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DAY10: 再びオヤジたちの巣窟へ

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旅も10日目。7時にぱっちり目が覚め廊下を歩いていると、お気に入りのSabraスタッフの女の子が「ボンジュール、ムシュー」と笑顔であいさつ。そしてすぐに朝食を用意してくれた。ここのホテル、最高。お腹を満たしたあとはグランモスクに入場できる共通券を購入し、シディ・サハブ霊廟に向かう。モハメッドの同志であったシディ・サハブを祀ったこの霊廟のアラベスクは、マグレブいち美しいときいていたけれど、その評判にたがわぬ美しさ。

アラベスク、そしてモスクのドーム。緑の色使いが印象的だった。

いやいや、アラベスクだけじゃなくて天井もすごい。

いやいや、全てが美しい。

廟の中で番をしていた老人。40年以上毎日この霊廟に足を運んでいるとのこと。40年間、ここで何を見てきたんだろう。

シディ・サハブ霊廟を後にして、アフリカ一のモスク、グランモスクに向かう。この日は三日前のように風が強い日で、周りの砂が舞っているのかどことなく空にぼんやりもやがかかったような天気だ。金曜日のせいかモスクには人がほとんどいなくてこの空間を独り占めしたような気分だった。

周囲の回廊を支えているのはローマやギリシアの遺跡から拝借してきた円柱たち。他の遺跡から持ってきただけあって色、デザイン、一つたりとも同じものがない。しかしこれだけの円柱をこの内陸の街まで持ってくるのは大変だっただろうな。

この扉の奥はお祈り部屋。ムスリムしか入ることができない。何から何までシンメトリーだ。

入ることはできないけれど、見ることはオッケー。おお!これはすごい。ここの円柱も拝借モノだ。

ここはイスラム第四の聖地。マグレブ諸国からの巡礼者があとを絶たない。

モスクでぼーっとしていたら、気がついたらもう12時。今日は18時にチュニスでツクバの友人Nちゃんと待ち合わせをしているのだ。ルアージュをつかまえると、高速を飛ばし2時間半でチュニスに到着。無事にホテルでNちゃんとその友だちCちゃんと合流。

そしてチュニスに到着した日に行ったチュニスの居酒屋、トントンヴィルに向かう。この日も店は大盛況、そしてやっぱり男だらけ。トントンヴィルのマスターはしっかり覚えてくれていて、店の奥の席を用意してくれた。

3時間ほど飲んで食べて3人でワインボトル2本。結構飲んだ。そして途中から写真もまったく撮ってないので、何を食べたのかもよく覚えてない。唯一記録に残っていたアサリの酒蒸し。白ワインがきいていておいしかった。って、酒使っていいのかよ。ま、ここじゃみんな飲んでいるからいいのか。

だけど、前回は1名だった日本女子が2名に倍増して店中のオヤジたちが大興奮だったのははっきりと覚えている。

明日はチュニジア最終日。NちゃんCちゃんとカルタゴ&シディ・ブ・サイド観光です。

Written by shunsuke

2010年3月5日 @ 6:31 午後

カテゴリー: 2010/02 Tunisia

2件のフィードバック

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  1. チュニジアは結構自由な国なんですね。外国人とはいえ、女性がそれだけ動いて回れるんですから。モスクの写真はすばらしい。いつ見てもアラベスクは圧倒するものがある。諸方から集めてこられて柱と言うのも面白い。

    裕子

    2010年3月6日 at 1:33 午前

  2. チュニジア、アラブの中では一番自由なのではないでしょうか。距離、文化的にヨーロッパに一番近いですね。モスクも教会も、お互いの美を利用しあっているのが面白いです。

    Shunsuke

    2010年3月7日 at 3:41 午前


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