

Written by shunsuke

2011年6月1日 at 7:29 AM

カテゴリー: 2011/05 Venezuela

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