Archive for 2月 2006
「単騎、千里を走る」
張芸謀監督、高倉健主演の『単騎、千里を走る』見た。
ストーリーは、中国の仮面劇を研究している学者の息子がガンにかかったことを知り、
高倉健が不仲だった息子の代わりに雲南へ、そして麗江へ
「千里走単騎」という劇を求めて旅する、というものだ。
映画としては、張芸謀と高倉健が興行をあまり考えずに、
「中国農村の人情」「親子」をテーマに好きな映画を作ったというものだろう。
そういう意味では、ストーリーも特にヤマがあるわけでもなく、
かと言って感動して涙が止まらないわけでもない。
万人受けはしない映画だと思う。間違いなく。
そういう意味では、近年「カネ」という価値基準しかなくなってしまっている中国への
強烈なメッセージとも受け取れる。
雲南に思い入れのある僕にとっては、十分楽しめた映画だった。
「もし自分がガンにかかって、父親が自分の足跡を辿るとしたら、
雲南へ行くのだろうな」そう思いながら見てた。
雲南の文化も自然に映画の中に散りばめられており、
高倉健以外のほとんどの中国人を実際の農民たちが演じているため、
そのまま雲南方言が使われていた。
「没事」が「マタス」に、去が「カー」に。
中国(とくに南部)に思い入れのある人は必見かと。
第一歩、そして決意表明
今日から始めようと思う。
日々、好奇心は磨耗する。
年とともに、心の中の「挑戦」へのハードルは高くなる。
オジサンになっても、おじいさんになっても、
自らの好奇心に誠実に挑戦を続ける。
そんな人間に私はなりたい。
これまでお世話になった人に対しても、
これまで迷惑をかけた人に向けても、
自分の気持ちを伝えていける。
そんな大人でいたい。