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美しき悲劇の湖、バイカル湖

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ここ数年、比較的自分で休みを決められる仕事をしていることもあり、いろいろな場所を旅する機会に恵まれた。そうして訪れた国々でのすばらしい景色と現地の人たちとの出会いを通じて、自分が外の世界に何を求めているのかが少しずつだけどわかってきた気がする。

冷え切った身体に命を吹き込んでくれたキリマンジャロの朝日、10m先も見えなくなるような砂嵐のアルジェリアのサハラ砂漠で暮らすベドウィン、常に強風が吹きすさぶ高原でヤクを追うチベタンたち。暑いところ、乾燥したところ、高いところ、寒いところ。世界中の過酷な自然環境の中で暮らしている人たちの力強さに僕は惹かれていることに気がついた。

そんな折、友人がロシア転勤になった。仕事を始めてすぐ、名古屋でもがいていた頃を共にした友人で、南寧に会いに来てくれたりもした。僕もまだロシアに行ったことがなかったのでちょうどいい、彼を訪ねに行こう。そしてどうせロシアに行くなら飛び切り寒い2月に行こう。ということで、真冬のバイカル湖に行くことにした。

世界で一番深く透明度の高い湖、バイカル湖。思い返せば北海道に住んでいた5歳の時に摩周湖へ行き、これよりもっときれいな水をたたえた湖があるのかと驚いたのがバイカル湖を知ったきっかけだった。真冬は常時-20℃以下で時に-50℃にもなる。

湖に浮かぶ島(奄美大島くらいの大きさがある)には今でも狩猟採集を中心とした人々が暮らし、凍った冬のバイカル湖面には島に車で渡る人のために澄んだ氷の上に道路標識ができているらしい(以下こちらのサイトからのイメージ図)。

歴史を振り返ると、20世紀初頭にロシア革命の際に赤軍の手から逃れここまでやってきた白軍が、真冬のバイカル湖を渡ろうとして全滅したことがあった。凍死した数万の亡骸は翌年の春に氷が解けた後、1,600mの湖底に沈んでいったという。そんな悲劇の湖でもある。

そんな美しき悲劇の湖、どんな風景と人々との出会いがあるのか、今から楽しみだ。

●旅程
2/17 NH955 東京 1725 → 北京 2030
2/18 S7 510 北京 0435 → イルクーツク 0840
バイカル湖1泊2日のツアー、Olkhon島で民泊
2/20 S7 509 イルクーツク 0200 → 北京 0345
NH906 北京 1450 → 東京 1915

Written by shunsuke

2012年2月11日 at 11:12 PM

カテゴリー: 2012/02 Lake Baikal