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Archive for 11月 2011

フルマラソンまであと31時間

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年始に勢いで抱負として口に出してしまったフルマラソン完走。当初は12月4日のシンガポールマラソンに出る予定だったのだけど、色々あって今週末のつくばマラソンを走ることになった。

年初に思い立つもなかなか行動に移せず、本格的に走り始めたのは9月になってから。最初は5kmもひいひい言っていたのに、ゆっくりとだったら10km、20kmと距離を延ばしていけるようになってきた。

最初はただ身体のコンディション維持のための手段だったのに、同じようなモチベーションを持っている仲間と知り合い走っていくにつれ、どんどん距離を延ばしていくことが楽しくなってきた。不思議だね、ただ走るだけなのに。

走っているとくじけそうになったり、もうこの辺でやめておこうかなと思うことばかり。そんな気持ちを奮い立たせこれまで経験したことのないスピードや距離にたどり着いたとき、何かこれまで見えなかったものや感じることのできなかった世界にたどりつける気がするんだ。くさいことを言うとそんな楽しさに気がつき始めた。

明日は半月板を手術している両膝が途中で痛み出すかもしれない。3年前に薄利骨折した右足首がおかしくなるかもしれない。だけどどんなことがあっても最後まで走ろうと思う。できれば4時間30分くらいで走りたいけど、とりあえずまずは完走を目標にね。

レーススタートまであと31時間、最初の関門は明日の結婚パーティで酒を飲まないことだな。

Written by shunsuke

2011年11月26日 at 2:27 AM

DAY2: 100兆ドルを手に入れた

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バンコクからヨハネスブルグまでは11時間のフライト。東京からバンコクのフライト同様に居心地のよいサービスでリラックスできた。機内の8割くらいはタイでのバケーションから戻るらしき南アフリカの人だったけれど、白人ばかりだった。ちなみに南アフリカの白人系比率は10%以下。飛行機に乗ることができるのがどういう層なのかがよくわかるよね。

飛行機は定刻どおりにヨハネスブルグ到着後、ここで合流するはずだったLからショートメールが入っていて、なんと乗り継ぎ先のシンガポールで乗り遅れたことが判明。シンガポールからヨハネスブルグ便は1日1本だけなので、翌日到着になるだろうLを置いて目的地のビクトリアフォールズへ向かう。L、ごめんね。

トランジットエリアで手続きをしようとすると”Welcome to Joburg!!”と黒人のスタッフが寄ってきて、懇切丁寧にトランジット便のBAカウンターまで連れて行ってくれた。ラッキーと一瞬思うも、カウンターに到着するなりチップを露骨に要求され仕方なく2ドル払う。見渡すとトランジットエリアでたくさんの黒人スタッフが同じような業務についていた。

乗り継ぎ便までの時間、ラウンジでひと休憩しているとテレビでラグビーのワールドカップが流されていた。ちょうど南アフリカの試合をやっていて、南ア人らしき方々が大盛り上がり。点が入るたびにワオ!やイエス!とラウンジは興奮のるつぼに包まれる。僕も一緒になって見ていると、プレイヤーはほぼすべてが白人、そしてラウンジで盛り上がっている人たちも21人のうち19人が白人だった。仕事やスポーツ、居住空間でうまく分けられている社会なんだということを少し垣間見た瞬間だった。

ヨハネスからビクトリアフォールズまでの飛行機は窓際からゆっくり景色を眺める。どこまでも広がるカラッとした大地でぜいたくな土地の使われ方がされていた。まるでミステリーサークルのような畑が印象的。機械でぐるぐる回るように収穫するから畑が丸いんだよね?

午後1時、東京を出て28時間後にビクトリアフォールズ到着。ジンバブエにとって、貴重な外貨の獲得ができる観光地だけあって、空港は小さいながらもこぎれいな建物だった。

イミグレでのアライバルビザの取得に一時間半ほどかかり、14時過ぎにジンバブエ入国。空港に迎えに来ていたホテルの車でビクトリアフォールズの街に向かう。今回の目的地のひとつ、ビクトリアの滝ジンバブエとザンビアの国境沿いを流れるザンベジ川が長年かけてつくりあげた峡谷を流れている。ちょっとややこしいのだけど、その滝のジンバブエ側にビクトリア・フォールズという街があって今回はそこに三泊する。僕を乗せた車はザンベジ川沿いの低地に向けて坂をゆっくり下っていく。この辺りの降水量は年間200mm前後、周りは低木が茂るブッシュになっていた。

空港から街までは30分ほどで到着。その間、ほとんど人の営みがみられなかったのが印象的だった。今回泊まる宿、Villa Victoria、こんな感じの家族経営のプチホテルがたくさんあって、宿には困らない。

もうこの時点で15時近かったので、この日はゆっくり時差ぼけを解消することにした。ホテルについていたプールで泳ぎ、紅茶を飲みながら読書。夕方、街を歩いてみる。ビクトリアフォールズの街は、15分くらいで街の端から端まで歩けてしまうほどの小さな街。きっとこの場所に観光客が押し寄せるようになるまでは何もなかったんだろうな。

ジンバブエと言えば、数年前にものすごいハイパーインフレが起きたことと、長いこと独裁(と言われている)体制をしいているロバート・ムガベで悪名名高い国。1980年の導入時はジンバブエドル(ZWD)米ドルのレートが、ZWD 0.68 = USD 1.00だったのに、2005年以降の金融政策の失政でハイパーインフレーションに見舞われた。

wikiによると、年率2億%を越えるインフレにより3度のデノミも効果なく、ひどい時には24時間で物価が2倍になるような状態になっていった。結局、2009年からジンバブエ政府はジンバブエドルの発行を停止して、僕が訪れた2011年9月も街中で流通していたのは米ドルだけだった。そして、街を歩くと”Hey man!”ともう価値のなくなったジンバブエドルをお土産に買ってくれとかなりしつこく売り込まれた。僕もお土産代わりに10数枚の紙幣、計130兆ジンバブエドルあまりを5ドルで購入。最高額紙幣、Hundred Trillion Billはさすがに少し高かった。

このお札、ゼロが14個。苦労して稼いだお金が何の価値のないものになってしまう、国民からしてみたらやってられないよね・・・きっとそんな気持ちでお土産として購入した人も多いんじゃないかな。それでも、出会って話した人たちと会話すると、ムガベ大統領を責める人は一人もいなかった。1980年代に医療と教育を全土に行き渡らせ、「ジンバブエの奇跡」と呼ばれた安定した社会を築いた彼の功績を讃える人がほとんどだった。外から見た印象と中の人に聞く感想、こうも違うと面白いね。そんなことを話していたらいつの間にか夕日の時間になっていた。

このジンバブエの姿が、いつかの日本の姿になりませんように。でも備えだけはしておこうと、心から思ったよ。明日はいよいよ滝に行ってきます。

Written by shunsuke

2011年11月10日 at 11:33 PM

カテゴリー: 2011/09 Southern Africa