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Archive for 5月 2008

感謝のキモチ

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今週月曜に退院して五日、片腕ギプスの生活はなかなか大変だ。

まず着られる服が少ない。ひじまでギプスがはまっているので袖が通らず大きめの半袖しか着られない。

次に自転車に乗れない。というよりも術部を心臓より高くあげてないと鬱血してしまうのでなかなか出歩けない。右手を頭の上に乗せるのが基本ポーズだけど、頭の上に手をのっけたまま歩く姿ってかなりマヌケ。

そんな生活の中でもうれしいことがある。昨日パン屋に行ったら僕のギプスを見てさっと店員さんが寄ってきてトレイを持ってくれた上、パンを一個サービスしてくれた。タコ焼き屋では一パック丸ごとサービス。ほかにも扉を開けてもらったり、荷物を持ってもらったり。

こういう時だからこそ、そんな温かい心遣いが涙が出るほどうれしかった。それと同時に考えてしまう。逆の立場だったら自分が同じことができるかと。

世の中には自分の身の上に起こってみないとそのつらさや気持ちを理解できないことがたくさんある。今回ギプスをはめてみてつくづくそう思った。手足が不自由なことの大変さをわかっていたつもりだったけど、言葉通りわかっていたつもり。全然理解できていなかった。

あと二ヶ月もしたら手首は完治する。そしたら困っている人を見かけたらすっと手を差し延べられる、そんな余裕と思いやりを持っていよう。きっとそれが今回の件で助けてもらった人への感謝のキモチの表しかただと、そう思う。情は人のためならず、ってやつかな。

Written by shunsuke

2008年5月24日 at 11:33 AM

カテゴリー: キーンベック病

入院って退屈なもんです

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入院四日目、昼過ぎに大学の友人たち、そして会社の同僚が来院。単調な中、本当にうれしいお見舞いだった。皆ありがとう。

夜は遅刻魔K谷が置いていったスイーツ五人前、食べきれずに看護士さんたちと夜食会。病院勤務って大変だわ。そりゃあヤケ食いしたくなるのも納得。とりあえずK谷GJ!

今日の一冊:東野圭吾『片思い』、伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』

五日目、前日遅くまで本を読んでいたせいで寝ぼけ眼で起床。気温が上がってきたせいか、寝汗をかきギプスの中がかゆくなる。

今は、右腕がひじから手首まで50センチほどをすっぽりギプスで固定されている状態なんだけど、上から指を延ばしても下からほじくっても、なかなか中までは届かない。そしてよりによってかゆくなるのは指が届かないところなんだよなあ。ゴアテックスギプス、開発希望。

今日の出来事:洗濯物を乾燥機から取り出したら、女物の下着が…こっそり元のところに戻しにいくとみゆきさん(推定80歳)のものと判明。みゆきさん、赤のパンティ、チョーセクシー(字余り)

いよいよ明日退院、午後からさっそく仕事です。

Written by shunsuke

2008年5月18日 at 8:43 PM

カテゴリー: キーンベック病

入院便り

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入院五日目。退院が明日に迫ってきたので、ここらで入院便りを。

一日目、術後はゆっくり休もうと思ってたけど、半日ぐっすり寝たらすっかり回復。夜は思いがけない来訪にびっくり!Yちゃんお見舞いありがとう。赤福うまかった。

二日目、まだ右手をほとんど動かせず、横になるかテレビを見るか。ワイドショーにもすっかり詳しくなってしまった。この日のワイドショーネタ:そのまんま東が浅香光代にケンカを売られてさあ大変。

三日目、病院の食事の少なさと薄い味付けに我慢できず、近くのサンクスまで外出。黄色いTシャツに赤いハーフパンツ、それにギプスを巻いた右腕を頭の上にあげて歩いている姿は、金曜午後の名古屋のビジネス街にはミスマッチだった。この日のワイドショーネタ:そのまんま東、浅香光代に謝意示す
今日の一冊:開口健『サイゴンの十字架』、スタインベック『怒りの葡萄』

続く

Written by shunsuke

2008年5月18日 at 8:19 PM

カテゴリー: キーンベック病

手術終了!

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昨日無事に手首の手術が終わった。今は病院のベッドで腕を吊りながらおとなしくしてます。

前腕の骨(橈骨)を削って手首に移植しプレート固定、そして血管を手首の月状骨に通す。思ったより大変な二時間半の手術だった。

布で手術部分は見えないのだけど、ウィーンガリガリッて骨を削り穴を開ける音が聞こえる。そして手術が終わりに近づいた頃、局部麻酔が切れかけて、骨を削られる度に気を失いそうな痛みが襲った。まるで身体がバラバラになりそうな痛み。まあ、骨を削られいるわけだからその通りといえばそのとおりなんだけど、今思い出すだけで脂汗が出てくる。

ともあれ、無事に手術が終わりほっとした。あとはリハビリ頑張ろう。

Written by shunsuke

2008年5月15日 at 10:28 PM

カテゴリー: キーンベック病

手術と入院

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5月14日に右手首を手術することになった。

病名はキーンベック病。手首の手根骨は8個の骨で構成されているのだけど、その中のひとつ月状骨が壊死してしまう病気だ。原因は不明。何らかの圧力、細かい傷が原因で月状骨に圧力がかかり壊死したとのこと。名古屋の中日病院に5日ほど入院して、壊死している部分に血管を通すバイパス手術、そして月状骨への圧力を減らすため腕の橈骨を少し削る手術をする。つまりはちょっとバランスを戻してやるということになる。

2年前の春、ちょうど仕事を始めて北海道に行った時から痛くなり始めた。最初は「腱鞘炎だよ、ちょっと固定しておけば治るさ」と医者に言われ、一ヶ月ほどギプスをしていたら痛みは治まっていった。

その後、徐々にリハビリを始めていったのだけど、なかなか手首で何かが引っかかる感覚と硬くなっている感じがひいていかない。次第に回復していくどころか痛みもひどくなり始めた。最初は手をつくのが痛くなり、腕立て伏せができなくなった。次第にモノを持つのも苦痛になり、字を書くのも困難になっていった。

これは腱鞘炎じゃないなと思い始めて去年の夏あたりから名古屋近辺の色々病院をあたっていったのだけど、なかなか症状がわからなかった。キーンベック病と診断されたのは今年の3月。レントゲン、MRをとって手首の手根骨の一部に血液がいかなくなり壊死しているのが確認できた(写真の黒くなっているところが手根骨、MRIで見ると血流が悪くなって黒く映っている)。

仕事を始めてからこの二年間、常に手首の痛みと共にあった。目の前の仕事をこなすためには痛みを我慢しなくてはいけない時もあり、手首の痛みのため野球も、ビリヤードもできなくなった。そして何より、何で痛いのかがわからなかったのが一番辛かった。今も原因はわからないのだけど、手根骨が壊死しているということがわかっただけでも楽になった気がする。

手術をしても以前のように戻るわけじゃない。だけど、これ以上の悪化は止められ、術後の経過次第で運動も問題なくできるようになる可能性があるらしい。きっと大変なリハビリになると思うけど、思い通り動かせるようになれる日を希望に頑張りたい。

Written by shunsuke

2008年5月11日 at 10:03 PM

カテゴリー: キーンベック病

青い海と戦車

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連休の前半、5泊6日でサイパンに行ってきた。人生初のツアー旅行、そしてビーチリゾート。プライベートでバックパックじゃなくてスーツケースを片手に海外へ行ったのも初めてだった気がする。

前半はダイビング。ラウラウビーチ、オブジャンビーチ、グロットと二日間天気に恵まれていて絶好のコンディションだった(とインストラクターは言っていた)。中でも外海と二つの穴でつながっている洞窟、グロットは素晴らしかった。写真はオブジャンビーチ。

急な階段を下り、天然のプールに飛び込むとそこは透明度40m近い青の世界。何層もの青と、穴から差し込む光が作り出した光景はただただ幻想的だった。いや、正直に言うともっと的確に表現したいのだけど、幻想的という陳腐な言葉しか浮かんでこない自分がもどかしい。もし叶うのならば三島由起夫を連れてきてグロットに潜らせたい。そして思う存分美しさを語ってほしい。かえすがえすも水中で撮れるカメラを持っていなかったのがもどかしい。

残り二日はヒストリカルツアー、そして最終日はビーチでゆっくり。サイパンは第二次大戦でも激戦地となったところでもある。この島が陥落したことによりB29での日本本土への爆撃が可能となり本土空襲が始まったという。空港のそばに旧日本軍の戦車が集められてあったのだけど、日本人観光客(僕もだけど)を大勢乗せて降り立ってきた飛行機と60年前に同じ日本人が乗って戦った戦車、この二つのコントラストが印象的だった。

 

それにしてもサイパン、どこに行っても日本語が通じる実に便利なところだった。島民の収入の多くを日本からの観光客に頼っているのだろう。そしてもう一つ、バブルの過剰投資のツケか相当さびれており、廃墟同然のようなホテルも見かけた。日本にとって敗戦の象徴のような島の経済が日本人によって左右されているのも複雑だけど、今後は中国人観光客で第二の海南島みたくなっていくのかもしれない。そうだとしてもくれぐれもサイパンの美しい海に「カー、ペッ」とタンをはくのだけはやめてほしいなあ。

Written by shunsuke

2008年5月6日 at 5:10 AM

カテゴリー: 旅行

命の息吹

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撮りためたまま放っておいたデジカメを整理していたら、二週間ほど前の御在所岳に登ったときの写真が出てきた。三重と滋賀との県境、鈴鹿山脈の1200mほどの山なんだけど、意外なほど急峻な道を登る途中に咲いていた花が印象的だった。

道端に咲いていた小さな花なんだけど、松の枯れ葉が敷き詰められた地面からにょきっと出ている。その姿がとても美しかった。冬が終わって春になる、この瞬間にしか見れない光景。まさに春、生命の息吹っていう表現がぴったりくる瞬間だった。

実は正直なところ山登りが大好きってわけじゃない。疲れるし、めんどくさいし。だけどなぜだか時々無性に山に登りたくなるのは、きっとなんかこう自分と自然とがつながっている、生きてるって実感するからなんだろうな。

Written by shunsuke

2008年5月3日 at 12:52 AM

カテゴリー: 旅行