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DAY1: 世界のハブ、ドバイ

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12月21日、定時に仕事を終え18日間の旅行に向けて成田へ出発する。今回は初めてのエミレーツ航空、年末年始のこの時期に北米経由便よりもだいぶ安く20万円ちょっとでブエノスアイレス往復チケットが買えたので、西回りで南米に向かうことになった。

エミレーツは話に聞いていた通り、各国からのCA、クルーが集まっていて、東京-ドバイの便でも英語、中国語、日本語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、韓国語など10ヶ国語以上に対応していて、驚いた。ドバイで降りる際に米国籍のCAと5分ほど話をしていたのだけど、「各国から集まったクルーがそれぞれの文化を持ち寄りつつ、英語を共通の受け皿にして互いの意見をぶつけ合って仕事をしている」との彼女の言葉が印象的だった。

彼女によると、120カ国からのクルーが働いているとのこと。多国籍企業とかグローバル企業とかよく聞くけれど、これほどバランスよく世界の国から人が集まっている国、企業も少ないだろう。UAEがもともと人的資源が少ないこともあるけれど、世界から人をドバイに集めてくるとの戦略を垣間見た気がした。

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もうひとつ感じたエミレーツ航空のすごいところが、どこのアライアンスにも属さずにこれだけ各国にフライトを飛ばして人をドバイに吸い寄せていること。スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドと3つのアライアンスのどこかに属する航空会社がほとんどの中、エミレーツは各個別の航空会社との提携にとどめて独自路線を貫いている。エミレーツ航空の目的が、航空会社として利益を上げることもそうだけど、トランジットを含めてドバイに人を吸い寄せることにあるからなんだと思う。

エミレーツはドバイ政府が運営している国営企業だ。そして元々石油で財を成したドバイは2000年代からドバイを観光立国にすべく、人を引き寄せる仕組みを生み出し続けてきた。世界各国とドバイを結ぶ便を充実させ、どの航空会社よりも早く最新の航空機を導入し、適度な価格で素晴らしいサービスを提供して、ドバイを通じて世界の人を結びつける。ドバイに人を集めるという国家戦略を実行させるための手段、それがきっとエミレーツ航空の位置づけなのだろう。旅行客にエミレーツを選択してもらいドバイに寄ってもらうよう、どこのアライアンスにも属さずに自らが世界のハブを目指す。そんなドバイとエミレーツ航空の野望を感じた。

ちょうどドバイは空港50周年だそうで、50年の変遷を写真で展示していた。30年前まで何にもなかったこの場所が世界のハブになっていくなんて、当時は誰も予想できなかっただろう。

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東京からドバイまでは12時間、2時間のトランジットの後さらにリオデジャネイロ経由でブエノスアイレスまで19時間、合計で33時間。南米は遠いぜ。

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Written by shunsuke

2013年1月7日 at 6:32 AM