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DAY6: グッバイ、ウシュグリ

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朝、6時に起きて朝もやの村を歩くも、霧が濃くてほとんど視界ゼロ。8時くらいになると霧も晴れ、朝日を浴びた村のようすが浮かび上がってきた。これでウシュグリの景色も見納めだ。いつかここにはまた来たいな。50家族ほどが暮らすウシュグリ村、Ninoの話によると最近ではここを拠点にトレッキングに来る人も増えてきているようで、メスティアからウシュグリまでの道を舗装する話もあるらしい。5年後、10年後には、どんな風になっているんだろう。

8時過ぎに一晩お世話になったNinoの親戚の宿をあとにする。70歳過ぎのばあちゃん手作りのジャムや手料理がおいしくて、息子、孫たちも対応がよくアットホームで快適な宿だった。その分しっかりとるけどね。ともかく、ばあちゃんの手料理に感謝、ありがとう!

昨日来た道を再び4WDで戻る。朝方の霧が嘘のように晴れ、青空と雪そして緑がきれいだ。

11時過ぎにメスティアに到着。スワネティですっかりお世話になったNinoともお別れだ。彼女は普段、メスティアの役所で働く公務員で、旦那や親戚がこのNinoの家や他のビジネスを手伝っている。この先はウシュグリとメスティアとトビリシをつなげて、トレッキングの手配とかもやりたいと話してた。たくましいね。

ちょうど昨夜同じ宿に泊まっていた旅行者が、乗っていた車をそのままマルシュートカとして貸しきってズグディディまで行くというので、15ラリ(800円)で便乗して乗せてもらうことにした。途中、ドライバーがグルジアで何番目かに高い山、Mt.Ushbaが見えるポイントで停まってくれた。コーカサスの峰はどれも鋭く、山好きをぞくぞくさせる形をしているな。

行きは登りに加え、たびたびのビール休憩のためゆっくりだった道のりも帰りはあっという間に3時間足らずでズグディディに到着。メスティアから高度を下げていくと次第に濃い緑の針葉樹が減り、広葉樹の若葉の割合が増えていく。この季節は新緑が鮮やかだ。

ここでグルジア西部のもうひとつの見所、古都クタイシに行くリチャードや他の旅行者と別れ、トビリシに戻ることにした。これで、今日戻って明日アルメニアに行けばタテヴの教会にも行くことができる。ちょうどズグディディからトビリシに向かう乗り合いバス、マルシュルートカがあり18ラリ(1000円)で乗る。

トビリシへは4時間ちょっと、夜8時前に到着。ウシュグリからトビリシまで一日で来たのは、がんばったぞ。前回トビリシで泊まったSkada Veliのオーナーに電話すると今日も空いてないけど、また階下の住人のところに泊まればいいよ、と手配してくれた。Mr.ビーン、ほんと感謝です。

Written by shunsuke

2012年8月20日 @ 1:37 午前

1件のフィードバック

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